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フランチャイズ本部は誰でもつくれるか

フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回は、第2回目「フランチャイズ本部は誰でもつくれるか」について考えてみたいと思います。
その辺を実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験と現在本も出版して現場で活躍しているSVの専門家と考えてみたいと思います。

フランチャイズの募集をしていくにあたり、1つ重要な作業として「契約書」があります。

これは、しっかり弁護士さんなどとも相談してリーガルチェックなどをしてもらう事をお勧めします。

特に、アーリーステージの本部というのは加盟店とトラブルになる事も多くあります。

その際に最終的に、本部側を守っていく方策としては契約書をしっかり、つくりこむ事です。

この辺は、少々時間をかけてもすべき点です。

そして、SV職の人は、この契約書をしっかり読みこんでいないといけません。

契約書はいわば、チェーンのルール

説明書のようなものです。SVとしては、色々な要求に対して、契約書を理解した回答を最低限しなければいけません。

人材についてですが、当初は社長が営業マンも兼ねて動くと思います。

基本的にはFC本部は開発部隊とSV部隊を持つ本部が大半です。

そして、開発などは外部で外注受けをするところもありますが、これは利用しない方が少なくとも当初は良いでしょう。

やはり、外注ですと加盟してフィーが発生する会社がほとんどで、かなりオーバートークをして加盟させるケースも多くあり、その後話が違うという事でトラブルになる事も多くあります。

FCの訴訟で、本部側が敗訴ないし不利に働く場合というのは、最初の加盟段階のリクルーティングにあったりもします。

この点においては、外注せず少々時間がかかっても自社でこなすことを推奨します。

また、加盟後も色々なトラブルはでてきますので、SV職の人材は抱えていた方が良いでしょう。

最初は、この部分も社長が兼ねてする事もありますが、社長とSVというのは本来切り分けた構造にしていた方が良いです。

なぜならば、社長が兼ねてやっていれば加盟店側の要望が色々きてしまい社長自身がそれをさばいていかないといけないからです。

今回は、契約書と人材面の話をしましたが、いかかでしたでしょうか。次回、続きをお話します。

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