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詩のご紹介40 シツレイシマス(小黒恵子作) ~シツレイシマス

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
 童謡集「シツレイシマス」の作品をご紹介していきます。
 今回の詩は、「シツレイシマス」です。

 「童謡集:シツレイシマス」については、下記をご覧ください。

シツレイシマス
~シツレイシマス 「Ⅰ シツレイシマス」より~
小黒恵子作

シツレイシマス --
朝から晩まで シツレイシマス
それだけじょうずな 九官鳥
おかげでみんなが シツレイシマス
すっかりうつって シツレイシマス
こねこのまえを とおるにも
やっぱりいっちゃう シツレイシマス

コマッテシマウ --
ちょっとくびまげ コマッテシマウ
このごろおぼえた 九官鳥
おかげでみんなが コマッテシマウ
すっかりうつって コマッテシマウ
だれかとおはなし していても
なんどもいっちゃう コマッテシマウ

この作品は、「童謡集 ホラ 耳をすまして」~Ⅵ ハダシと ハダカ~「モンキーパズル」「小黒恵子 こどものうた選集 うたのパレット」にも掲載されていますが、詩が少し(?)異なっています。

 ■「童謡集 ホラ 耳をすまして」バージョン:

シツレイシマス
~ホラ 耳をすまして 「Ⅵ ハダシと ハダカ」より~
小黒恵子作

シツレイシマス
ちょっぴりきどって シツレイシマス
朝から晩まで なんどでも
ひとりでおしゃべり 九官鳥
パパがこのごろ まねをして
毎あさ靴を はくときに
へんなあいさつ シツレイシマス

シツレイシマス
すっかりきにいり シツレイシマス
朝から晩まで なんどでも
おちゃめな黒んぼ 九官鳥
ママがこのごろ くせになり
子ネコの前を とおるにも
おじぎをしながら シツレイシマス

シツレイシマス
おおきな声だし シツレイシマス
朝から晩まで なんどでも
とくいになってる 九官鳥
ボクもこのごろ とんちんかん
バナナの皮で すべっても
ころげたとたんに シツレイシマス

 ■「モンキーパズル」バージョン: 

シツレイシマス
~モンキーパズル Ⅱ~
小黒恵子作

シツレイシマス
ちょっぴりきどって シツレイシマス
それだけじょうずな 九官鳥(きゅうかんちょう)
パパがこのごろ まねをして
毎朝くつを はくときに
へんな挨拶(あいさつ) シツレイシマス

シツレイシマス
朝から晩(ばん)まで シツレイシマス
ひとりでおしゃべり 九官鳥
ママもすっかり くせになり
子猫(こねこ)のまえを とおるにも
おじぎしながら シツレイシマス

シツレイシマス
大きな声だし シツレイシマス
とくいになってる 九官鳥
ぼくもやっぱり くせになり
じぶんの服(ふく)を きるときに
ちょっと言っちゃう シツレイシマス

シツレイシマス シツレイシマス
           アッ アー

 ■「小黒恵子 こどものうた選集 うたのパレット」バージョン:

シツレイシマス
作詞:小黒恵子  作曲:宇野誠一郎

シツレイシマス
ちょっときどって シツレイシマス
ぼくはまねっこ きゅうかんちょう
あさからばんまで まねしていたら
へんなくちぐせ なおらない
おはよういおうと おもっていても
やっぱり いっちゃう
シツレイシマス ア ア
シツレイシマス ア ア

シツレイシマス
ちょっとくびまげ シツレイシマス
ぼくはまねっこ きゅうかんちょう
このごろみんなに うつってしまい
なんだかおかしく なってきた
まねしたことばを まねされちゃって
あっちでも こっちでも
シツレイシマス ア ア
シツレイシマス ア ア

シツレイシマス
ちょっとかわいく シツレイシマス
ぼくはまねっこ きゅうかんちょう
いちにちなんども あんまりいうと
おつむがへんだと おもわれる
おやすみいおうと おもっていたら
やっぱり いっちゃった
シツレイシマス ア ア
シツレイシマス ア ア ア ア

 それでは、耳からもお楽しみください。

 朗読:公文 理恵

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 次回は、「ひつじの子」(童謡集:シツレイシマス)です。(S)

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