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あなたは関係性を築けないのではなく、あいさつが苦手なのかもしれません。インスタを征服するのは政治家だ。◆インスタ攻略【ぷろおご伊予柑の大預言】


対談:ぷろおご伊予柑の大預言をアーカイブしています。





ぷろおご 伊予柑




インスタを攻略しているのは、政治家たちだった


伊予柑:今回は、インスタ攻略という俗っぽいテーマでいきます

ぷろおご:誰でもできるインスタのフォロワーを5000人増やす方法




伊予柑:え、そんな方法あるんですか?情報商材じゃないですか

ぷろおご:そして、さらにこれからも伸び続ける

伊予柑:まじで?

ぷろおご:確実ですよ・・・

伊予柑:いくらで聞けるんですか?

ぷろおご:なんと今日は無料で!

伊予柑:まじで??!!

ぷろおご:たった1ヶ月でコンバージョンが10件ぐらい!しかもそのうち、1件は海外からの特大案件・・



ぷろおご:インスタでは、過去のイラストとか、ツイッターを4コマ漫画化して、毎日投稿したりしてるんですけど、それはそんなに。今のインスタは、写真とかハッシュタグをつけた投稿が伸びるわけじゃなくて、フォロワーが多いやつが投稿し続けるサービスになってるんですよ。

ショート動画って消費されるのが早いから、どんどん新しいものを求めますよね。「ショート動画でフォローして、フォロワーになりました。あとはストーリーを見ましょう」っていうふうに、基本はストーリーを見る場所なの。

投稿者は、なにかしらで集客をしてフォロワーを集めたあとに毎日ストーリーあげて、この人はこういうことをしてるんだっていうのを見せる、動画版のブログなんですよ。なので、フォロワーを増やすのってめちゃくちゃむずかしい



ぷろおご:もともと動画でバズってたり、YouTubeで長い時間見てくれる視聴者がいる人、日常が気になるって人が多い人以外の人がショート動画でバズらずに、フォロワーを増やすのはむずかしい

おれはツイッターの人だから、そもそもおれのフォロワーは全然インスタをやってないんですよ。だからけっこう新しい人が多くて、そこでどうやってやっていくかっていうときにいちばんカンタンな方法が、DMを返す


伊予柑:なんですかその政治家の握手したらいいよみたいな話は


ネット上のやりとりを通じて特別な人になるには?


ぷろおご:握手したら友達じゃないですか。これを握手せずにやらなきゃいけないんです。SNSだから物理的に会えないし、DMしたとて相手が「会った」っておもえないじゃないですか。覚えてもらうのってむずかしいんですよ。だから全部音声で1分ぐらいで返してるんです。それを2、300人ぐらいにやってますね。

なんか送ったら返すよ、みたいなのをやると、それ以降もまたDMを送ってくるんですよね。で、さらにそれに返すんですよ。これでもうコンテンツがあがったらずっと見てくれる人になる。

DMのやりとりがあるからこの人は友達なんだなあって、アルゴリズムが機能して、優先的にストーリーとかも目につくところにでたりする。やりとりがあった人は、毎日投稿してる4コマ漫画も見たらいいねするんですよね。


関係性がないとタイムラインに表示されにくくなるじゃないですか。DMのやりとりがあると、こいつらやたら長い間メッセージしていて、なんか1分間音声も全部完聴していて、で、返信までしてて、仲良いんだなってなる。それに実際に仲良くなって依頼をもらえたりもするし、


インスタでぷろおごさんにDMを送ったら返事をもらって、それからツイッターも熱心に見るようになりました!

記者Aの実体験


ちゃんとやりとりをする、長い時間接触するってことを考えたときに、音声は優れている
。テキストって1秒の世界だから、3分かけて書いたとしても読むのは3分かからなかったりするし、読んだとしても10秒ぐらいの時間感覚になっちゃうけど、音声って1分送ったらかならず1分接触することになるんですよ。先飛ばせないし、倍速にもできない



伊予柑:タイパ世代とはいえ1.5倍再生はできないですからね



ぷろおご:自分だけに向けて、謎の男が1分しゃべってたらふつうに聞いちゃうでしょう。気になりますよね。そうして、どんどんフォロワー増えていくという

なんだなんだ。DMしたらなんか音声が返ってきた。聞いてみるか。

なにもあげてないのに。こわいな。
でもちょっとおもしろいから返信し続けてみようかな


関係性は、0円で、かつ効果のある広告媒体だった


伊予柑:すばらしい。その話に関わる話が2件あって、ひとつ目がキンコン西野さんがニューヨークで個展をやったときになにをしたかっていう話なんですけど、ごく単純に、ニューヨークにいる人にDM1000件送ったそうなんです。

有料コンテンツにそう書いてありました。Facebookだとどこにいるのかわかるから、ニューヨークに居る日本人を見つけたら、こんにちは、吉本芸人の西野です。今度個展をやります、きてください、をやる。これは0円ですよね


ぷろおご:すごい!

伊予柑:3日間ぐらい毎日送れば1000件ぐらいいく。正しい

ぷろおご:そうなんです

伊予柑:1000件送ったら200人ぐらいくるわけですよ。個展をやって200人きたら大盛況です


ぷろおご:あいさつですよね

伊予柑:「よかったら個展きてください」

ぷろおご:あいさつをしたら向こうからくるんですよ。また連絡していいんだ、ってなるから


こんにちは。はじめまして。
あなたの文章をすべて読みました。〇〇と書いてあったのが印象的です。私は++と思っていたので、〜〜でした。△△はどう思いますか?

これは本当に返事がきます。




ぷろおご:有料商材を買ったり、広告をだすよりDM返したほうが絶対に効果あるんです。LTV(Life Time Value)があがるんですよ。人間はいづれ死ぬので生きてるかぎりは価値を提供し続ける。関係性があるかぎり、そこには価値がある。ここもそうですね。死ぬまで吸い取れるから、伊予柑さんはおれと関わってるんですよ


伊予柑:はい、みなさんも友達ですよ



伊予柑「あなたも友達です」



ぷろおご:なんか伊予柑さんって、タダでずっとしゃべってくれるなあっておもってるでしょう?ちがうから。

おや、私にとってあなたのLTVがあがってらっしゃいますね。

闇の伊予柑

みたいなことをすぐやるから。あいさつして、あなたに誠実に時間を使いましたよ、なにか直接的に得るわけでもなく。さあ、どうしますか?ってね



わるい大人だ・・


関係性を築くためには、秘密が効く。秘密がないならつくってしまえばいいじゃない


伊予柑:もうひとつはドワンゴでの話。僕はドワンゴでゲームアツマールっていう動画投稿サイトをやってたんですけど、ゲームは動画よりもつくるのが大変でして、一個つくるのに半年とか一年かかるんですよ。だから、ゲームの投稿を集めるのもけっこう大変で。

そこで、なにをやったかというと、投稿したやつをぜんぶ実況プレイして、YouTube限定公開で本人に戻したんですよ。ゲームは動画よりもつくるのが大変だから、そのぶん、動画よりも投稿数が少ないんです


ぷろおご:ぜんぶやったんですか?


伊予柑:うん、ぜんぶ。1日10件ぐらいしかこないから、不可能ではないんですよ。バイトちゃんと俺で、「では、今からテストプレーをします」って言って投稿された動画を褒めながら、10分ぐらいプレーして、それを録画し、送り返したんです


ぷろおご:やば!


伊予柑:「テストプレーしました。ご投稿ありがとうございます!」


ぷろおご:それはめっちゃうれしい

伊予柑:そうなのよ。自分のゲームを音声つきでプレーされる機会なんてないじゃん


ぷろおご:それやられたら、めっちゃうれしいよ、おれ。


伊予柑:10分でできる。1時間で4件できるから、バイトちゃんと3時間で10件できる。そうすると1日分ぐらいの投稿こなせちゃう


ぷろおご:おれ、それやられたら惚れちゃうかも。一生ドワンゴについていこうってなるよね



伊予柑:しかも金がかからんのよ、

ぷろおご:ゲームやっていてたのしいしね。それはめっちゃうれしいですね



伊予柑:あえて外には言わず本人にテストプレーしましたってメールでお送りつけるだけなので、秘密の共有になるんですよ


ぷろおご:やば。わかる?このやばさ

伊予柑:これは初めて人に話しました



ぷろおご:かけた時間が長ければ長いだけ、ね

伊予柑:といってもたかだかひとり10分なんですよ

ぷろおご:思い返してみたら、おれも相手の文字数を上回ることは意識してた

伊予柑:なるほどね

ぷろおご:長ければ1分になるし、3行だったら4行分ぐらい。これはけっこうだいじだとおもう

伊予柑:上回るものを返す

ぷろおご:ゲームもさ、プレイだから上回りはしないけど、10分ってすごいじゃん

伊予柑:「え、なにこれ。運営からメールがきた。なんか俺のゲームをプレイしてるんだけど、」ってなると、グッと近づくんですよ

ぷろおご:すげえサービスだ。ほんとうにそういうことだよね、



伊予柑:握手、あいさつ、インスタはあいさつ


ぷろおご:インスタの攻略法はあいさつ。だからちゃんと政治家アクションもしてる。インスタに強いインフルエンサーがおれのことを知ってたりするから、その人のライブ配信に行って、「見てます」って言う。

そうすると、え、ホンモノ?みたいになるから、「ホンモノです、ありがとうございました」ってDMして、そしたらフォロバがきて、「今度どうですか、」みたいになる


上手なあいさつの作法とはなにか?


伊予柑:おれの知り合いにゲームのプロデューサーがいて、その人がインディーゲームを発売したんですけど、YouTubeで実況プレイされたりするわけです。そしたら、実況生放送に全部行って、スパチャを投げまくって・・・というのをやってましたね。直接本人からくるっておもったよりも強いんですよ


ぷろおご:存在感がね

伊予柑:無視できないじゃん。作者です、ゲーム実況ありがとうございます、って言って、投げ銭もらったら、ありがとうございます!!!しか返せないじゃん


伊予柑「あなたもDaiGoさんに熱いメッセージを送ってましたね」
ぷろおご「あれは迷惑行為だから・・」
伊予柑「論文を超える愛を」


ぷろおご:相手の熱量に対して、ちゃんと上回る時間をかける

伊予柑:でもそれが効果的なのってぷろおごさんが有名だからなんじゃないですか?

ぷろおご:関係性がすでにあると効果的だけど、最初のはちがうかもね



効果的なあいさつをするには、内容よりもいつどこであいさつするかが重要である


伊予柑:聞くところによると、昔、VALUというサービスをやっていた人で無限にあいさつしまくった人がいるらしく、中島太一くんっていうんですけど・・


ぷろおご:そうじゃん。VALUっていううさんくさいサービスがあってね。うさんくさいっていっても仮想通貨を使った健全なSNSなんだけど。

VALUはお金の絡むサービスだから信用に足る個人情報として、登録のときにフェイブックの連携が必須だったんですよ。フェイスブックが本人確認とか厳しいから、そこに依存していて、フェイスブックで本人登録してる人だったら登録できますよ、っていうかんじで、


伊予柑:まともな人が使う


ぷろおご:VALUのページにいくとフェイスブックのアカウントが全員載ってるんです。全員にアクセスして全員にDMした


伊予柑:知らない人に何を言うの?

ぷろおご:なにを言ったんだろうね、VALUからきました。よろしくお願いします、みたいな

伊予柑:ただのあいさつだ


ぷろおご:このときのVALUってサービスそのものが先鋭的で、登録者が少なくて、リアクションの早いやつらが集まっていたんですよ。それでコミュニティができてたんですよね。早いやつらが集まってる不思議な場所


伊予柑:じゃあ、20とか21歳の中島太一くんがこんにちはって言ってきたら、「なんだろう…」と思いますね



なんかきてる。
お、VALUやってる人なんだ。しかも若い
何者なんだろう



ぷろおご:最初は鳴かず飛ばずなんですよ。だけど、なかには「なんかわからんけどVALUやってるし、VALUやってる人に会ったことないから、ちょっと飲みにいくか」みたいに人もいるわけですよ。おもろいから会おうよ、って。そういう人と会って話してたら、VALUってものを買ってくれるんです


伊予柑:VALUって買うサービスなんですね

ぷろおご:そう。個人株式みたいなもので、


伊予柑:じゃあ、「なんか中島くんっていいね、買うよ、」と


ぷろおご:1000円ぐらいで買ってくれる。まだ全然有名じゃなくて、若い。それこそまだこれからのやつ。買っておいたらあがるかもしれない。そういうのもふくめて買う。仲良くするひとつのきっかけ、ツールとしてVALUがあった


伊予柑:まあ1000円ぐらいならだそうかな、ってなりますよね


金のために関係性を手放すと、富に嫌われる


ぷろおご:VALUを買うとまわりに、こいつに1000円払ってるわ、というのが見えるんですよ。ツイッターでいうフォロー|フォロワー|サブスクリプチョンみたいなかんじ。あれでたとえば誰々がサブスクしてるんだ、ってなれば・・・


伊予柑:たとえばぷろおごが〇〇さんをサブスクしていて、それが全然知らない人だったら、とりあえず見に行きますよね


ぷろおご:それを集めてたんです。そうすると、「え、この人買ってるの?この人知ってるわ。ちょっと気になるな、会おうかな」ってなるじゃないですか。そこから「おもろいな、買おうかな、」てなるとそいつがまたリストに入るんですよ


伊予柑:わらしべじゃん


ぷろおご:おれの株を買ったやつが売り物になって、「あいつに信用されて、価値を認められてる若いやつ」になるじゃん


伊予柑:それ、ロンダリングじゃん

ぷろおご:で、メシを奢ったら会えますっていうのをVALUの特典にしたり

伊予柑:中島くんのころからずっと奢られてるじゃん



ぷろおご:株主優待みたいな、VALU持ってる人に対してそういうサービスも提供できるんですよ。それを、一回限りとか月一回までとか、100個持ってる人は月に1回、とか設定したり

伊予柑:クラファン的なね


ぷろおご:「zoomで会議します」とか「月に1回ビジネスコンサルをしましょう」とか、そういうのを特典にしてる人が多かったですね。おれはなにもなかったんですけど、フェイスブックのメッセンジャーグループに入る権利とか、奢りだったら行きます、とか


伊予柑:いまと変わらんやん


ぷろおご:そういうことをやってたんですよ。それはたしかにあいさつですよね。

つながりが可視化されて、「あいつと知り合いなんだ。あいつけっこう目が厳しいからおもろいんじゃない?会ってみる?若いし、奢るよ、」みたいなおじさんがきたりして、「おもろいね、ちょっと買っちゃうかもな、」っていうのを繰り返してたらランキングみたいなものにのっちゃって、一時、一個買うのに15万円になった


伊予柑:15万円?!


ぷろおご:株だから誰かが売れば下がっていくじゃないですか。でも、グループに入っているから誰も売らないんです。友達グループがあるわけですよ

伊予柑:売ったらグループから抜けちゃいますからね



どれだけの人数にあいさつしてきたかは、友達の数に比例する


ぷろおご:売って、「あいつ、売ったんだ」ってなるよりは持ち続けたほうがラクだし、売るほど金に困ってない。そうすると、おれ以外に誰も売るやつがいないから、あげざるをえない。

それでも買うやつがいるから、どんどんあがっていっちゃって、一個当たりの単価の高さがVALUサービス全体の7位。ロンダリングですよね。有名人のなかになんか知らんやつおる、みたいな。そういうかんじでしたね


伊予柑:あいさつは儲かる、と


ぷろおご:あいさつはすごくだいじだし、バックがありますね。要は仲良くなれるかどうか。仲良くなるには、熱量に対して熱量をぶつける、あるいは自分から熱量を与える。返ってきたらちゃんと返す、とか


伊予柑:これを見てる大学生とかにぜひやってみてほしいですね。あいさつでどこまでいけるか


ぷろおご:あいさつしまくったら絶対にいけますからね。自分があいさつとしてだせるものをちゃんとだしつづけてたら、誰かひとりはおもろいな、ってなるし、おもろくなくたって、熱量がはたらいていて気持ち悪いから、処理させてくれや〜みたいなのがくる。インスタはそれですね


伊予柑:インスタはあいさつ。ただの政治でした

ぷろおご:ひとりひとりとちゃんと向き合って、関わる



伊予柑:それはちょっと前の話とかぶりますけど、明るいやつが勝ちますね



ぷろおご:いまはもう明るいので。当時はかぎられていたからVALUをやってる人になって、VALUをやってる人に対してメッセンジャーで2文だけ送りつけるっていうのをやってた。内容もべつにコピペでいいんです。

よろしくお願いします。みたいなね。それを繰り返すだけだったらそんなのbotみたいなものじゃないですか。スパムメールとおなじですよね。それならできるし、やらないよりもやったほうがぜったいよくて。

100人に送ったら1人は返ってくるわけで、その1人とちゃんと関わってたらその人が、こいつおもしろいから会いなよ、とか言ってくれたりするんですよね


コピペでもいい。まずは数

ぷろおご:誰かひとりに信用されれば、その人が持っている信用を借りることができる

伊予柑:ロンダリングだなあ

ぷろおご:ロンダリングですよ。わらしべ長者

伊予柑:なにもないうちはロンダリングするしかないですね


ぷろおご:だからみんな弟子入りしたりするわけじゃないですか。ビジネスでもそうですよね。入社して会社の名刺をもらって、名刺の信用で取引先を見つけて、個人的な関係になって、独立して…100人の知り合いがいるからいけるみたいな。結局ロンダリングでしかない


伊予柑:東大に入るのもある種のロンダリングですからね。何者でもない人から東大生になるっていう

ぷろおご:でも東大生の友達にちゃんと信用がおかれてたら、新たに東大生と友達にもなれるし、実質東大生ですよ


信用ロンダリングでだしぬこう


というわけで、インスタの攻略は誰でもできる

伊予柑:はい、あいさつをしましょう





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