エトロのバックを買った。 学生の頃から身に纏うものすべてがハイセンスな彼女にそう伝えた。 ついにだ。 そのバックとは、父にたまたま連れて行ってもらったところで出会った。 ラグジュアリーなバックを持つのは、先の未来の話だと思っていた。まだ早いまだ早いそう思っていたのだろう。 ただ、もう出会ってしまった。 そう、エトロのペガサスに。 前日の仕事帰り彼女とお茶をしている時に、いつものように私たちの物語の話をしていた。私たちの物語を絵本にするなら、私はこのような見た目が良い。
エトロのバッグを買った。 滅多にブランドにはお金を使わない彼女からそう連絡が来た。 ついにか。 私はすぐにそのバッグを連れた貴方に会いたいと言った。 最上級の美的ジャッジ力を持つ彼女の目が一発目に仕留めたそんな素晴らしいラグジュアリーバッグ。いち早く共に街を歩いてその姿を世に見せてくれと。 そんな経緯で、私の相棒であるジミーチュウのバッグを連れて、彼女と表参道へブティック巡りに出かけた。 最近のコーチはデニム柄が出ていて、少しカジュアルライクで可愛かったし、ジミー
道端にポロッと芸術が落ちていて、 それを楽しめる感性と、余裕を持つ人間が住む世界にしたいし、 ファッションは身に纏う芸術と呼びたいし、 個性を芸術にカテゴライズできたらいいし、 そうしたら個性を極めて表現した人がアーティストになるし、 差別という言葉が個性に変わって 個性が美しいものになって 芸術として受け入れられる とりあえず、そんな世界にしたい。