宮城県クリーニング師 不合格記録( ;∀;)

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クリーニング師試験を受けてみた

面白そうと思い立ち、令和2年のクリーニング師を受験してみた。
会社のスタッフと2人で受験したものの、結果からいうとまさかの2人とも不合格( ;∀;)
”まさかの”というのは、平成28年度のクリーニング師の試験は合格率46.6%(14/30名)。しかも他県の合格状況みていても、ならしても合格率50%ほど。2人受ければ、どちらかは受かるだろうと高を括っていた。
(参考:https://403.co.jp/topics/2018/09/41081.html)

しかし、結果は2人とも不合格。
しかも令和2年の合格状況は16.6%(7/42名)。
急に難関試験になっている。
十分な準備をしなかったとはいえ、この試験の難化具合は正直ショックだった。
後述するが、アイロンがけで失格になっていることが、2名の不合格の条件であったと思う。
ただ、アイロンがけがなぜ不合格になったのかは一切不明。
点数開示においても、『失格』とだけ記載されており、内容がわからないのだ。
言ってしまえば、試験の合格ラインは審査をする監督官の掌にゆだねられている。

試験官A「今年は人数多いから、難しくしましょう。」
試験官B「そうっすね。」

も通用するのでは?
という疑念を今年の不合格者たちはもったのではないだろうか。
しつこいな!負け犬の遠吠えはここまでにしよっと( ;∀;)

悔しい気持ちをバネにして、受験までの流れを追いながら、今後の受験を考えている人のために情報を残したいと思う。



宮城県クリーニング師の基本情報

まずは試験の基本情報を
  日程: 11月中旬
試験内容: ①筆記試験300点(法規100点・衛生100点・洗濯処理100点)
      ②ワイシャツ立体仕上げ(実技)←失格になったので配点不明
      ③繊維の鑑別100点(5問)
      ④薬品の取り扱い100点(5問)
受験資格: 学校教育法(昭和22年法律第26号)第57条に規定する者
       →簡単にいうと中学校を卒業した者
 受験料: 10,000円
(参考:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shoku-k/clea-test01.html

上記のような配点などはネット上に一切のっておらず、不安なまま受験にのぞんだ。今後、受験する方々の参考になれば幸いである。

さらに踏み込んで試験内容にふれていこう。



筆記試験の内容と勉強方法

筆記試験の内容は法規・衛生・洗濯処理の3つ。
90分の試験時間だが、正直なところ45分もあれば終わってしまう。
テキストなども購入してみたが、過去問のみやるだけで十分と思う。
一般常識の範囲内で判断が可能な問題も多く、過去問演習を3年分ほど取り組んだが、すべて7割から8割ほどとれた。
過去問を演習し、わからないことをしっかり調べ復習すれば基本的には筆記は問題ない。
合格ラインなどは一切公表されていないが、おそらくは6割かと。

ちなみに私の本番の成績は

  法規:80点  
  衛生:65点  
洗濯処理:85点

どれも6割をこえているので、筆記は合格だったはず。
筆記はそんなに恐れなくてよいと思う。


ワイシャツ立体仕上げ(アイロンがけ実技)

私たちが失格になったのがここだ。
試験会場の見取り図を描いてみた。

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全体はこんな感じ。
そして、アイロンがけの会場は

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午前に筆記が終わったのち、午後に実技試験となる。
申込順に実技試験になるので、申込は早い方がおすすめ。
4人ずつ呼ばれ
①アイロンがけの会場
②繊維の鑑別・薬品の取り扱いの会場
の2つを順番に進んでいく。

まずはアイロンがけだが、8分間でワイシャツ1枚を立体仕上げにする。
立体仕上げの仕方はネットにでてくるので見てほしい。
また、どのように仕上げるかについては、宮城県の試験実施要領にも書いてあるので見てほしい。
私たちも、ネットに転がっている動画なども含め練習していった。

試験会場に入ると、時間を管理する試験官の他に、4人の白衣をきた試験官がいる。
アイロン台、アイロン、霧吹き、濡れたワイシャツが置いてあり、一人の受験生につき一人の試験官が審査するような形だ。
びったり見られているので、かなり緊張する。
私の目標はとにかく8分内で試験を終えることだった。
試験要領に失格になる条件が書かれており

【失格要件】
(1)試験終了の合図があった後も作業を続けていた場合
(2)「イ 洗たく物の取扱い」について,(1)のほか,以下の場合を失格とする。
① 「立体仕上げ」にされていない場合
② 「ワイシャツが焦げている」等の技術水準が不適格な場合

とあったので、①になることはとにかく避けようと思ったからだ。
①になってしまうと、問答無用で失格にされる。
合格率が高いということは、②の技術水準については、「ワイシャツが焦げている」等と書かれていることから、クリティカルなミスがない限りは大丈夫であろうと考えた。

試験が始まり、試験要領、動画で見た手順通りに進めていった。
用意されていたワイシャツは、かなりくちゃくちゃで濡れているので、練習する際の参考にしてほしい。
無難に乗り越えていたと思う。
急いてはいたが、必要な条件はクリアできてたいたはず。
一分前に終わってしまうというアクシデントはあったが、クリティカルなミスはなかったと思う。
濡れていたワイシャツもそれなりに乾かせていたと思う。

しかし、自己採点の結果は『失格②』だった。
②の要件を満たしていない、つまり技術力が不足していたということ。
もう少し具体的に、ここが足りないので失格といわれればまだましなのだが、不足しているポイントが分からな過ぎて、もやもやする。
き~くやしい( ;∀;)

ちなみに、一緒に受けたスタッフは時間内にギリギリ終わらなかった。
失格①と思いきや、失格②になっていた。
更にもやもやだ。


繊維の鑑別

アイロンがけはなんとかなった(実際は不合格)と思いながら、次の会場に向かう。
次の試験科目は、繊維の鑑別。
繊維の鑑別と、薬品の取り扱いは同じ部屋で行われる。

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試験官が一人前におり、時間を計測。
繊維の鑑別と薬品の取り扱い、それぞれ5分の時間が与えられる。

繊維の種類は事前に試験要領にて開示されているが、どのような形式でやるかは一切不明だった。

私たちは市販されている、繊維の鑑別のための教材を買った。
2000円ほどで購入可能。
5000円とかで売っているサイトもあるから気を付けてほしい。
『白生地セット』と検索すれば出てくると思う。

白い布で試験要領に出ていた9種類の布地はほぼ入っていた。
見た目や、手触りなどしっかり確認をしていった。
それなりに自信はあった。
しかし、試験会場に入った瞬間に愕然とした。

黒い布地が机に5枚置かれていたのだ( ;∀;)

色が違うだけで全然違うように見えるから気を付けてほしい。
全然自信がない状態で、紙に5つの布地の名前を書いた。
ちなみに、語群があり選択式だ。
自信があったのは、合皮と麻だけだった。
点数開示は60点(3/5問中)
だったのでギリ合格ラインだと思われる。
黒い布地である可能性を考えていてほしい!


薬品の取り扱い

打ちひしがれながら、最後の試験薬品の取り扱いに移動。
左の座席にうつったらすぐ開始だ。

それぞれの席に、薬品が5つ置かれている。
置かれていたものは、全ての席同じ配置だった。

粉末状のものが2つ、液体状のものが3つ。

確か液体が
・シンナー
・酢酸
・アンモニア

粉末が
・コーンスターチ
・メタケイ酸ナトリウム

であったはず。
これも、出題方法が全く分からず、見た目やにおいだけではなく、どんな汚れに効くかまで勉強していたので、テスト自体はかなり簡単であった。

点数開示 : 100点満点
見た目、においをしっかり勉強して臨めば恐れなくて大丈夫だ!


まとめ

宮城県のクリーニング師の試験情報、かなり詳細までかけたと思う。
結論、アイロンがけが全てということになってしまう。
試験の難易度は、アイロンがけの試験官次第というところ。
是非、非の打ち所のないアイロンがけ技術をもって試験に臨んでほしい。
臨んでほしいと何度かいってみたが、よく考えると合格した奴がいうセリフだったかも(/ω\)恥ずかしい~

次回もチャレンジし、合格をつかみ取るぞ~!

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