43.なぜ人をイラつかせるのか
時にはイライラする時があると思います。私も昔ほどではないですが、まれにあります。では、なぜイライラするのでしょうか。経験の中で感じたことを書きます。
どのような状況で
1.連絡のやり取りの中で
人との係わり合いの中で例えば
「〇〇さん、~をお願いします」
と、メールやLINE等を使って連絡したとします。
この時、相手から返答が無ければ、どのように感じるでしょうか。
「伝わったかな?」
このように感じると思います。では、連絡を受け取った側の心理について考えてみましょう。
「あ、連絡来たわ、うんうん、これをしたらいいんだね」
と、内容を確認してその行動に移ります。
ポイントはここです。伝えた側と、受けた側で、視点が異なりますので伝えた側が期待した事を、受けた側が認識しているとは限りません。
2.取引先との関係で
このような関係の時に、取引先に対して失礼な物言いをされる方がおられます。
今まで経験した状況としては以下の条件のどれかが当てはまる時です
通常とは異なる状況
トラブルが発生している
伝えた事に対して、質問が来る(回数が増えれば更に確立UP)
取引先からの質問に明確に答えられない時(道理の通った説明が出来ない)
このような時に、本人は意識していないと思われるのですが、自然と
「心の声」
が、漏れてしまう事があります。なぜそうなるのか
相手を理解する意識が低い
マウントを取りに行く(自身の知識不足を隠すため)
このような状況が考えられます。特に技術的な問題の場合にこのような状況を経験する事が多くありました。
3.ルーター故障時の対応
私はエンジニアなので、ネットワークの仕組みやインフラに関する知識が通常の方よりは豊富です。以前にこのような事がありました。
今まで利用出来ていた自宅から会社へのVPN接続が、ある日突然利用出来なくなりました。
その時ルーターに対しては何もしていない状況です。ファームウェアのアップデートも自動では動作しない設定にしています。
インターネットはつながるので、イレギュラーな状況であると考えられました。
念の為、PC側の問題を考えて、スマートフォンからVPN接続を行ってみたのですが、これも出来ませんでした。この時点で、PC側の問題というのは考えにくくなります。
会社のVPNシステムは私が構築しているので、サーバー側に問題が無い事は確認済みです。
そこで、某大手通信事業者にルーターの調査願いと、可能であれば交換を申し出ました。(利用開始から2か月程だったので)
その時の電話の流れが以下でした
オペレータA「状況説明ありがとうございます、専門の部署にまわしますので少々おまちください」
オペレータB「こちらの部署では状況を把握しきれないので、より専門の部署にまわしますので少々おまちください」
オペレータC「状況は大体分かりましたが、こちらではそのような状況を聞いた事が無いので、担当部署にまわしますね」
オペレータA「あれ?さっきの方ですね」
つまり、ループしました。(笑)
結局オペレータAに交換を申し出て承諾いただきました。
これも、こちらの説明を理解して、通常とは異なる状況である事が分かれば、おのずと交換の流れになったと思うのですが、3度同じ説明をしたので、信用されていないと感じました。
4.会社で契約しているサービスの対応
こちらからの質問に対して、サービス会社からメールが来ました。その回答で分かりにくい部分があるので、その部分について再度質問をしました。
回答が来ましたが、不明な点がある回答だったので、さらに質問をしました。
この時、私はサービス会社からの質問には全て、どのように解釈したかを書いた上で、間違いが無いかを確認する内容を記載しています。
3回目で先方は
「~をされていないのですか?」
このように回答があったのですが「~をする」事自体をこちらは知らず、それを伝えるのが先方の役割でした。
思わずこの時は突っ込もうかと思いましたが、流石にそれでは先方を不快にさせるだけで、何の解決にもならないと感じたので、根気強く質問を繰り返し、回答を引き出す事にしました。
また、「何をしなければいけないのか」についても知る事が出来て良かったです。
この件で、感じたのは
「他のサービス会社に変えることを検討しないといけない」
このように考え始めました。
解決方法としては
1.返答を返す
連絡を受けた側はシンプルな内容であれば
「了解!」
「OK!」
等でいいですが、複雑な内容の場合
「どのように理解したのかを、伝える」
これを行う事で、伝えた側が正しく伝わったかを認識出来るので、このひと手間が大切です。
2.極力?を使わない
普段の見知った中でのやり取りであれば、問題は無いのですが、取引先との連絡では「?」を使うと、良い印象を与えません。
では、どのように返答するべきかですが
「私は~のように理解しているのですが、この解釈で間違いないでしょうか。」
これだけでOKですね。
こちらの解釈を明確に相手に伝える事で、相手はこちらがどのように理解したのかが分かります。
それがわかれば、適切な回答を行える状況となります。
3.相手の話に耳を傾けること
これは、当たり前なのですが、出来ていない方が多くおられると感じます。多くの状況で、十分なヒヤリングがなされない状況で判断をしてしまうため、相手の気持ちを無視した対応になります。
もちろん、理解出来ないことを言われる場合もあると思いますが、そこは十分にヒヤリングが出来ていれば、相手がどのような方か、正しい判断が出来ます。
恐らく、何度も理解出来ないことを言われるので、自然とそのような対応になるのだと感じます。
他の点としては、以下の記事が関連します
もちろん、どちらかが感情的になるとこれらの方法でも機能しませんので、双方が感情的にならないことが大切です。
人間関係はストレスの少ない生活を送る上で、非常に大切です。
ほんの少し相手を理解する事を心がければ、トラブルが発生しにくくなりますし、お互いに気持ちよくコミュニケーションが出来ます。
特に、社会に出てからは重要度が増すので、意識して生活してみてください。
お気持ち感謝に尽きません🙇♂️