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人は見た目が9割・・とは限らんなと思った話



まるで
春のような
ポカポカな日差しの日曜。


帰省している
義弟家族の愛犬。

ラブラドールの
フェァリーと
夫と散歩に出かけた。

夫と
フェアリーと
ゆっくりと歩く。

穏やかな
心地よい時間。


随分歩いたし
そろそろ
帰ろか


帰り道。


歩道を歩いてると
脇道から
一人のおじさんが
ひょいっと
現れた。


一言で表すなら

イカツイ。


金髪
日サロやけ?
日焼けした顔。
ゴツいガタイ。

腕からチラリと覗くタトゥー
おでこにサングラスを引っ掛け
胸元は太いネックレス。


できたら
あんまり近づきたくない人やな・・・

という空気感のおじさん。


そのおじさんの後を
歩く形になる。
(おじさんおじさんて
 年下やと思うけどw)


ゆっくりゆっくり歩く
強面おじさん。

まるで
圧をかけながら
歩いてるようだ。


私と夫は
暗黙の了解か

そのおじさんを
追い抜かないよう

さらに
ゆっくりと
フェアリーを制御しながら
後を歩いた。


数分歩くと

左手に
スーパー。


スーパーの前には
カート置き場があるのだが


なぜか
カートが散乱し
一台が
歩道のど真ん中に置きっぱなしになっていた。
(マナーの悪い人もおるね)


と。


その強面おじさん。


ガッッッッと

勢いよく
カートの持ち手を
両手で掴んだ!!


あっっ

カート邪魔なんじゃい!!
言うて
バーーーンって??
こかすんじゃない?


と、
私も夫も想像した。



すると


ガッッとカートの持ち手を掴んで・・・




そのまま押して
カート置き場に戻しに
行きはった〜〜!



ごちゃっとした
カート三個くらい
きちんと並べたはって・・。





ええ人や!!!!!!涙



ええ人やん・・・・・

カートにキレそうと
100パー思ってしまった
自分の心を
ビンタしたいと思った。

ごめん!!
強面おじさん!!!




奇しくも
同じような出来事に
この日の晩
出会った。


街の小さな
中華料理屋さん。


テーブル席二つと
カウンター六人ほどの席数。


夫と
夜ご飯食べに入った。

テーブル席が
一つ空いてたので
そちらに案内され


美味しく食事をしていた。



すると

若い男性二人組が
入ってきた。


カウンター、いいっすか?
と言うて座った二人組。

私は
背中を向ける形だが


二人とも
双子コーデ?
黒パーカに黒パンツ。

金髪とピンクの髪。
耳元には
ピアスジャラジャラ。


ああ。
やんちゃ系の子らやな。

チャラ&イカツ感。



その子らの
注文した品物が
運ばれてくる。

運んできはった女性に
その二人組

「ありがとうございます!!」

ハキハキと!
爽やかに
お礼を言ってるではないか!!!


飲食店などで
料理が運ばれた際
私も
「ありがとう」と言います。

この日も
何遍も
その女性に
「ありがとう〜」と言うてます。


が、
その
「ありがとう〜」も
おい!自分!
エラソーに言うてもてるやん・・
と恥じるほど


そのヤンチャ系二人組の
「ありがとうございます!!」

なんと屈託なく
美しいことよ。

この子らも
ええ子やで・・・
ごめんな
おばちゃん
勝手に不良やと思ってもたわ・・・涙


その子たち
「うまい!」
「美味しいなぁ!」

言うて食べてはる。



極め付け。
お会計の時

カウンターの中で
調理してる大将に


「ありがとうございました

 めっちゃ美味しかったっす!!!」




天使降臨や・・・・・・.°(ಗдಗ。)°.




言うても
非常に
庶民的な
中華料理屋さん。

このお店で
こんなに
素直な
心からの
「美味しかったです!」


通い始めて20年。


初めて聞いたわ・・・・。


心洗われるというのは
このことやね。


ハァァァァァ
清々しいことこの上なし!!!



このように
この日

見た目の判断を
いい意味で裏切られることが
二回重なり


「人は見た目が9割」
なんて言うけど

そうでもないなと・・・・。


ハッとさせられ
心がパァぁっと明るくなる
気持ちの良い
出来事
2連チャンでした。


#見た目
#ギャップ
#エッセイ




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