ボードゲームの作り方 その7
”ボードゲームの作り方 について、大きく以下の3つのアプローチ方法に分解しました。
【コンセプト先行型】
【デザイン先行型】
【システム先行型】
そして、前回の【システム先行型】から、のようにゲームムシステムを作るかをご紹介の続きです♪
③システム先行型の続き
文字通りシステムありきで作っていく方法です。その分かり易い例として既存のシステムを活用する方法をご紹介するにあたって、どんなゲームシステムがあるをご紹介しました。(前回の記事はこちら)
今回は、それらを渡しが作ったゲームを具体的に例として挙げてみます。
▶私が水着に着替えたらの例
このゲームの場合、DokyoGamesの代表取締役で、ボードゲーム(カードゲーム)製作時のプロデューサーをされる方からの、「デッキビルドの導入的なゲームを作りたい!」という方針があり、そこから作られたものになります。
デッキビルドは、ドミニオンに代表されるような自分専用のカードの束(=デッキ)を、オリジナルでカスタマイズしていくシステムです。
私が水着に着替えたらは、カードをダイエットメニューにして、それらを使用することで、自分の食べちゃう気持ちを無くしていくというゲームです。
デッキビルドのシステムを使って、ゲーム開始時に自分専用のダイエットメニューを組みます。
▶スウジショウギの例
このゲームは、ゲームタイトルのとおり、将棋や軍人将棋に着想を得て作ったゲームになります。ちなみに、東京ゲームメイカーズが初めてボードゲームのイベントに出たときに500円のカプセルトイ「アナログゲームカプセル」シリーズとして出しました。
これらのように、既存のゲームシステムをベースにして、ボードゲームをアプローチする方法が「システム先行型」になります。
そして、「システム先行型」には、完全オリジナルでゲームシステムを0から作るという方法もあります。海外のゲームデザイナーの最近の例に挙げると、フリードマン・フリーゼの「フルーツ・ジュース」に代表されるようなルールブックが無くて、ゲームの進行とともに場のルールが変わっていくというシステムがこれに当たるのではないでしょうか。(フルーツ・ジュースについて詳しく知りたい方はこちら)
フリーゼ氏は、「フルーツ・ジュース」以降、ファストフォワードシリーズとして、このシステムを採用したゲームをどんどん出しています。(写真の緑の幽霊屋敷について詳しく知りたい方はこちら)
このように【システム先行型】には、既存システムから作る方法と、全く新しいシステムを自ら作る方法と2つあります♪
以上で、ボードゲームの作り方の3つのアプローチ方法はおしまいです!
東京ゲームメイカーズの新作「エレメンタルトランクマン」の通販の取り扱いが徐々に広がってきております。ゲムマで買い逃されてしまった方はぜひチェックしてみてください!
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また、コノス様でも取り扱いがまもなく始まりそうです!
この記事のバックナンバーは下記からどうぞ♪
ボードゲームの作り方 その1
ボードゲームの作り方 その2
ボードゲームの作り方 その3
ボードゲームの作り方 その4
ボードゲームの作り方 その5
ボードゲームの作り方 その5(番外編)
ボードゲームの作り方 その6
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