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[保存版] タイプ別 レシピまとめ


こんにちは わかきです。


今回はドリップのレシピについて。



「オススメの淹れ方はありますか?」

「もう結局、どんな淹れ方がいいの!!??」

現在コーヒーの淹れ方は数えきれない程沢山あります。

ネットを見ても様々な淹れ方が載っています。

そして私もオススメの淹れ方はひとつではありません。(笑)

レシピが多種多様あるがゆえに、結局どれがふさわしいか分からなくなってしまうことがありますよね。


素材(産地・焙煎度合い)が違えば、適したレシピが違うということもありますが、私はもう一つ大きな理由があると思います。

それは “ 美味しいコーヒー ” の基準が人それぞれ違うということ。
だと思います。


美味しいコーヒーというある種ひとつの “ ゴール “ が人それぞれ違うため

美味しいコーヒーを淹れるための ” レシピ = アプローチ “ ももちろん変わりますよね。


例えば、

お客様「ネットで見たこのレシピって良いの?悪いの?」

自分「このレシピだと〇〇がより一層感じられると思うので、そういった〇〇の要素がお好きなのでしたらお客様に合うと思いますよ」


といったように、どれが良い(正しい)か悪い(正しくない)か

ではなく、

そのレシピの目的・意図が自分の好みに合うか。
こんな風に考えていただいてこの後のまとめを見ていただけたら嬉しいです。

人それぞれ、美味しいコーヒーの基準があると思いますが、
今回は美味しいコーヒーを ” 7つ “ にタイプ分けしてみました。


美味しいコーヒーと感じる7つの要素


[ 香り ]

フルーツやお花のような香り、そしてスパイスなどの香りを感じ、美味しい。


[ 甘さ ]

天然のきび糖や蜂蜜のような甘さ、チョコレートやキャラメルなどのような甘さを感じ、美味しい。


[ 酸・フレーバー ]

ここでの酸とは酸化した酸では無くフレッシュな酸のこと。酸があることでコーヒーに奥行きを感じ、美味しい。


[ クリーンカップ(質感) ]

透明感のある(質感の綺麗な)味わいは飲んでいてより良い心地よさを感じ、美味しい。


[ アフターテイスト(後味の余韻) ]

飲み終わった後の口や鼻に残る長い余韻はリッチな印象を感じ、美味しい。


[ ボディ ]

しっかりとしたボディはコクを感じ、美味しい。


[ バランス ]

バランスが良いコーヒーはかどが無い印象を感じ、美味しい。


皆さんはどんな要素があるコーヒーがお好きですか?
全部なんて答えた方は欲張りですね。笑


そしてここからが本題
タイプ別に合わせたオススメの淹れ方やポイントをご案内します。


<前提>

・コーヒー豆を販売している自家焙煎店・カフェはコーヒーを淹れるプロフェッショナルです。
コーヒー豆を購入したお店で淹れ方やアドバイスを聞くことが何より的確で美味しいコーヒーを淹れる近道になるはずです。

・あくまでも素材ありきであり、素材には無い要素を抽出のテクニックで出すことは不可能に近いと思います。
(例:甘さがもともと無いコーヒーを抽出テクニックで甘くするなど。)


<準備するもの>

・コーヒー豆

・グラインダー

・ケトル

・ドリッパー

・サーバー

・スケール

・タイマー


<確認事項>

①豆とお湯の比率

②粒度

③抽出時間

ではタイプごとにチェックしてみましょう!!!


[ 香り・甘さ ]

①比率 1 : 15
②粒度 粗挽き
③抽出時間 長め(3分半から4分)

・香りの印象は時間をかけて抽出される傾向にある為、時間を掛けてドリップする事がポイント
・甘さは抽出不足と過抽出のバランスを見極める事がポイント
・甘さが足りないと感じた場合は比率を変えず、粒度を少しずつ細かくしていく
・逆に味わいが強いと感じた場合や抽出時間が予定よりも長くなった場合は粒度を少しずつ粗くしていく
・スパイスさが足りないと感じた場合は湯温をチェックし、高めにする事がオススメ(96-98℃)


[ 酸・フレーバー ]

①比率 1 : 16〜17
②粒度 細挽き
③抽出時間 短め(2分前後)

・短時間かつ湯の割合を高くし豆全体からしっかり抽出する事がポイント
・酸・フレーバーが足りないと感じた場合は粒度を少しずつ細かくしていく
・ビターな印象や雑味(エグミ)を感じたら少しずつ粒度を粗くしていく


[ クリーンカップ ]

①比率 1 : 15〜16
②粒度 やや粗挽き
③抽出時間 やや短め(2分から2分半)

・濃度感を軽めにすることがポイント
・軽めにし過ぎるとドライな印象やソルティな味わい、そして水っぽい印象になるので要注意。
・抽出しすぎないよう粒度は粗く、時間を短めに


[ ボディ ]

①比率 1 : 12〜14
②粒度 やや粗挽き
③抽出時間 やや短め(2分から2分半)

・贅沢に豆を使いより一層厚みある味わいにする事がポイント
・コクが足りない場合は少しずつ粒度を細かくしていく
・抽出しすぎないよう粒度は粗く、時間を短めに



[ バランス ]

①比率 1 : 15
②粒度 中挽き
③抽出時間 2分半から3分

・その他のレシピの中間的であるというイメージ
・味わいの振れ幅は比率を、濃さは粒度を変えてみるのがオススメ


以上タイプ別レシピまとめでした。
私自身大事にしていることは “ 自分でトライしてみること ” です。
自分でトライして、自分で飲んで、自分なりの答えを出してみてください。

コーヒーの情報はどんどん塗り替えられています。
たとえ情報が塗り替えられても自分でトライして出した答えは揺るがない結果なのですから。


気持ちよく締められたところで

つづく。笑


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