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インフルエンサーを目指しても無駄な理由【プロ奢voicy書き起こしvol.2】

このnoteは、プロ奢ラレヤーのvoicy 『「プロの奢られ屋」の独り言』 2020年12月10日公開の内容をもとに作成したものです。


はいどうも、通算約3000人にメシを送られてきたプロの奢られ屋こと、23歳、プロ奢ラレヤーといいます。

まれにラジオやテレビに出たりしながら、普段はね、twitterとかtiktokで集客をして、そこから来た依頼を受けて、池袋の西口で飯を奢られたり、

月698円のノートマガジンを書いてたり、こっそりオンラインサロンを運営していたりしています。

というわけでね、今日のテーマは「インフルエンサー目指しても無駄説」ということで(笑)やっていきたいと思うんですが

あまりインフルエンサーっていう言葉もね…何でしょう、もう古いと言うかあんまりもうね、耳にピンとこないと言うか

なんかもう、錆びちゃった感じがするところはあるんですけど

そもそもね、なんで今この話をしようかって思ってるかって言うとですね、最近tiktokの収益化が始まるというニュースがあって

僕は、今tiktokフォロワー何人ぐらいだろう。7万人弱ぐらいすか。7万人弱ぐらいいてですね(2020年12月現在は7万5千人前後)

まあ基本的には、ほぼゼロコストでライブ配信をしてね、その録画を外注して、カット勝手にしてもらって、勝手に字幕つけてもらって、

で、毎日1動画あげるような形でね、まあ全くtiktokをほとんど見ることもなく、勝手に投稿している感じなんですけども

tiktokで収益化が始まると。で、tiktokで活動していたクリエイター達がね、なんか喜んでるらしいんですが

そんな「収益化」って言ってもですね、中身はどういうものかって言うと、何て言うのかな、ライブ配信の投げ銭って言うんですか「スーパーチャット」みたいな

おひねりというやつですね。まあライブ配信をしているユーザーに対して100円あげたりとか、人によっては1万円あげたりね。

基本的には可愛い女の子が、なんかこう…おねだりして(笑)たくさんね、おじさんからお金をもらうような集金システムなので、

実際「可愛い女の子」みたいな感じで、tiktokで人気を博しているような人たちはね、まあ儲かるんではないか?ということでやっているんですが、

それともう一つは、ECサイトとの連携ですかね。つまり商品。ファングッズとかね、ブランドとかを自分で自炊して、

それを今やろうとすると、例えば「tiktokからインスタとかtwitterとかにまず流入させて、そこで自分のショップの宣伝をする」という形になっていて

まあ非常にね、導線が長いので、成約率も低くて、あんまり利益も出ないような状態だったのが、それがtiktok公式に接続されると。

また、どうやらライブ配信中にリンクが貼れるとかね。そういう形で補助が入るようになると思うんですけど

こんな形で、tiktokerが「収益化万歳!」という感じで、なんか喜んでる様が見られたんですが

「そんなに甘かぁねえぞ」と、いうわけでですね(笑)

僕もね、インターネット稼業をしてきて、まあ、かれこれ3、4年やってきているわけですけども、

まあね、結局マネタイズの仕組みができたからといって、簡単にお金が儲かるのかって言うと、そう簡単ではないわけで

tiktokなんていうのはね、可愛い女の子がダンスして人気を集めるような、そういうスタンス。まあメジャーなやり方であれば、そのやり方でも十分に利益を出すことができる。

というか、もう既に、そういう子たちは、出すことができてるはずなんですね。超メジャーな子達っていうのは。

問題はね、そうじゃない子たち。そうじゃない人たち。僕みたいに。

別に僕がダンスしても、何の需要もないわけで。まあなんかライブ配信でね
質問を受けて、それに対して何か回答してね、それが「なんか面白ーい」という人たちが集まって、7万人ぐらい見てるんだけれども

じゃあ果たして、そこに投げ銭がどれだけ集まるのか?あるいは、それによって、商品をどれだけ売ることができるのか?

という風に考えていくと、まあ売れないし、投げ銭て言ったって、まあ…1配信で数万円が限度なわけですよ。

限度っていうのは、集めればですよ?つまり、一つの配信に投げ銭を集中させれば、っていう話で

要は、お客さんの財布の中身っていうのは、まあ無限ではないわけで、いくらファンといってもね、出せる額ってのは決まっていて、毎日毎日出せるもんじゃないので、基本的には底が尽きてしまうわけですよね。


って考えるとね、まあ厳しい。youtuberで考えると分かり易いんですけど、はじめしゃちょーとかHIKAKINさんとかが

じゃあ果たして、ライブ配信をしてね、スーパーチャットと
あと何?ファングッズ?何を得るのか知らないけど、

hikakinさんとはじめ社長さんとかのグッズ?何を買うのかは、僕は知らないですけど、まぁ売れないですよね。売れても…まあ、ちょっとわかんないけど(笑)

というわけでyoutuberでさえですね、広告収入以外の部分では、企業からデカイ話を引っ張ってくるとか、そういう事しかない訳で

tiktokでそれがやれるか?って言うと、まぁ正直ちょっと厳しいわけですよね。

という風に考えるとですね、結局、今の市場ってのは、インフルエンサーは…まあどうしてもね、Youtubeも他のメディアも、ある程度は出てき切っちゃってるわけで、要はキャラクタービジネスなわけですよね。

で、キャラクタービジネスってことは、ONE PIECE(漫画)とかでね、急に出てきたキャラが超人気になる、とか、そういうことってあんま無いじゃないですか。というのは「枠」がもうあんま無いわけですよ。

いろんなキャラクターっているけど、キャラが埋まってるとそこに入れる、例えば「ライバルキャラ」とか「主人公」はもう埋まってるわけじゃないですか。

ってなると、そこに新しいキャラが出てきて超人気になるっていうのは、あんまり考えづらいわけで、

という風に考えると。tiktokというか、今どんどん短い動画とか、短い時間でアピールをするような、そういうフェーズに来ていて

そこでね、新しく参入して、新しく有名になって…みたいな。そういうのは今ちょっと、非常に厳しくなってきたなという印象があります。

でね、プラスして、結局有名になる・インフルエンサーになることは、つまり「有名人になってPV集めて…」みたいに、曖昧に考えている人が多いんですけども

結局、人数を取ろうとする、つまりバスってなんかね、新しいフォロワー獲得しようとか、チャンネル登録者増やそうとか、そういうことをするっていうことはね

つまり「色んな人が同時にそこそこ面白がるコンテンツ」を作らなきゃいけないわけで、そうするとね、大抵テレビの企画の焼き増しぐらいしかなくて

基本的に最適解が出てしまっていて、その人独自のコンテンツというものではないわけですよ。

たとえば「なんちゃらの人の特徴5選」とかさ、そういう動画を、じゃあ
tiktokとかyoutubeとかでまとめて、それでバズったからといって、その人にファンは付きますか?

「ファンが付く」っていうのは独自性があって、キャラクターがある。それを前提としてるわけだから、となった時に

じゃあそれ(最適解)でファンが付いていくのか?っていう風に考えると、まあ正直厳しいですよね。

となれば、それこそさっきも言った通り、ライブ配信、投げ銭を受けたりとか、グッズを買ってもらったりだとか、そういうのは、かなりロイヤルティ(Loyalty:愛着や信頼を表すマーケティング用語)が高いファンの人たちが金を出すわけで、

じゃあそんな、バズ狙いの動画ばっか出してて、果たしてそういったファンが付くかといいますとね、まあ付かない(笑)まあ、そんな非常に理不尽な世界というかですね。

基本的にはインフルエンサーなんか目指す必要なんかないし、会社員で、みなさん適当な大学を出て、就職したらいいと思うんですけど

僕とか、何て言うのかな、ただ生きてるだけで、勝手にこうなってしまう人ってのは、いるわけですよね。

生きてるだけでネタになってしまったり、生きてるだけで勝手にコンテンツが湧いてくるとか、そういう人間にとっては(インフルエンサーは)天職と言うか、なにせ何もコストが無いわけですから

今こうやって話してるのも、正直、風呂上がって、なんか「あっ」て思ったから喋ってるだけで

別にそんな、ネタや台本作っているわけでもなくて、そういう人間であればね、勝手になっていくものであって、インフルエンスをたまたま「持って」しまうものであって

それを目指してどうこうっていうのは…まあ、あんまりね。お勧めはできないかなと。大変だし、何より。

普通に就職して8時間ボーッと突っ立ってた方が楽じゃない?って思っちゃいますけどね。

はい、というわけで、久しぶりにvoicyをね、昨日(12月9日)から更新を再開したわけですが、

こんな感じで10分間…まあ、なんだろう、よくわかんない(笑)何のためにもならないかもしれないが、こんな小話をできたらな、という風に思ってるのでね。今回も大体10分ぐらいで話してみました。

いかがだったでしょうか?面白かったらね、コメントをぜひ。voicyでも参考にしてますし、twitterの方でね、なんか感想くれたりとかしてもらったら
嬉しいと思います。

というわけでまあ、えーと本買ったりよろしく。
では今回はこれで終わり、バイバイ

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