モノづくりをする全ての人に見て欲しい!漫勉neoで得た創作のヒント
こんにちは、おぎしお(@ogi_shio)です。
Eテレの漫勉neoが好きでよく放送を見ているのですが、この番組がものづくりをするすべての人に役立つ名言であふれているんです。
放送をぜひ見ていただきたいのですが(ゴリ押し)今日は自分の中で神回だなぁと感じた「惣領冬実先生の回」のことをちょっとだけ書いてみようと思います。
今回の放送から感じた大事な気づき・3つ
まずは、今回の放送で感じた大事な気づきを3つ書き出してみます。
1、偉人の発言はいつも正しいわけではない
2、自分のスタイルを貫く工夫
3、「とりあえずやってみる」から生まれる発見
これです。
放送のエピソードも交えて「なにが勉強になったのか?」をアウトプットしてみます。
1、偉人の発言はいつも正しいわけではない
「偉業を成し遂げた人の格言」ってすごくパワーを持っていますよね。
格言をもってしてそれらしいことを指摘されても、それを跳ね返すほどの実行があれば人を納得させることができるという気づきがありました。
そのエピソードがこちら。
惣領さんが編集に「ミリペンで漫画を描くな」と言われた話。
「ミリペンを使っちゃダメですか?」と言ったら「線が死ぬからやめろ」と編集に言われて。
「絵を描いたことがないのに、なんで『線が死ぬ』っていうの?」と聞いたら「手塚さんがそうおっしゃってるから」と言われた。
一度はつけペンを使ってたけど、内緒でミリペンに変えていた。編集は何も言ってこない。
「(原稿をもっていくときに)何も気づかないの?あなたのもっている原稿ミリペンで書いたのよ」「どこを?」「全部!」っていったら鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして。
「いつからですか?」「3ヶ月前から」というと、編集は何も言わなくなった。
「手塚治虫がいっているからその通りにする」ではなく「自分にはこれが合っているから、納得させるアウトプットをする」というところがすごいですよね。
人を納得させるアウトプットが作れれば
手法はなんでもいい
2、自分のスタイルを貫く工夫
惣領冬実先生の「ミリペンので創作するための工夫」は、番組を見ていても目を見張るものがありました!
なかでもミリペン使いをさらに進化させていく工夫というものが勉強になりました。
そのエピソードがこちら。
(ミリペンの線に、惣領先生が消しゴムをかけて線を薄くしている)
浦沢先生「これが今回最大の衝撃でしょう。いま漫画界が揺らいでいます、これ絶対やったらあかんやつです。描いてすぐ消しゴムなんて!」
惣領先生「事故からうまれた手法です。ただしこれは使い込んだペンじゃなきゃ消えません。おニューじゃ消えません。これでグラデーションができるんですよ」
ミリペンで描くと決め、それを貫き、ミリペンでしかできない手法を取り入れて、それを味にしていく強さ!
浦沢先生も衝撃をうけてました。
自分のスタイルを貫いて、工夫して。
生まれた良さを活かしてていく。
3、「とりあえずやってみる」から生まれる発見
最後は浦沢先生のエピソード。
さきほどど紹介した惣領冬美先生のミリペン活用術を即座に真似して試しています。
そのエピソードがこちら。
(ミリペンで消しゴムをかける手法を)
浦沢先生「チャレンジしてみたんです。私のキャラ(MONSTERのヨハン)で。
そしたらやっぱりね、いますな。線が繊細ですよ。ヨハンをこんな線で描きたかったですよ。でも僕のペンスピードだと早すぎるんですよ。早く描くとミリペンは擦れますね」
やってみて、そこから気づきを得る浦沢先生の姿勢がすごいですよね。
好きだということは原動力なんだなぁと感じました。
やってみるからこそ、
発見が生まれる
まとめ
毎回、この漫勉neoからは「たくさんの創作のヒント」を得ています。
こういったプロの現場を覗きみると、創作を継続する上でのヒントがいっぱい転がっています。
というわけで、ぜひとも私の推し番組である「漫勉neo」をご覧いただけたら嬉しいです!
スキやコメントを頂けたら執筆の励みになり、とても嬉しいです😄