詩のご紹介212 みのむし(小黒恵子作) ~うたのパレット~


 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今日の詩は、みのむし「うたのパレット ~こどものうた選集~」です。(湯山昭作曲) 

「うたのパレット」は、小黒恵子さんの全75の詩に、たくさんの作曲家の方が曲をつけています。ここに載っている詩は、童謡集「シツレイシマス」や「ホラ耳をすました」ですでにご紹介している詩もいくつか含まれていますが、この「うたのパレット」で発表されている詩もたくさんあります。
「うたのパレット」には「ちいさいひとのために」(66曲)と「すこしおおきいひとのために」(9曲)と二つにわかれています。

「うたのパレット」の中には、今まで、他の詩集の中で紹介されている詩も含まれています。今日の詩「みのむし」をご紹介する前に、「あきのきかんしゃ」(高木東六作曲)「あかとんぼ」(中田喜直作曲)の2つの詩をご紹介します。

ちいさいひとのために
みのむし
~「うたのパレット」より~
小黒恵子作 

みのむし ぷらん たん
えだにさがった ハンモック
ちいさいおへやで ちいさいはると
なかよくいっしょに ねむってる
たのしいゆめみて ねむってる

みのむし ぷらん たん
かぜがくちぶえ ふいている
ちいさいおへやで ちいさいはると
なかよくいっしょに きいている
はるがくるまで きいている

それでは、耳からもお聴きください。

 朗読:公文理恵
 
 最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
 次回は、「すずめ」(小黒恵子 こどもの歌選集 「うたのパレット」)をご紹介いたします。(S)


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