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マーケティングサイエンス&雑感

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拙書「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」(デジタルとマス、マーケティング施策効果を定量化し、予算配分の試算まで行うマーケティングミックスモデリングをExcelで演…
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2019年1月の記事一覧

平成30年間、日本で市場規模が横ばい・縮小した「だいたい良いんじゃないですか?」市場をひたすら調べてみた。

このnoteは、平成元年(1989年)から平成30年(2018年)までの30年間、成長しなかった、または縮小した市場をひたすら取り上げています。ちなみにいつもよりまとめ粒度は雑です。 私の勤めるデコムでは、ニーズが明確な時代が終了し、ニーズが満たされ何を作っていいか分からない時代を「だいたい良いんじゃないですか?時代」と定義しています。 「だいたい良い」=「何でも良い」というわけで、購入の優先度も低く、したがって低成長に甘んじたと言っても過言ではありません。言い換えると皆

私たちはデータ・ドリブン・マーケティングを都合よく解釈していないか?

このnoteでは「データ・ドリブン・マーケティング」という言葉や概念に、文句ブー垂れています。2018年秋ぐらいからずっとモヤモヤ考えていて、スッキリしたくて具現化しました。 新年1発目が、こんなnoteで申し訳ないです。どーしても言いたかった。怒らないで下さい。 ちなみにこのnoteに書いた内容は、18年12月12日に勉強会コミュニティ「コネクトドット」で行われた「データ・ドリブン・マーケティングを実現するまでの罠」や、18年12月19日にZOZO Technologi

マーケティングミックスモデリングを1000万円近いソフトではなく「Excelでできる」様にしたワケ。

【2023年12月公開】高機能なMMMツール(無料)Robyn 徹底解説(かつて1,000万円近い欧米製のソフトを使っていましたが)今はMETAやGoogleからオープンソースで使える高機能なMMMツールがあります。METAのMMMツール「Robyn」を応用してデジタルマーケティングで広告→指名検索→コンバージョンのアシストを考慮したモデルで最適化を行う方法を2時間のYouTube講義で徹底解説しています。 【更新情報2024年5月26日】「その決定に根拠はありますか?

「効果検証デザイナー」という職業について

【更新情報2024年5月26日】「その決定に根拠はありますか?」 確率思考でビジネスの成果を確実化するエビデンス・ベースド・マーケティング 戦略を導く為の「エビデンスの作り方」をテーマに、これまで体系化してきたノウハウを紹介したマーケティング・インテリジェンスの書籍を出版致しました。5問の調査でTVCM(施策)→コンビニで商品を見た(要因)→売上がいくら増えたか?→年間16.67億円(効果)の様に経路ごとに構造的に効果を把握する国際特許(PCT)を出願した分析法な