はじめに
おはようございます。OGIZARUです。
まだ社会に出たこともない立場でよくそんな調子乗ったテーマ選べたなと思う方もいっぱいいるでしょうがもし興味ある方いらっしゃましたら最後まで読んでいただけると幸いです。
このテーマでnoteを書こうと思った理由は毎週金曜日の夜20時から生配信をされている”CameraTalk”チャンネル様のライブを見ていた時のこと。
【↓配信URL↓】
映像を言語化することと感覚で感じる余地について論じられていたからでした。
言語化とは何か
言語化と感覚で感じるモノ |CameraTalk堀口さんの発言より
CameraTalkチャンネルのホスト、堀口さんは
要は
・言語化という作業で何かが見えてくる場合もあるが、言語化というのは他人に伝える手段であって”トレース”するためという意味が多分にあるような気がする
・言語化せずに”感覚”で感じ取ったものを試行錯誤して似せていく過程で洗練され、個性が出てくるのではないか
というわけです。
その後も何度かライブ内で言語化について言及されていらっしゃったんですが、結論としては僕の中で、僕と堀口さんでは言語化の認識が少し違うのではないかという結論に至りました。
堀口さんの考える言語化とは|林さんの例を持ち出して
僕の中で、堀口さんの考える言語化というのが何なのかを考えていく上で元RICOHエンジニアで元bird and insect(映像制作会社)の林さんという人物の存在が浮き上がってきました。
ライブ内で言語化に関するお話をされる際に堀口さんは言語化を多くする方としてたびたび林さんの名前を出していらっしゃったのでXアカウント(@kotaronya)を改めて拝見したところ、映像から感じる”美”を言語化して多数のポストを投稿、多くの方に支持されているアカウントでした。
(1) 🌲虎太郎🌲(@kotaronya)さん / X (twitter.com)
林さんは、X等のインターネット経由の収益で現在活動しており、ブランディングとして言語化で成功をおさめられている方です。
そんな林さんの言語化をポストから拝見するとかなり具体的なものが多いなという印象を抱きました。
例えば、カラーグレーディング時に最暗部に何色を乗せるとどのような印象になるか、フィクションをフィクションと感じさせるためにはどのような方法があるか、などのものです。
僕は
堀口さんが林さんの投稿を見ることで言語化の作業が具体化に近いものだと感じているのではないかと考えました。
そこで、ほかの方々が言語化をどう捉えているのかに関して調べてみることにしました。
※僕は具体化に近い言語化を否定するつもりは一切ありませんし林さんおよびそのFF様に関しても否定するつもりは一切ありません。勘違いなさらないようお願いいたします。
その他の方々の言語化①|Yuichi Ishidaさん
そのほかにSNS等で映像を言語化すると仰っている方を探してみると複数人見つかりました。
その中でYoutubeで「動画の知識は言語化しよう【動画クリエイター向け】」というタイトルで動画を出されていたのがYuichi Ishidaさんです。
引用:動画の知識は言語化しよう【動画クリエイター向け】
https://youtu.be/M2xT7S5Tfqo
以上が動画内でおっしゃられていた言語化する理由です。読んでいただければわかる通りかなりクライアントワークを意識した内容になっています。
その他の方々の言語化②|村崎哲也さん
noteに数本の記事を投稿されている村崎哲也さん
その中に「映像表現は「言語化」が重要」という記事がありました。
映像表現は「言語化」が重要|村崎哲也 (note.com)
拝見した結果は以下の通りです。
その他の方々の言語化③|山田健人さん
映像作家の山田健人さん。「THE PLAYBACK」というラジオ番組のレギュラーに選出された際のインタビュー記事内に「「映像を言語化する」というおもしろさ」というタイトルのインタビューがあったので抜粋します。
映像作家・山田健人が、ものづくりの現場で感じる「美しさ」とは? | J-WAVE DIGITAL CREATION
山田さんの場合、”共有するため”に言語化しているという面が大きいように感じました。
自分の感覚を他人に伝えるためには現状言語化するしかないので、確かにそうだなと思いました。
僕の考える言語化とは何か
ここまでの情報を振り返って
ここまでの言語化について僕が感じた印象を振り返ると
となります。
僕が思う言語化とは
結果として僕は言語化をどう思っているのか、最初の話題に振り返れば堀口さんが考えた言語化とどう違うのかを書いていこうと思います。
結論から言うと僕は言語化を”抽象化”の作業だと思っています。
僕が言語化をするシチュエーションは”複数の作品”を見て”共通の良さ”を見出し”ノウハウ”を抜き出すという目的です。
”具体化の言語化”と”抽象化の言語化”は何が違うか
具体化、抽象化といっても何が違うかよくわからない人も多いでしょう。ということで僕が考える具体化と抽象化の違いを最後に書いておきたいと思います。
具体化の言語化は”具体的なテクニック”を抜き出すという意味が強く
抽象化の言語化は”抽象的なノウハウ”を抜き出すという意味が大きいように感じました。
ちなみに、テクニックとノウハウの違いを書いておきます。
ノウハウはある物事を手掛けるための手順や方法についての知識、
テクニックは”ノウハウ”をもとに身に着けた技術や技巧という意味があります。(BingChat出典)
ノウハウは知識としての情報に留まっていますがテクニックだとより具体的な方法等まで踏み出していくことになるので応用が利きにくいのではないかと感じました。
まとめ
僕は具体化に近い言語化を否定するとか、抽象化に近い言語化がいいとか主張する気は無いですしその権利もないとは思っています。しかし、言語化といっても一つの考えにとどまらないということが知っていただけたら幸いだなと思って記事を書いてみました。
最近はYoutube等のメディアを中心に言語化による写真の上達が騒がれていますが、まずは言語化を定義することから始めたほうが良いのではないでしょうか。
この記事に関する意見等もコメント欄に書いていっていただけると幸いです。