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Coten Radioが熱い

歴史を面白く学ぶCoten Radioは、歴史おたくの深井さんとヤンヤン、歴史弱者(弱者にはもう見えない)の樋口さんの3人で「歴史というレンズを通して「人間とは何か」「私たち現代人の抱える悩み」「世の中の流れ」を痛快に読み解いていく!」podcastの番組だ。(Youtubeでも配信中)

3人の良い特性がうまい具合に引き出されている上に話しのテンポが抜群。歴史から見る人類学を語る3人の話しも魅力の一つ。遂には応援サポーターにまでなってしまった。

現在のテーマは第一次世界大戦。それぞれの国や人の思惑が絡み合いどうしようもなくなっていく様が非常に興味深く、傑作回となるのは間違いない。

互いのミスコミュニケーションによるボタンの掛け違いからどんどん暗転していく国際情勢。それぞれの国が人が、その国を国民を守るために決断して行動していった結果が戦争となった。誰が悪かったのか、どこが悪かったのか、どうしたら良かったのか、今振り返っても分からないし、そんな単純に理解したつもりになって語れる話しではない。

これまで続いていた封建制が廃止され、「人権」「国民・国家意識」が生まれた過程を語らずにはこの戦いは語れない。フランス革命後に生まれた「人権」「国民・国家意識」は、人々に「民族意識」「愛国心」を強く意識させていくこととなる。現在、当たり前のようにあるこの「人権」「国民」「国家」の概念の出現が、2000万人以上の死者を出す、4年にも及ぶ激しく苦しい戦いを後に生み出すと誰が予測できただろうか。

友人の旦那さんは日系4世だ。といっても、「日本人」という意識はもう彼の中にはないそうだ。殺し合いに至ってしまうほどの「国」や「民族」の意識とはなんなのだろう。血や容姿でないことは明らかだ。

四川出身で日本語ぺらぺらで福岡在住のヤンヤン。教えてー!

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