図4

ルールブックは仕事に通ず!

さて、皆さまはボードゲームを作る際のルールブック(説明書)をどう作られていますか・・・?
ルールブックって、どうしても最後の作業になってしまいますよね。
そして、必然的に時間が無くなる・・・

でも、ルールブックはボードゲームで遊ぶために必須なものです。これが無いと、どんなにいいゲームでも遊べないですもんね><
大げさに言うと、パッケージと同じ様にボードゲームの顔の1つとも言えるのではないでしょうか?


東京ゲームメイカーズのこだわりのルールブック

東京ゲームメイカーズの「タイムトランクマン」、「エレメンタルトランクマン」と2つのボードゲームでは、ルールブックをこだわって作りました。
(まだまだ反省点ありますし、校正漏れもありました・・・TT)

それでも購入いただいた方から、ルールブックが市販品と比べても見劣りしない!非常に分かり易い!という声をいただけました。

実際のルールを公開していますので、ご覧ください。
エレメンタルトランクマンのルール

僕の場合は、1,000個以上ボードゲームを所持していて、実際にそれだけのルールブックを読んで、遊んでいます。なので、そんな経験値も役立っているとは思うものの、ルールブックを作っていたら仕事に通じるところがあるなぁと気が付いた部分を共有します!


ルールブックを構成するもの

なんだか毎回、構成要素を分解しているような気がしますが・・・w
でも、"構成要素を分解して分かり易くする”、これって基本だったりします♪

さて、ルールブックを構成するものを挙げてみます。
・ストーリー、テーマ、世界観
・セット内容、コンポーネント一覧
・ゲームの流れ、大まかな概要
・ゲームの準備、セットアップ方法
・勝利条件
・遊び方、手番ですること
・ボードやカード類の見方
・バリエーションルール
・補足

ゲームによっては、他にもあるかもしれないですが、骨子はこのあたりでしょうか。
このように、僕の場合は、毎回必要な構成要素を挙げています。そして、それらがどのような順番に並んでいると理解しやすいかを考えながら順番を決めます。


この作業・・・って、仕事の企画書作りと一緒ではないでしょうか???


企画書を作るときも・・・
・背景、目的
・課題と根拠データ
・解決策のコンセプト
・解決策内容と根拠データ
・効果測定
・スケジュール

企画書も、事業の年間計画なのか、商品企画なのか、改善企画なのか、種類によって必要な構成要素は変わってきますが、まずは企画書を作るうえで必要な構成要素を列挙して、その後それらがどのような順番に並んでいると理解しやすいかを考えながら順番を決めませんか?

ルールブックのときも、企画書のときも、最初はポストイットや裏紙とかに、構成要素を挙げたあと、パズルのように順番を組みかえたりしています。


ボードゲームのルールブック=仕事の企画書

すなわちボードゲームのルールブックを作れる人は、仕事も出来る!
仕事が出来る人は、ボードゲームのルールブックも作れる!
なんてことが、言えてしまいそうですよね♪
ルールブック作りワークショップとかをやっても面白そうですね!!!


このままだと仕事が出来る人!みたいになっているので…最後に補足ですw
実際には、ページのレイアウトの都合もあるので、内容を細かく削ったり、場所の入れ替えをしたりと調整が発生します。これ、ルールブックも企画書もどちらでも発生しますねっ

東京ゲームメイカーズの場合、アートワーク担当のHAFT DESIGNのアキヤマさんが本当に優秀で、このレイアウト調整作業とともに、僕の原稿の文章を更に分かり易くしてくれています。
なので実際に凄いのはアキヤマさんだったりします^^



東京ゲームメイカーズの新作「エレメンタルトランクマン」の通販の取り扱いが徐々に広がってきております。ゲムマで買い逃されてしまった方はぜひチェックしてみてください!
ゲームストア・バネスト様の通販
ジェリージェリーカフェ様の通販
メロンブックス様の通販
ボドゲーマ様の通販

まだどうなるか分かりませんが、コロコロ堂様、書泉様でもご検討いただいております!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?