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箱根美術館巡り①(箱根ガラスの森美術館+α)

母からの希望を受けて、二泊三日で箱根に行ってきました。
訪れる場所は全て母が気になっていたという場所で、主に美術館です。

今後行こうと計画される方の参考にもなるよう、それぞれ感想を書き留めておきます。

さて、旅行初日に訪れたのは「箱根ガラスの森美術館」です。

箱根ガラスの森美術館の感想

先にポイントを短くまとめます。


  1. 晴れた日がおすすめ

  2. 見るところが意外と多い

  3. レストランもいい


では、それぞれ補足していきます。

1. 晴れた日がおすすめ

写真だとあまり伝わらないかもしれませんが、庭にあるガラスの木やガラスのトンネルは太陽光を受けると驚くほどきらめきます。(最初はLEDライトがついているのかとまじめに思いました)
外のベンチに腰掛けて、そのままずっと眺めていられそうな気分でした。

ガラスはこんなにも輝くのか!

ガラスの森美術館は「箱根で雨が降っても楽しめるスポット」として紹介されることもしばしばあるようですが、私は断然晴れの日をおすすめします!

2. 見るところが意外と多い

展示スペースは広くないものの、2千年以上前につくられたのに今も不思議なきらめきを宿した小さなガラスの瓶から、気鋭の若手アーティストの大型作品まで展示されています
「ガラス作品なんて特に興味ないしなぁ…」と思っている人でも、見てみると何かしら惹かれるものがありそうです。

また、ヨーロッパ風の室内装飾もうっとりできます。

薄暗い館内はムードがある

加えて、ショップスペースも充実しており、全部見て回るのが大変なくらい所狭しと様々なガラス作品が並べられています。
(ただし注意点として、小さなお子さんには見にくい高さに陳列されていること、ベビーカーを押して入れるようなゆったりとしたスペースは無く階段も多いことなどが挙げられます。しかも、どれもこれもガラスなのでうかつに触れることはもちろんできず、幼い子連れファミリーには不向きかもしれません)

さらに、庭にはちょっとした散策路があり、初夏はあじさいが楽しめるようでしたが、秋の紅葉も素敵でした。
(とはいえ、日差しや風雨を避けられるようなところは少ないので、かんかん照りの真夏や、冷たい風が吹き付ける晩秋などは、晴れていても散策路の楽しみが半減しそうです)

11月半ばだと葉が落ちてしまっている木も多いけど

3. レストランもいい

レストランのランチ価格は2千円〜です。そこそこの価格ですが、上品な量なので、男性には少し物足りないかもしれません。
ただ、ここのボロネーゼは巷でよく見かけるひき肉タイプのものではなく、柔らかく煮込まれた牛肉をほぐしたものがしっかりと入っているタイプで、これは注文した甲斐がありました。

柔らかなお肉の存在感がすごい!

また、大きなガラス面から眺められる外の景色も、晴れていると格別です。

外のきらきら具合が伝わるでしょうか

ケーキ系もあるので、カフェ利用もよさそう。

なお、レストランでは毎日6回15分間のピアノ生演奏があるとのことだったので、今回はそれに合わせて行きました。
が、(感染症対策の一環なのかもしれませんが)生演奏の前にも後にも演奏曲や演奏者を紹介するようなアナウンスは無く、ひっそり始まって呆気なく終わってしまいます。ピアノソロではなく、イタリア風の曲のCDに合わせてピアノを弾くスタイルだったことも、迫力を今ひとつ感じなかった要因かもしれません。
私は生演奏に過度な期待を寄せてしまっていたので、なんとなく肩透かしをくらったような気分になりましたが、期待値を上げすぎずにいけば「生演奏も聞けてラッキー」という気分になれると思います。

さて、ここまで箱根ガラスの森美術館の感想でしたが、全体をまとめると「晴れた日のデートスポットとしてうってつけ」です!
晴れているときにまた来てもいいかな〜。

なお、ガラスの森美術館に訪れたあとには芦ノ湖方面に向かい、「箱根海賊船」にも乗ってきたので、おまけとしてこちらの感想もまとめておきます。

箱根海賊船の感想

1. 平日でもそれなりに混雑

私は平日の15:50桃源台港発の船に乗るため、15:30ごろには乗り場に向かいましたが、既に乗船待ちの人がずらり。(この時点で100人近くいたかもしれません。半分くらいは日本語以外の言語を話される旅行客の方でした。)
平日でこれなら、連休は酷く混雑すると思われるので要注意です。
そして近くにベンチはなく、立ちっぱなしでひたすら並ばなければならないうえ、出発時刻ぎりぎりまで乗船できません。(観光船ではなく、通常のフェリーであれば、出発時刻のだいぶ前から乗り込める気がしますが)
乗船される際は、この点を予め覚悟しておく必要がありそうです。

2. 乗るなら特別船室がいいかも?

今回私は「箱根フリーパス」だけで乗れる一般船室に乗りましたが、600円程度のプラス料金を払えば「特別船室」にも乗れました。
特別船室は一般船室よりも先に乗船することができ、席はゆったり、そして眺望のよいデッキ(一般船室の人は立入禁止)にもあがることができます。

特別船室用のデッキはあちらです
(海賊人形がいます)

一般船室用のデッキからだと、進行方向に向かっての眺めはがんばっても上の写真のようになってしまうほか、如何せん乗客が多いため、自分の好きな位置で写真を撮ることすらなかなかできません

加えて、少なくとも一般船室では、観光船でよくある「この湖の面積は〜で、〜という特徴があります」や「右手に見えてくるのが〜です」といった類の船内アナウンスは無く、ただただ乗っているだけです。(芦ノ湖には今回乗った海賊船の他に、「遊覧船」がありますが、そちらでは何かしらのアナウンスなどがあるのかもしれません)

という状況だったので、今振り返ると、プラス料金を払って景色を満喫してもよかったかな〜と感じます。

3. 子ども向きな印象

海賊船なので、船内に海賊人形がいたり(特別船室には海賊に扮したスタッフさんが来てくれるみたいです)、船内装飾として作り物の銃がずらりと並んでいたりしていますが、そういうことをおもしろがって見れる人であれば楽しいと思うものの、全体的に子ども向けのような印象を受けます。

「海賊船に乗りたい!」という強い気持ちがない人、「せっかく来てみたから乗ってみる?」程度の気持ちしかない人であれば、正規料金を支払って乗るのはもったいないかな、と個人的には思います。

海賊船については辛口になりますが、もう乗らなくてもいいな、というのが私と母の素直な感想です。


この他の美術館はまた別の記事でまとめる予定です!

ガラスの森美術館にいたかわいい鳥
(幸せの象徴といわれる青い鳥なのに、泣きそうな顔をしているのがとてもツボ)

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