役割(責任)を果たせば、“自由”が手に入る。

おはようございます!
OGSシニアコンサルタントの深石です。

「お風呂掃除はもう終わったの??」
「まだ洗濯物たたんでくれてないの??」
「食器洗ってって言わなかったっけ??」
「自分で出したものはちゃんと片付けなさい!!」
「何回言ったらわかるわけ????」

・・・汗

これは、深石家で毎日繰り広げられている、
母娘のコミュニケーション(抜粋版)となります。

深石家には娘が2人いるのですが、
暇さえあればスマホやSwitchやTVばかり見ていて、
(私も人のことは言えないのですが。)
妻から「お手伝いして!」とお願いされているにも関わらず、

「これ見終わったらするわ」
「あと15分後でもいい?」

と、いったん先延ばしにしつつ、
そして、それを見終わったり時間になっても、
また別のことでなんだかんだと理由をつくり、
結局、お願いされていることを期限内に実施しないので、
上記のように母から娘へ「カミナリ」が落ちます。

特にこの傾向は、長女の方に顕著で、
いつも妻からキャンキャン怒られています。

次女はというと、そんな母と長女の様子を
しっかりと見ていて、何をしたら怒られるかを
彼女なりに理解しているため、
母親から何かをお願いされた時はすぐに反応して、
期限内に役割を全うします。笑

このように、母親からのお願いに対する行動や結果が
大きく違う長女と次女の2人はその後、明暗が分かれます

それは、

“スマホを使える時間”に大きな差がでました。

深石家では、娘たちがまだ中2と小6なので、
スマホの使用時間を制限できるアプリを入れています。
標準設定は1日3時間なのですが、

手伝いをしない長女は、3時間→1.5時間(半減)
手伝いをする次女は、3時間のまま(現状維持)

という結果に。

娘たちにとって、“スマホの使用時間が減る”というのは、
お小遣いが少なくなるのと同じくらい死活問題です。

この“鉄拳制裁”をくらった長女は、
母親にブーブー文句を言いながら部屋に入っていったので、
ちょっと時間をおいてから部屋に行き、

「なんだかんだ言われたくなかったら、
 お願いされたことや約束したことを守る、それだけ。」

「お手伝いをしないと、その瞬間はしたいことができるけど、
 その後にはもっと制限(制裁)が強くなっちゃう」

「どっちも選べるけど、結局、どっちが自由だと思う?」

と、プンプン丸の長女に話しました。
そして、

「結局、社会に出てからも全く一緒なのよ。」

「自分の役割や責任をしっかりと果たせば、
 なんだかんだ言われないだけじゃなくて、
 さらに自由(≒権限)を獲得できるわけ。」

「逆に、自分の役割を果たすことができなければ、
 スマホを使える時間が減っちゃったように、
 自由もなくなるしキャンキャンも言われる。」

「さあ、どっちを選ぶ?」

このように、いわば“社会の仕組み”を、
淡々と中2の長女に伝えたわけですが、苦笑
最初はプンプン丸だった長女も、徐々に落ち着きを取り戻し、
この“仕組み”を彼女なりに理解してくれました。(たぶん)

上記は深石家の母娘で起きた一例(実話)ですが、、
これは組織やチームの中でも往々にして起こることです。

経営の神様ドラッカー氏も、

「組織をして高度の成果をあげさせることこそが、
 自由と尊厳を守る唯一の方策である。」

と著書「マネジメント」の中で提唱されています。

なぜ、目の前の役割を果たさなければならないのか?
なぜ、自分の責任を全うしなければならないのか?
なぜ、組織や個人で成果を上げなければならないのか?

それは、

「未来にある“自由”を手に入れるため。」

これに尽きます。

自由や権限が手に入れば、とやかく言われずに
自分たちがしたいことを思いっきり実行できます。

そうすれば、そこに“愉しさ”や“やりがい”が生まれ、
結果として人生がどんどん豊かになっていきます。

この原理原則や仕組みをぜひ、
チームや組織のメンバーと共通認識化いただき、
今後もさらなる事業成長を推し進めてください!

では、今週も共にやり抜き・やり遂げましょう!!