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No.597 小黒恵子氏の記事-17 (磨いた歌声を表彰)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回は、1997年に神奈川新聞に紹介された「第2回 花とライオン児童合唱音楽賞」の紹介記事です。

TODAY
磨いた歌声を表彰 赤い靴ジュニアコーラス 本年度音楽賞に  横浜

   
横浜市の赤い靴ジュニアコーラス(松永春団長)が全国の少年少女合唱団を対象にした本年度の音楽賞「花とライオン児童合唱音楽賞」を受賞、三十日、表彰された。同合唱団はことし、発足十周年。ボランティアや国際交流、地域活動なども兼ねた幅広い活動が評価された。
同音楽賞は、川崎市高津区在住の童謡作家・小黒恵子さんが私財を投じて設けた「公益信託小黒恵子児童合唱音楽振興基金」を母体として昨年、設置された。
小黒さん、写真家・秋山庄太郎さん、上野動物園の元園長・浅倉繁春さんら文化人七人による運営委員会が、毎年、全国の合唱団から一団体を選び、表彰状や助成金などを授与している。
赤い靴ジュニアコーラスは横浜市中区に本拠を置く赤い靴記念文化事業団の下で活躍している音楽・劇の団体のひとつ。
横浜を中心とした県内の小学生男女と中学生数人の計百十人が参加している。横浜のスタジオで毎月三回練習。毎年二回の定期公演のほか、公共機関の地域イベント、老人ホーム慰問、ユニセフやラジオ局のチャリティーコンサート、番組などに数多く協力出演。昨年はソフィア少年少女合唱団とも共演した。
表彰式は東京の三井信託銀行本店ホールで行われ、同コーラスの松永団長と団員三十人が出席。小黒さんから松永団長に賞状、記念の盾、助成金百万円が手渡された。
松永団長は「地道に積み重ねてきた活動が認められうれしい。受賞を契機にいっそう頑張っていきたい」とお礼の言葉を述べた。
続いて同コーラスの団員らが「赤い靴」「青い目の人形」など横浜ゆかりの曲を中心に、きれいなハーモニーを披露。運営委員から拍手が送られた。

神奈川新聞 平成9年(1997年)7月31日

現在は、川崎市に遺贈され、リニューアルしてオープンしています。色々とイベントも行っていますので、当館ホームページでご確認ください。

  最後までお読みいただき、ありがとうございました。
  次回は、1998年に新聞に掲載された記事を、ご紹介します。(S)

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