ボードゲームの作り方 その1
最近は、本当に多くの同人ゲームが世の中に出ています。
テレビなどのメディアでも多く取り上げられるようになり「ボードゲーム」が注目されるようになっています。
それに合わせて「ボードゲームを作ってみたい!」という人も増えてます。でも、ボードゲームをどうやって作ったらいいか分からないという声も聞くので、今回はボードゲームの作り方を自分なりにまとめてみました!
■ボードゲームを構成するもの
ボードゲームを作るにあたって、まずはボードゲームを分解してみました。
ボードゲーム=
「コンセプト」×「ゲームシステム」×「デザイン」
ボードゲームを構成する重要な構成要素を改めて考えてみたら、自分にとっては、「コンセプト」と「ゲームシステム」と「デザイン」の3つではないかと思い当たりました。
■「コンセプト」×「ゲームシステム」×「デザイン」
①「コンセプト」
文字通りコンセプトです。テーマやストーリーも含みます。マーケティング的にはターゲットや狙いも入ってくるかと思います。
タイムトランクマンを例に挙げると以下のとおりです。
コンセプト:「時間旅行」×「宝探し」
ストーリー: タイムマシンの運用が始まってしばらく経った22XX年。
民間時間移動企業「タイム・トランクマン」のエージェントとして時間移動をしながら、現代では失われてしまった貴重な遺物(ロスト・トレジャー)を回収するミッションに挑む。
ターゲット:ボードゲーム初心者、親子でも遊べる。
②「ゲームシステム」
ゲームのメカニズム、ルール(遊び方)です。勝利条件は何なのか。どのようなことをプレイヤーにしてもらって、どう考えさせ、その勝利条件を達成させるのか。
タイムトランクマンを例に挙げると以下のとおりです。
勝利条件 :遺物カードを集めて最多得点を獲得する。
メカニズム:アクションカードを使って行動を選択。動力通貨を集めて、遺物カードを購入する(ピック&デリバリー的なシステム)。大きくは2つのシステムがミックスされています。
ルール :自分の番でアクションカードを使っての行動を2回実行する。プレイ(カードを使って行動)➡ドロー(カードを引いて手札にする)を、繰り返す…等。
③「デザイン」
ゲームのアートワークやイラストです。駒類なども含めて、目に見えるゲームのコンポーネント(箱、駒、ボード、カードなどの構成要素)をどうするか。
タイムトランクマンを例に挙げると、この記事に添付している写真のようなものがそれにあたります。
東京ゲームメイカーズで、タイムトランクマンを発売した際には、コンセプトは、ブレスト的にメンバーで話し合って決めました。
そして、ストーリーはミヤザキさん、デザインは秋山さんが担当し、私オグランドはゲームシステムを担当しました。
そこで、次回はゲームシステムをどのように考えるかをご紹介できればと思います!
東京ゲームメイカーズでは、現在ゲームマーケット2019春(5/25(土))の出展に向けて、新作「エレメンタルトランクマン」も準備中です!
この記事の続きのリンクも作りました。
ボードゲームの作り方 その2
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