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本が出ます③「13歳からの『ネットのルール』」をちょっと公開

(②「AIが仕事を奪う?」はこちら

 全国の中高生から寄せられた、ネットに関する本気の一問一答13歳からのネットのルール」。メイツ出版のご厚意で一部を公開できることになりました。子供たちは今、ネットにどんな疑問を持ち、何を知りたがっているのでしょう、さっそくご覧ください!

目次

フェイクニュースの見分け方は? 

フェイクニュースに気をつけろと言われますが、どうやって見分けたらいいのでしょう?見分ける方法はありますか?

 フェイクニュースとは「ウソ」「デマ」「間違った情報」のこと。フェイクニュース=「ネットの」ウソ情報だと言う人もいますが、ネットだろうが、テレビ・新聞だろうが、SNSだろうがニュース番組だろうが、ウソ・誤情報はすべてフェイクニュースです。
 フェイクニュースには2種類あり、1つは明らかなウソ・間違い。実際に過去、ネットで拡散した「地震で動物園からライオンが逃げた」とか「この台風はアメリカ軍によるもの」といったデマは、議論の余地のない誤情報です。「ウイルスには〇〇が効く」というデマも多かったですね。こういった明らかなデマは「科学的にあり得るか」「情報源の記載があるか」「無関係の画像が添えられていないか」といった点をチェックすることで見分けられます。 

宇宙人

イラスト:YAGITwitter

 難しいのは、フェイクではない、立場や考え方の違いによる情報の「食い違い」。例えば「福島第一原発の放射能による影響はもうなくなった、安心して暮らせる」という意見と「まだ影響が残っている、女性や子どもは住むべきじゃない」という、2つのまったく異なる意見。困ったことにどちらも「国連の」組織や機関から発表された情報なんです。
 みなさんには情報を見極めるコツだけお伝えしますが、その情報を誰(ど んな組織)が発信したか、その情報で誰が得をして、誰が損をするか、これを考えるクセをつける。それだけで、その情報を信じるかどうか決めやすくなります。「国連」の話もそんな視点で調べてみてください。

「国連」の肩書を持つ組織の中には、こいつら大丈夫なのかな、という団体もあります。以前「日本人の女子学生の13%は売春経験者」なんていう、噴飯物のフェイクニュースを撒き散らしたのも、国連の「特別報告者」でした。詳しくはこちらを…

続いての質問は「友達がSNSでいじめにあっています


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