謎の風習なのか流行だったのか

先程ですね、私、こんなツイートをしました。

もう年がバレてもどうってことないので、そう、およそ四半世紀前、私が高校生だった頃の話です。

当時、私は大阪の北河内地域(大阪府の北東部、ひらパーとかある所)のとある府立高校に通っていました。
そこで、いつからかは判然としませんが、自転車通学の生徒たちの間で、上記のようなプチカスタマイズが行われるようになったのです。
サドルの下の棒に、コーヒーの空き缶の上下をくり抜いたものをはめ込む、ただこれだけですが、けっこうな割合の生徒がやっていました。
使用する缶は、圧倒的に「BOSS」。しかも青い缶。
学校の駐輪場には、おなじみの、あのおじさんの顔がずらっと並んでいました。

でも、皆と同じでは気が済まない、そんな気質の生徒はもちろん存在します。
次第に缶のバリエーションも増えていきました。
たとえば、背が高くて、ショート缶では棒全体を覆うことができないほどサドルを上げている場合は、BOSSのカフェオレのロング缶。
この間まではBOSSだったけれど、ジョージアに宗旨変えする人も。
ポッカの「顔缶」を見かけた時には、思わず「おぬし、やるな」と頷いたものでした。
大阪名物「ひやしあめ」も一度だけ見たことがあります。
いずれにせよ、アルミ缶では強度が不安なのでしょう、スチール缶での創意工夫がなされていたわけです。

私が卒業するまで、この風習は続いていたと記憶していますが、その後、どうなったのかは不明です。
ていうか、これ、全国的に行われていたことなんでしょうか。
それとも、うちの高校だけの流行だったのでしょうか。
もしも現在までこの風習が続いているとしたら、きっとあの高校の駐輪場には、各々の推しキャラの「鬼滅缶」が並んでいるんだろうな、と勝手な想像をしています。

…ちなみに、私はというと、残念ながら電車通学だったため、この流行に乗ることはできませんでした。

(琵琶と全く関係のないお話で失礼いたしました)

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