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超個人的、今日のおすすめの本『クリエイターのためのファンタジー世界構築教典』
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こんにちは!おぐり丸です!
物語じゃない本シリーズ第二弾となります!
ええ、時間がないから短くて済むシリーズではなく、物語ばかりでは単調になってしまうので、新しい風をふかせるためのシリーズですから!
まあ、個人的に面白いと思った本を紹介するだけの記事に新しい風も何もないと思いますけどね!!!!!
というわけで、今回紹介する本は『クリエイターのためのファンタジー世界構築教典』です!!
作者
宮永忠将 先生
概要
漫画や小説、ゲームなどを創作するときに使える世界観、国家、人種などの作り方や、仕組みの解説などが全7章(おまけが1章)に纏められている、ファンタジーの世界観を位置から考えてみたい!小説投稿サイトに投稿してみたい!というクリエイターに超おすすめの一冊。
全7章のタイトル一覧↓
1.序章
2.構築の章
3.幻獣の章
4.武器・戦闘の章
5.魔法創造の章
6.実践編・創造哲学の章
7.(オマケ)巻末付録
上記の様に、かなり細かく、詳しく世界観を創り出す手助けをしてくれます。
これだけ細かいということは、逆に欲しいところだけを調べる事もできるということでもあるのです。当たり前ですが。
個人的おすすめポイント
純粋に読み物としても面白いというところです。
都市の仕組みであったり、荘園というシステムだったり、流通だったり、貨幣や度量衡、軍隊や武器…今でもある仕組みやもう既に無くなっている中世の頃にあった仕組みを事細かに詳しく図も使って解説してくれるのです。
城壁を持たない村や町だったり、森林にある人の流れや村がどのように生きているのか、どんな店で構築されているのか、壁を持たない集落はどのようにして守りを固めているのか…ちょっとした事も何故そうなっているのか、何で考える必要があるのか、どのように物事が関わっていくのかを理解しやすく解説してくれるので、無知であればあるほど、きっと面白く感じるかと思います!
ページ数は約600ページとかなり多いですが、それだけ知識が詰まっているということで、物語の作り方だったり、考え方であったりを知ること、調べることができるのです。
個人的に好きな項は、ネーミングや造語のコーナーです。
それこそ、元々ある言葉をもじってみたり、日本語と英語を組み合わせてみたり…中学生の頃に散々やった覚えがあります。
それをさらにステップアップさせる事ができるわけです。もうワクワクが止まりませんよね…!!!え?私だけ??そんなぁ…。
タイトルにある通り、”クリエイターのための”本なわけですよ。
つまり自作アニメとか、漫画を書きたいという人にもおすすめできるのです。
恐らくですが、脚本を書く方にもいい本であると言えるでしょう。
クリエイターとはどういう仕事かについてもかかれており、どの様な事が報酬に繋がっていくのかなども載っているのです。
著者が選んだ、参考になる空想世界を舞台とした作品のガイドもあります。
至れり尽くせりな内容なのはもうこれ以上言うまでもありません。
初めてファンタジーというジャンルを書く人にはこれ以上おすすめできる教本はないのではないでしょうか。
さいごに
教典と聞くと字が細かく読みにくいと思われるかもしれませんが、案外字は大きめで文中の表現もあまり難しいものはありません。
なんなら、わからない表現があれば、それを調べて知識にしちゃいましょう。
それも一興というものです。
辞書をパラパラと読んでみる感覚で読むのもあり、目次で興味のでた項目を読み込んでみるのもあり、何でもありです!!
少し値段が高めなのが、難点…かな?