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詩のご紹介 384 まつぼっくり(小黒恵子詩)

 今日は、まつぼっくり(まつぼっくりの会 発行)に掲載されていた詩をご紹介します。
 まずは、「まつぼっくりの会」についての記載をご紹介します。

「まつぼっくりの会」について
  こどもたちのためにいい本をつくろう ― すこしばく然としていますが、そんな目的をもって、まつぼっくりの会は、一昨年(註:1967年)発足しました。
  会の主旨は、次のとおりです。
     ・こどもたちに愛されるいいうた(童話を含む)をつくる。
     ・こどもたちに夢をいだかせるいいうたをつくる。
     ・こどもたちの心に残るいいうたをつくる。
     ・たくましいこどもを育てるいいうたをつくる。

  まつぼっくりの会は、毎月一回、定期的に作品研究会を行い、年に四回『まつぼっくり』を発行します。
(註:1969年以降、年に四回は発行されておらず、『まつぼっくり15』では、機関誌「まつぼっくり」を発行しています。
となっており、下記の 定期購読・・・も記載されていない)
  『まつぼっくり』の定期購読ご希望の方は、1年分600円をまとめて
    東京都杉並区浜田山●~●~●
      ●●方 まつぼっくりの会(〒166)
  までお送りください。送料は会で負担いたします。また、会則をご希望の方は、ご遠慮なくお申し越しください。
  なお、会では、児童詩、児童画など、読者の作品投稿をお待ちしています。(住所、氏名、年齢を明記するようおねがいいたします)。

まつぼっくりの26  巻末

「まつぼっくりの会」について
  まつぼっくりは昭和四十二年に第一号を発行してから三十年になりました。仲間たちも色いろな出発をしてくれてうれしいかぎりです。当初のモットーは次の四つでしたが今も変わりません。
・こどもたちに愛されるいいうた(童話をふくむ)をつくる。
      ・こどもたちに夢をいだかせるいいうたをつくる。
      ・こどもたちの心に残るいいうたをつくる。
      ・たくましいこどもを育てるいいうたをつくる。
◎同じ志をお持ちの方はどうぞ   会費一五〇〇円/月

季刊日本童謡秋季号(第3巻第11号)P24より 

「まつぼっくり」26 1998(平成10)年11月20日発行
 ・つくられたひる……立石 巌
 ・びっくり ビッグ ビッグツリー……小黒恵子
 ・ねこのいる日なた……赤岡江里子
 ・おやつの時間……高木あきこ
 ・右足……やなぎまち てるこ
 ・ネコ毛の雨……はやし あい
 ・雨の山行……すずき きよこ
 ・みんな ぼくの……すぎやまきんぞう
 ・こぶた こぶた……浅田真知
 ・柿の実の落ちた先……高橋吉子
 ・家族……わたなべ としこ
 ・赤とんぼ……立石 巌
 ・ネコと少年(お話し)……藤代たけし
 ・まぶしかった日(お話し)……下田幸子
 ・囲炉裏と火吹竹(お話し)……由井逞水
 ・ねむるねこ(お話し)……あま・や
 ・時間……すぎやまきんぞう
 ・隠岐の牧畑……赤岡江里子
 ・なないろチョコレート……岡崎智恵子
 ・みちくさ……やなぎまち てるこ
 ・鳶……立石 巌
 ・コロちゃん……山崎健司
 ・チョコレートの日……赤岡江里子
 ・イメージチェンジ……すずき きよこ
 ・犬……立石 巌
 ・パッパッ パセリ……はやし あい
 ・ラッコの赤ちゃん……立石 巌
 ・「天使の翼貝」に寄せる、いのちのいろは歌……高橋吉子

                       小黒恵子 詩
びっくり ビッグ ビッグツリー

大きな木って すてきだね
なん百年も 生きているから
なんでもしって 王さまだ
ものしりはかせだ すごいんだ
ほら なんでもきいてと よんでるよ
びっくり ビッグ ビッグツリー

大きな木って りっぱだな
なん百年も たちんぼしてる
象さんみたいな おなかして
みどりのパラソル ひろげてる
ほら クイズをしようと まってるよ
びっくり ビッグ ビッグツリー

大きな木って すばらしい
なん百年も 空とあくしゅだ
地球にあしを ふんばって
小鳥のホールだ 合唱だ
さあ みんなでたのしく 歌おうよ
びっくり ビッグ ビッグツリー

まつぼっくり 26(1998.11.20発行)

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回も、「まつぼっくり」(まつぼっくりの会 発行)から、小黒恵子作品をご紹介します。(S)


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