87歳の現役ジャズギタリスト。

87歳でバリバリ現役のジャズギタリスト、中牟礼貞則さん。
いやいや、デビューしたのが1952年って、68年前にもなるのですね。
ちなみに1952年は昭和27年。
江利チエミの「テネシーワルツ」や美空ひばりの「リンゴ追分」がヒットしていました。
映画ですと、「雨に唄えば」、「禁じられた遊び」。など
この頃から仕事でギターを弾いていたわけですから、そりゃもう生き字引的な存在でございます。
普通に仕事をしている人は、87歳ならとっくに引退していますが、中牟礼さんは驚くことに、毎回ギターとギターアンプをひとりで持って来るのです。
で、直立で弾く。
弾いている姿がとてつもなくかっこいいのです。
そこにいるだけでありがたい人っていますよね。
まさに中牟礼さんはそういう感じです。
いるだけでありがたいのに、神々しくギターを奏でます。
うーむ、ありがたき幸せであります。
で、その中牟礼さんの神々しいプレイをうまーく、引き出す人がいます。
松尾由堂さんです。
この動画で「中牟礼さんはすごく自由、次に何が起こるかわからない」と松尾さんが言っておられます。
私ももう何度も中牟礼さんの演奏を聴いていますが、いい意味で中牟礼さんの自由さを活かすには中牟礼さんの音を聴きつつも、それに引っ張られずにすること。
そして、中牟礼さんが自由に楽しく弾けるようなバッキングを完璧にすること。
これ、文章じゃ伝えにくいのですが、実際にこの二人のライブを聴けば、それがよくお分かりいただけると思います。
「自分がこう弾く」、だけじゃない、「相手にこう弾かせた」というのも物凄い力量が必要。
中牟礼さんを超リスペクトしている松尾さんだからこそできる、この二人だけが出せるジャズになります。
ルースターノースサイドで目の前で、そしてツイキャスプレミア配信で、ぜひお楽しみください。

ライブの詳細はこちらでどうぞ。

8月28日(金) ルースターノースサイド



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