データの可視化で10ヶ月で筋肉が8kg弱増えた話
主にデータを使った分析業務を行っているteshikennと申します。
健康な身体作りにデータを活かそうとしており、そこで得られたことや、運用してみての知見・感想を記事にします。
カンム Advent Calendar 2021
この記事はカンムアドベントカレンダーの19日目の記事です。
昨日は、人事のかつまたさんによるyoutuberになるためのPC環境周りの話でした。
私も少し前に自宅のPC周りの環境を整え結構な出費だったのですが、私も具体的な金額は妻に内緒にしています。今度かつまたさんにバレたときの言い訳を聞いて参考にしたいと思います。
なぜこのテーマか
健康に気をつけ始めた
今年30歳を迎え、あらゆるところで身体の衰えを感じていました。
運動能力はもちろん、脂っこいものは前ほど受け付けなくなり、一度ハマれば寝食を忘れて没頭していた集中力も影を潜め…
また今年の11月に結婚し、自分一人のための身体ではなくなりました。
仕事や家事のパフォーマンスも健康状態で左右されますので、より意識が向きました。
データを活かして健康になりたい
データで現状把握し課題を発見、原因を見つけ対策案を考え、行動しその結果をデータで把握し…と普段仕事でPDCAを回しておりますが、これは私生活にも応用できるはず。
また、もとからデータを見て考えを巡らせるのが好きで、かつ新しいもの好きな性格です。
単純な興味本位からデータを取り始めたものもあり、折角取得したデータを何か意味のあるものに昇華したいという思いがありました。
筋肉量が10ヶ月で8kg増えた
前提
運動の習慣、筋肉量の増加で健康的な身体を目指します。
今年2021年の2月頃から筋トレと各データの集計を開始し始めました。
現状までの主なKPIは「筋肉量の成長率・量」としています。
最終的な目標は一定の体重と体脂肪率を設定しモニタリングしていますが、まずは筋肉量を増やした方が基礎代謝をあげられ、体脂肪も減らしやすい身体になります。
ある程度筋肉量が得られたら体脂肪率も平行してKPIとしたいと思っています。
なお、持続可能で健康的な身体が最終目標とします。
なので、食事管理や筋トレは無理しない範囲で実施しています。
結果
以下筋肉量の時系列グラフですが、開始日からの最小値が46kg強、最大値が54kg弱で10ヶ月で8kg弱増えています。
注意点として、筋肉量に関しては集計時の状況などによるブレが大きいです。足裏からの電流の通り具合と、事前に出している統計データから算出しているためです。
なので実数値自体はあまり気にせず、一定期間で見たときの成長量や率を見ていくことで一喜一憂しないようにします。
やったこと①:体組成の可視化
以下のサービスで主に、体重と筋肉量、体脂肪率を確認していました。
この数値を見ることで日々筋肉量の増加、体脂肪率の減少を可視化できモチベーションの維持に繋がりました。
継続的にデータを取るためには「自動化」もしくは「簡略化と習慣化」が必要です。
体重計(タニタ製品)に乗るとアプリに連動して記録してくれるため、毎日風呂前に乗ることを習慣化することで継続的にデータを取ることができています。
やったこと②:摂取栄養情報の入力・可視化
以下のサービスに毎食入力することで、総摂取カロリーやPFCバランス、不足栄養素を確認していました。
今まで筋トレを続けてもなかなか筋肉が増えないことが悩みでしたが、これを見てわかったのは単純に摂取カロリーが足りていないということでした。
プロテインやサプリメント等を摂取し、タンパク質やビタミンは足りていますが、摂取カロリー<消費カロリーの状態になっていると、筋肉からエネルギーを捻出してしまうため、筋肥大しづらくなってしまいます。
きちんと炭水化物や脂質も取って摂取カロリーも高めると、筋肉量はどんどん増加していきました。
また、食物繊維が普段の食生活から不足していたことが明らかになりました。
普段下痢が多い体質だったのですが、食物繊維を普段の食事やサプリメントから摂取することで、これがかなり改善されました。
問題として、これはアプリでいちいち手入力する必要があるため、非常に面倒臭いです。
ものぐさな私は3週間ほどしか続きませんでしたが、それでも何も考えずに食事をするとどのような栄養バランスになってしまうかを把握することができ、普段の食事で何を意識して摂取すべきかを認識することができました。
例え継続できなくても一度でもいいから可視化し、意識を改めることが大事だと思いました。
やったこと③:筋トレ内容の可視化
夫婦間でslackワークスペースを作っているので、そこに筋トレを実施したあとに内容を記載していました。
記録することで、成長を感じることができモチベーションに繋がります。
ですが、こちらも2週間程度でやめてしまっています。
ある程度筋トレに慣れてくると、同じ重量でも意識やフォームの違いで効き方が全然違ったり、色んな筋トレを試したくなったりして管理が複雑化してきて、モニタリングする労力に対するメリットがあまり感じられなくなってきました。
管理してくれるアプリもありますが、あまり利用しやすいものが見つけられませんでした。
ただ、いつ頃、どの種目で、何kg上げてたかは意外と忘れてしまいがちで、これも可視化していた時期があったからこそ、当初の記録との比較ができます。
筋トレを始めた当初はベンチプレスが大体40kgがギリギリあがる程度でしたが、今は70kgを数repすることができています。
今後の展望
来年夏までに筋肉量60kgを目指して頑張ろうと思っています。
ある程度自分の身体に自信がついてきたらフィットネスの大会とかにもエントリーしてみたいですね。
(おまけ)その他見ているデータ
タイトルからは外れますが、体調不良とその原因を把握するためにも以下のようなデータを取得、可視化してみています。
姿勢/マインド/集中力
今自分の中で一番ホットなデータです。
JINSから2021/10にローンチされたこちらのメガネですが、以下のようなデータを取得できます。(画像引用:JINS MEMEアプリ)
姿勢
前後左右の傾きを検知できます。普段の姿勢がどの程度悪いかを確認することで、姿勢に意識が向くようになります。
マインド
精神状況のようなものが見れます。
1週間ほど使ってみて、
没入度は、コーディング中や文章作成中などのときは高くなる傾向にあり、ミーティング時に低くなる傾向にありました。
安定度はまだよくわかっていませんが、マルチタスクに追われているときは確かに低くなっている気がします。
バイタリティは焦っていたり、前頭葉がフル活用しているようなタスクで高くなっている傾向にあります。なので強い状況が長く続いた日は疲労感が強かったです。
集中度
これは前述の「没入度」に強く相関している感じがあります。
これもMTG中や発散系の思考時は低くでる傾向にあると思います。
まだ買って1週間程度で、これを使って何をする、みたいなのはまだ模索中ですが初めて見るデータなので色々興味深いです。
個人差がありそうなので、自分はこの数値のときにどういう傾向にありそうなのかは各自で分析する必要がありそうです。
自分の置かれている状況や他の身体データと組み合わせて仕事のパフォーマンス向上などに繋げられそうな可能性を感じます。
室内環境
ここ1-2年はコロナで自宅にいることがほとんどになっています。
(なおカンムもオフィスと自宅、柔軟に働く場所を選ぶことができます)
なので自宅の空気環境を良くすることで、仕事の集中力、健康に良い影響がります。
温度と湿度の可視化
これは以下の空気清浄機についている機能を利用しています。
上記の空気清浄機では湿度が一定以下に下がるとお知らせしてくれます。
加湿器の水不足もお知らせしてくれるので助かってます。
お知らせのチャイムが某ドラ○もんのSEに似ていたので、我が家では「ドラちゃん」と呼んでいます。
時系列でも以下のように可視化できています。
二酸化炭素濃度の可視化
以下の製品で見ています。
このセンサはCO2METER社のものがオリジナルで、そこのHPから可視化用ソフトをダウンロードでき、それで以下のように可視化できます。
換気のタイミングってなかなかわかりにくいんですよね。
厚生労働省より良好な換気状態の基準として二酸化炭素濃度1,000ppm以下が提示されており、そこに行く前に換気するようにしています。
睡眠状況
基本的にApple Watchを使って、いちいちアプリを開かずとも自動で睡眠データを取得できるようにしています。
以下のようなデータを取得でき、睡眠状況や他のデータと組み合わせて分析することで、どのような時に睡眠効率が良いかを模索できます。
以下のアプリだと、睡眠中のいびきや寝言も確認でき、上記と似たようなデータも取れるのでApple Watch盛っていない人にはおすすめです。
最後に
カンムは従業員の健康に優しい環境、制度が整っています。
例えば、任意で参加できるブルガリアンスクワット部があったり
オフィスにはチンニングマシン、ラットプルマシンのような筋トレ器具もあり、社員が自由に使えます。
働き方も柔軟に対応しています。詳しくは以下の情報を御覧ください!
カンムではエンジニア、ビジネス、コーポレートなど様々な職種を採用しています!
決済に関する豊富な自社データもあり、データ好きも楽しく働けます。
もし興味を持っていただけましたら、上記リンクからぜひご連絡ください!
それでは皆様良いお年を!
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