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これからやるべきこと
今年の100マイルアドベンチャーの募集を5月24日に行った。
「募集開始日不告知かつ先着順」といういつも通りの方法だったが、開始から7分で定員に達して募集終了。
その後も、私の耳には7−8人の方から「行きたいと思ってチェックしていたが、逃してしまった」「毎日チェックしていたのだが、そのタイミングだけどうしても仕事で見れなかった」という声を聞いている。
直接聞こえてくるだけで既にその数なので、その向こう側には、何人も何十人もいるはず。
12年続けてきて、今年で13年目の100マイル。
数年前から、新しい展開が必要だと思ってきたが、いよいよその時が来たかな。
フラッグシップとしての夏休みの100マイルアドベンチャー。そして、もっと裾野を広げてたくさんの人たちが参加できるもの。
また、現状の100マイルでは、経済的、家庭的に安定した子供たちしか参加はできない。そうではなくて、そもそも「体験機会」を得ることすら難しい境遇の子達にもできることはないだろうか。
いま、その可能性も模索して、相談をしている。
旅を通して、世界を知覚し、感情を磨き、新たな視座を得る。社会の中で確固とした個を持つ仲間達の集合体としての、持続可能な社会形成をするためには、旅の効果効用を使わないのはもったいない。
今年の100マイルアドベンチャーのスタッフは、100マイルOBOGたちで固めるという野望は、実現できそうだ。
自分自身の冒険は、一通りやってきた。自分の力や経験を使う。荒野から城壁に帰還した冒険者は、語ることのできる物語を持っている。
その物語を社会の中に伝えたとき、初めて意味は生まれる。
ポール・ツヴァイク「冒険の文学」より
「冒険者は、自らの人性の中で鳴り響く魔神的な呼びかけに応えて、城壁を巡らした都市から逃げ出すのだが、最後には語ることのできる物語を引っ提げて帰ってくる。社会からの彼の脱出は、極めて社会化作用の強い行為なのである」
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