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インスタグラム責任者から重大発表!運用者が今後意識するべきポイントは?

こんにちは!SNSディレクターのおぐりんです。SNSの中でもInstagramが好きで、仕事でもプライベートでもInstagramを使って日々遊んでいます。

7月1日に、Instagram責任者のAdam Mosseri氏から今後のInstagram動向に関わる重大な発表がありました。

Mosseri氏の話している内容を元に、Instagramが今後どのように変化していくのか解説していきたいと思います。

そして、SNS運用者はどのような点を意識して今後運用を行っていくべきなのか、主観的な意見になりますがお話していきます。

Instagramは今後どのように変わっていく?

Instagramは主に4つの分野(①クリエイター、②動画、③ショッピング、④メッセージ)で新しい体験を構築しようとしていて、今回の発表では「動画」について今後の方針の説明がありました。

その中で最も注目したいのが「フィードにフルスクリーンのおすすめ動画を表示していく計画」が発表されたことです。これはTikTokの「おすすめフィード」と同じようなシステムですね。

すでにInstagramは、フィードの「おすすめ表示(レコメンデーション)」について実験を開始していて、フィードでフォローしていないユーザーからのおすすめ投稿の表示をテストしています。

今後数ヶ月の間に、ビデオをより広く取り入れる方法について様々な実験を行っていくようです。

Instagramは、主要の競争相手にTikTokとYouTubeの名前を挙げました。Mosseri氏は「私たちはもはや写真共有アプリでも、正方形の写真共有アプリでもないということをお伝えしたい」と述べています。

また、Mosseri氏のInstagramのハイライトを見てみると「私たちはTikTokにはならないが、短尺動画を採用する必要があり、人々はそれを求めている。私たちはその変化に対応しなければならない」と話していました。

今後Instagramは、動画(フルスクリーン動画)を主軸としたアプリへと大きく変化していく可能性があると考えられます。

▼参考記事
https://www.cnbc.com/2021/06/30/facebook-tests-changes-to-instagram-would-make-it-more-like-tiktok.html
https://www.theverge.com/2021/6/30/22557942/instagram-no-longer-photo-app-video-entertainment-focus
https://japan.cnet.com/amp/article/35173287/
https://www.socialmediatoday.com/news/facebook-runs-video-tests-to-make-instagram-more-like-tiktok/602771/


写真は投稿できなくなくなるの?

Instagramが動画を強化していくことは分かりましたが「写真は投稿できなくなるの?」と思った方も多いのではないでしょうか。Mosseri氏のInstagramのハイライトを見てみると、写真についての質問に対し、以下のように回答しています。

We're still gonna support photos.
We still love photos. I promise.

日本語訳すると「私たちはこれからも写真をサポートします。私たちは今でも写真が大好きです。約束します。」と話しています。

別の写真に対する回答でも、「写真と動画、2つのことをサポートできるようにすべきだと思いますし、これまでもそうしてきました。そして、世界の進化に合わせて、これからも進化し続けていくでしょう」と述べています。

これらのことから、「動画は強化するが、写真も引き続きサポートしていく」という意向が感じ取れました。

運用者は今後何を意識するべき?

今回の発表を受けて、Instagram運用者は何を意識して日々運用を行っていくべきでしょうか。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、Instagram運用者は今後「リール(フルスクリーン動画)」を強化していくべきだと考えています。

今回の発表で、Instagramはフィードにフルスクリーンのおすすめ動画を表示していく計画であることが分かりました。リールがフィードにフルスクリーンで表示されるようになることで、今よりもリールを視聴するユーザーが増える(リーチが増える)可能性が高くなります。

リールを強化するべき理由は他にもあって、Instagramが推している機能は、過去の事例からも積極的に活用するべきだと考えています。

例えば、InstagramがIGTVを推していた時にIGTVを強化したことでフォロワーが伸びたという「COHINA」の事例や、リールがスタートした際にいち早く試してフォロワーが伸びた「るぅむさん」の事例などがあります。

リールの機能開始から2020年末ごろまでにリールを投稿していた方で、リーチやフォロワーが爆発的に伸びたという事例は、この他にもたくさん発信されています。

2020年が第一回目のリールのバズ期だとすると、今後の仕様変更で「リールの第二次バス期」が起きる可能性も考えられます。

リールは、2021年5月のアップデートでインサイトデータが見れるようになり、数値を元にした仮説検証が行いやすくなりました。2021年6月にリール広告も開始したので、以前よりも定量部分の計画が立てやすくなりました。

本格的にリールが強化される前に投稿の質を高めておくことで、競合との差別化を図ることができるでしょう。ぜひ、投稿スケジュールにリールを含めて、今のうちに精度を高めておくことをおすすめします。

※Mosseri氏は「動画には新しいフォーマットと古いフォーマットがあり、上手く調和させることができなかった。それを今、解消しようと取り組んでいる」と話しています。なので、リール、IGTV、フィード動画などのそれぞれのフォーマットはなくなり、将来的には全て統合される可能性も考えられます。

リールという動画フォーマットはなくなるかもしれませんが、フルスクリーン動画が重要であることに変わりないと思うので、今回「リールの強化」を運用者が意識するべきポイントとして挙げました。


さいごに

今回は、Instagram責任者のAdam Mosseri氏からの発表について解説しました。

私はInstagramの「他社の良いところは徹底的に真似する姿勢」や「変化を恐れず新しいことにチャレンジする精神」がとても好きです。

今後さらにアップデートが加速していくことが予想されるので、引き続き動向を追っていきたいと思います。

私のTwitterをフォローしていただくとInstagramの最新動向をいち早くチェックすることが可能です。ぜひ情報収集にご活用ください!

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おまけ

Mosseri氏が今回の発表について話していたストーリーズのハイライトを全て翻訳したので、もし「全文チェックしたい!」という方がいれば、TwitterのDMにてご連絡いただければデータ共有いたします!

▼こちらのハイライトを翻訳しました


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