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タクシーが捕まらない

というお話をよく聞きます。いや、マジで実際流しの空車がびっくりするほど少なくなってるのは気付いてる。みんな配車アプリの『迎車』ばっか。捕まらなくて高齢者がちょっと困ってる話もある。

ドライバーさんがいない

タクシー乗る度、結構な頻度でドライバーさんとお話する類の人です。最近どうですかーとか、元々道にお詳しいんですかーとか、未だにナビ使うと怒るお客さんとかいますかーとか。ウザイ客の類かもしれない。

でもドライバーにももちろんよりけりで、毎回毎回おしゃべりしてるわけではありません。こっちだって人をみますし、『◯◯までお願いしますー』『……』というパターンもありますのでね。

先に話しかけてくれたりする人も時折いますし、会話のキッカケなんてしょーもないことから始まります。隣の車が幅寄せしてきて『あっぶねー』から煽り運転の話に広がりますし、急にお巡りさんが立ち始めた交差点の話とか。

ドライバーさんとか業界で使われてる隠語があるんだよーとか、そういうのを教えてもらったりして『へー』って。自分は雑学が好きなんだろうな。雑学なのかゴシップなのか、定義はわからんけども。

あれはいつくらいだろう、半年以上前くらいかな、最近流しのタクシーって中々いないですねえと、急いでたのでタイミングよく捕まえられてラッキーでした、的な雑談をしたりしたことがありまして。

『コロナで廃業したとこがちょいちょいあってね』なんてお話を聞いたことがありました。

タクシー業界同士で廃業されたところの車両を買い取ったりしているところもあって、助け合ってるんだよなんて聞きましたし、それの他『車両はあるんだけどドライバーがいないんだよ』ということを聞いたことがあります。だから車両あるだけフル回転できないからタクシー自体が少ないと。車両はあるんだって、そこは強調されてたのは記憶。

配車アプリ

ピッとするだけでシューっときてくれる配車アプリは優れものである一方、迎車料金が上乗せになるのはサービスとして然るべき料金体系なんであろうけど、フリフリするだけでかからないタイプもあったりする。どのみちスマホとアプリが必要で、決済も色々。

自分といえば、一応アプリは入れているもののほぼ使わない。昭和の人間、なんとなくの理由で抵抗がある。そう、Uberに至ってはアプリも入れてなければ利用したことすらない。ダッセーと思われても構わん。

理由は『なんかちょっと…』とシャッキリしないもので、こういうタイプがDX促進に足枷つけてんじゃねーかという多少なりの自覚もある。

ピッする決済も頑張って交通系ICが精一杯だ。毎日しているApple Watch(貰い物を未だに大切に、ちなみに2)なんぞ単なる時計and万歩計としか機能してない。ダッセーと思われても構わん。

そんなことはさておきだ。

「配車ばっかりで空車を見かけなくなったものだと思ってたんですよー」なんて聞いたら「むしろ配車取らない人も一定割合いるんだよ」ということも聞きました。その大きな理由のひとつは「せっかく離れたところから配車場所まで行ってもノーショウで誰もいないから嫌になる人もいるんだよ」、と。

なお、ちゃんとキャンセルしてくれない方は女性より男性が多いらしく、若者じゃない年齢層の方が多いという感触だと。その時お話したドライバーさんはそんなこと言ってました。

配車待ちの途中で流しの空車が来るのはあるあるだけれども、そこに向かってるドライバーさんがいるわけだからちゃんとキャンセルできるものはキャンセルしようぜ。頑張ろう中年(とは限らないけど決めつけよくない)。

と、そういう雑談を含めてお話したり聞いたりするのが好きです。自分の知らないことを知って「へー」って。

流しのタクシーを捕まえてあげたい

時々ね、タクシーこないかなーってずっと待ってるおじいちゃんおばあちゃんを見かけることがあります。それも足がちょっと不自由だったり、荷物が多めだったりとかの。で、案の定迎車ばっかりで流しはこなくって、暑い日とか雨の日だと気の毒で。

そういう時、時間に余裕ある時は「そこ日陰入ってて、代わりに捕まえるから」と、ベンチがあったらそこに座ってもらったり木陰に入ってもらったり、ちょっとでも助けになれればこれ幸いとばかり、お手伝いを申し出ることこれまで何度もありました。

もちろんこういうケースは配車料金がかからない流しを捕まえてあげるのがいいんだろうと。変わりに配車してあげますよーピッはトラブルの元になるんだろうなあと思いながら、代理で流しを捕まえたい。時間は多少かかれど。

ここ数日、ライドシェア的なやつを日本で解禁すべきか否かみたいなトピックをみかけました。正直なところ、自分はよくわからない。uberすら「なんとなく……」という類の人間である上、オートチャージとか何でもかんでもクレカ決済も「なんとなくちょっと……」と頭硬い古いと言われても結構だけれども、どっちかというネガティブな印象しかないのです、今のところ。

それプラス、スマホ持ってなく配車システムが難しいであろう、「足」としてタクシー利用したいチョイ乗りおじいちゃんおばあちゃん(特に外出多めのおばあちゃんグループ多し)が利用しにくいものしかなくなると、何をどうしたらいいのかもうわからなくなる。

いや、今のご時世スマホを使い倒してるじいちゃんばあちゃん少なくない。ただLINEだけというケースもあるけど、こちらが心配するほど心配されないスキルを持ってるスーパーじいちゃんばあちゃんもいるとは思う。

オリンピック契機に乗りやすいユニバーサルタクシーに慣れた

ユニバーサルタクシーとやら、このタイプの車とっても乗りやすく慣れました。セダンタイプをみて「あー」という声もちらほらあったりする。オリンピックを契機にこのタクシーが都内に増えたわけだけど、増えた理由増やした理由を以前かんの都議に語ってもらったことがありましたお。2年くらい前。


タクシーの需要はあるよね

24時間、普通に流しのタクシーが捕まる場所に暮らしています。ちょっと待ってれば、ちょっと通り1本向こうにいけば普通にタクシー捕まえられる、そんなところで生まれ育った(てしまった)ことから、「え、タクシーって呼ぶモノなの?」と他の区の住宅地ど真ん中に住んでる友人の事情を大昔に聞いた時とか、仕事で出張した時に新幹線降りた新大阪の駅で「近距離」「中距離」などの距離別タクシー乗り場を見た時に結構驚愕した過去の記憶があります。

つまり自分的に『タクシーってちょっと待ってれば来るもの』と、刷り込まれているわけなので、どうも配車という感覚と配車料といういわゆる『タイムパフォーマンス』と『コストパフォーマンス』のバランスがまったく理解できず、つまりは『のんびりで構わないし、しかもケチ』みたいな残念なカテゴリーに分類されてしまうかもしれない。

自分の世界はとても狭い。世の中自分の知らないことだらけ。理解できないわけじゃないのがまだ救い。いや、そうとは限らないか。

都心のど真ん中でも24時間タクシー普通に捕まえられるとこもあれば、港区だって『交通不便地域』と呼ばれる場所もある。バスなし駅なし(遠いという意味ね)。住宅地の中を流しのタクシーが通るかといったら多分そんなことはない。そういうところは配車アプリはしこたま役に立つであろうと理解はする。

何の話をしてたんだっけ。

あ、タクシーの需要。これから観光客が〜とか言われたりするけども、そんなの関係なくあるある。というか外国人観光客のために云々という理由付けだけは勘弁してもらいたい。

あ、そういえば最近とっても目が悪くなった自分としては、『迎車』のオレンジと『空車』の赤の区別がつかんので、もちっとカラーリングなんとかならんだろうか。

という、ふと思い出した話。

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