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企業はインフルエンサーと今後どのように関わっていくべき? SNSの最新動向から読み解くクリエイターエコノミーの未来

こんにちは!株式会社FinTのおぐりんです。

仕事でもプライベートでもずっとSNSを使って遊んでいて、自他共に認めるSNSオタクです。

私は2019年ごろから、本格的にSNSマーケティングに携わるようになったのですが、ここ数年のSNSの進化に伴ってインフルエンサーの収益化の環境に変化が起きていると感じていて、それは今後も加速すると考えています。

企業側がインフルエンサーマーケティングを行うにあたって、この数年の変化を理解せず、インフルエンサーとの関わり方を間違えると、PR投稿で良い結果が生まれなかったり、良質なインフルエンサーとのお取り組みができなくなる可能性も考えられます。

そこで今回は、クリエイターエコノミー元年と言われる2021年のSNSの最新動向から、クリエイターエコノミーの未来を紐解き、企業がインフルエンサーと今後どのように関わっていくべきなのかお話していきます。

インフルエンサーマーケティングに携わる方や興味のある方の、少しでもお役に立てましたらとても嬉しいです。

2021年のクリエイターに関するSNS動向

まずは、2021年のクリエイターに関するSNSの最新動向からお話していきたいと思います。

Facebook(現在はMeta)は、2022年末までに10億ドル以上を投資して、クリエイターがFacebookやInstagramで作成したコンテンツで収益を得るためのプログラムを計画していると発表がありました。

Twitterは、2023年までに売上を倍増させると発表し、チップを払う仕組みや定額課金サービスなど、クリエイターの収益化をサポートするような機能を公表しました。

TikTokも、クリエイターを支援するための日本独自のプログラム「TikTok Japan Creator Academy」を始動。クリエイターが動画制作により注力するための制作支援金や動画制作のノウハウ提供・コミュニティ活性化プログラムを提供するようです。

これらのことから、主要SNSは2021年にクリエイターエコノミーの強化を積極的に進めているのが分かるかと思います。


主要SNSの収益化機能の現状

ここからは、主要SNSにおいて、2021年にどのようなクリエイターの収益化機能が具体的に実装されたり、開発されているのかをご紹介します。

- ①サブスク機能(月額会員向け機能)

Twitterは9月より、月額会員向けに限定コンテンツを配信できる新機能「スーパーフォロー」を提供開始いたしました。

スーパーフォローは、ツイート作成の際に、「everyone」と「Super Followers」の2つを選択でき、「Super Followers」を選択すると月額会員限定にツイートを発信できる機能です。

この月額会員制の機能は、TwitterだけでなくInstagramでも開発が行われています。

Instagramの月額会員向け機能は開発段階なので、まだ詳しいことは分からないのですが、リバースエンジニアのAlessandro Paluzzi氏によると、以下の内容が機能として実装されるようです。

・優先的な交流のためのバッジ機能
・Exclusive Stories(独占ストーリーズ)
・Exclusive Lives(独占ライブ)

Exclusive Storiesは、会員のみが閲覧できるストーリーズで、会員以外に流出しないようにスクリーンショットができないような仕様になっています。このストーリーズはハイライトにも追加が可能で、月額会員になったらすぐにハイライト内のExclusive Storiesを見ることができるようです。

主要SNSだと、以前から月額会員向けサービスはYouTubeが行っていたかと思いますが、上記のようにTwitterやInstagramなどでも実装や開発が行われています。

- ②NFT

NFTとは、「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略で、ブロックチェーン上で発行された、代替が不可能なデータのことを指します。

NFTとデジタルアートを組み合わせた「NFTアート」が75億円で売れたり、アート作品だけでなくTwitter CEOのジャック・ドーシー氏の「ツイート」が3億円で売れるなど、NFTは近年話題になることが多いワードです。

主要SNSでもNFTと絡めた機能の開発が行われていて、Instagramは、Instagram内でNFTの販売・収集することができる機能「Collectibles」を開発中のようです。

まだ公式からの発表はないため機能の詳細は分かりませんが、例えばInstagramで投稿した写真や動画がそのままNFTとして販売できるようになれば、クリエイターは自分の作品をInstagram上で手軽に販売することができるため、とても便利ですよね!

Twitterでは、プロフィールアイコンをNFTに設定できるテストを行っていて、本物のNFTを設定すればアイコンの右下に、それが正しいNFTだと分かるようマークが付きます。

また「コレクション」のタブも開発中で、自身が所有するNFTをTwitterのプロフィールに表示することもできるようです。

InstagramやTwitterだけでなく、TikTokやDispoなど他SNSでもNFT機能の追加を模索しているため、今後も「SNS × NFT」の組み合わせは注目しておいた方が良いでしょう。


- ③ニュースレター

文章を書くのが得意なクリエイターにおすすめなのが「ニュースレター」機能。

Twitterは、2021年1月にニュースレター配信サービス「Revue」を買収しました。RevueはTwitterから利用を開始することができ、プロフィールにニュースレター購読のボタンを設置することも可能になっています。

Facebookでもニュースレターサービス「Bulletin」を開始。Twitterと違う点は、Twitter Revueは誰でも登録すればニュースレターを書くことができるのに対し、FacebookのBulletinは、Facebookから選ばれたジャーナリスト・ライターのみ書くことが可能となっています。


上記の機能以外にも、さまざまなクリエイター向けの収益化機能の実装・開発が行われていて、特に2021年は前年と比べてアップデートが加速しています。

インフルエンサーの環境の変化について

SNSでの収益化機能の開発が加速していることが分かったので、数年前と現在では、インフルエンサーが収益化するための環境がどのように変化しているのか見ていきたいと思います。

株式会社デジタルインファクトが行った調査によると、日本でのインフルエンサーマーケティングの市場規模は2021年に425億円と、2018年と比べて2倍ほど伸びていることが分かりました。

2025年には723億円に達すると予想されていて、インフルエンサーマーケティングの市場は今後も進展していく可能性が高いと考えられます。

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市場規模の拡大に伴い、インフルエンサーへの案件依頼が増え、以前に比べてインフルエンサー側が受ける案件を選べるようになりました。

さらに、前述の通りSNSでの収益化機能の実装が加速しているため、今後インフルエンサーは企業に頼ることなく収益化できるようになり、より企業案件に対しての選別がシビアになっていく可能性が考えられます。

企業はインフルエンサーとどう向き合っていくべきなのか?

数年前に比べて、インフルエンサーと企業のパワーバランスが大きく変わっています。

以前は案件数が少なかったため、企業が一方的に条件を提示してもインフルエンサーが対応してくださる、といったこともありました。現在は、企業案件も多くなり、インフルエンサーが企業を選ぶ立場となっています。

ここを見誤ってしまうと、企業は良いインフルエンサーとお取り組みをすることができなくなる可能性が高くなります。インフルエンサー同士は繋がっていることが多く、企業案件の噂もすぐに回ってしまいます。

インフルエンサーとのお取り組みで悪い噂が回ってしまうと、良質なインフルエンサーとお取り組みすることが難しくなってしまうことも考えられます。


SNSの最新動向から読み解くクリエイターエコノミーの未来

SNSの最新動向を見てみると、インフルエンサーが収益化するための機能が積極的に実装されていることが分かりました。今後クリエイター向けの機能の開発は加速し、企業に頼らなくてもインフルエンサーは収益化することが可能になっていきます。

市場規模の拡大に伴い企業案件の数は今後も増え、インフルエンサーは本当に良いと感じた案件のみ依頼を受ける、といった流れになる可能性が高くなります。

株式会社Follopの調査によると、企業やブランドからタイアップの相談があったとき、重視するポイントとして「自身が興味のあるサービス、商品かどうか」という点が最も高いという結果になりました。

企業はインフルエンサーは貴重な存在だということを認識し、依頼を当たり前に受けてくれるとは思わない方が良いでしょう。また、良質なインフルエンサーの数は限られているので、特に質の高いインフルエンサーは今後取り合いになることも予想されます。


では今後、企業はどのようにインフルエンサーと関わっていくべきなのでしょうか。

クリエイターに一方的に案件の条件を提示するのではなく、『クリエイターとの共創』を意識することが重要です。

インフルエンサーとの共創を実現することで、インフルエンサーのモチベーションがアップし、タイアップ投稿・PR投稿の質が高まっていきます。

弊社は、この『共創』を意識したインフルエンサーマーケティングを行っていて、インフルエンサーの「好き」や「得意」を引き出し、弊社のSNSノウハウを織り交ぜてコミュニケーションすることを徹底しております。

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さいごに

今回は、「SNSの最新動向から読み解くクリエイターエコノミーの未来」をテーマに、企業がインフルエンサーとどう関わっていくべきなのかお話しました。

インフルエンサーマーケティングにおいて最も大切なことは「インフルエンサーのメリット」を考えることだと私は思っています。

インフルエンサーに合う商材を考えて依頼をしたり、インフルエンサーのことを考えてコミュニケーションを行ったり、インフルエンサーとの信頼関係を築くことで自然と良い結果が生まれるのではないでしょうか。

弊社は企業のご担当者様はもちろん、インフルエンサーのことも考えたインフルエンサーマーケティングをご提案しております。

弊社にて、某食品メーカー様とインフルエンサーマーケティングのお取り組みをさせていただいた後に、ご対応いただいたフォロワー数1万人以上のインフルエンサー51名にアンケートを行いました。

「今回のご依頼に対して満足度をお聞かせください」と5段階評価のアンケート調査を行ったところ、97.5%の方が満足しているとご回答いただきました。

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アンケートにご意見・ご感想を自由に書ける項目を用意したのですが、

・担当の方がとても親切で、一緒に投稿を作り上げる感じが良かったです。ありがとうございました。
・依頼内容が明確で下書き提出や投稿日など早めに連絡いただけてとても助かりました。機会があれば是非またよろしくお願いします。

などといったお声をいただき、インフルエンサー様と良好な関係が築けております。

また、弊社のインフルエンサーキャスティングはフォロワー数のみで判断しません。インフルエンサーマーケティングの市場規模拡大に伴い、フォロワーを買って増やすなどといった粗悪なインフルエンサーも散見されるようになりました。フォロワー数のみで判断すると、本質的なキャスティングができません。

弊社では、SNS運用代行経験で培ったノウハウを元に、計25個の目視チェック項目を作成し、ツールではできないような徹底分析を行っていて、本質的なキャスティングを実現します。

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インフルエンサーマーケティングを検討している企業の方がいましたら、ぜひ弊社へお気軽にご相談いただけますと幸いです。


今後もSNSマーケティングに関する記事をたくさん更新していくので、ぜひTwitterやnoteのフォローをお願いします!!

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