e-Sportsに向いてるゲームはこれだ!!
結論から言うと、今あるスポーツやゲームの中で1番e-Sportsに向いているモノに近いのは「野球」だと思います。
常々、e-Sportsにはターン制要素のあるアクションゲームが向いていると思っていました。
理由は、僕がe-Sportsを観る側とやる側の視点から共に重要だと思う以下の良い点があると思うからです。
1.注目ポイントがわかりやすく見やすい。
2.集中が必要な時間が短く疲れにくい。
3.ゆっくり解説する時間がある。
4.複雑すぎない戦略性。
5.プレイヤーの心理や技量が結果に直結。
6.見た目が派手。
サッカーやスプラトゥーン、LoLなどのMOBA的なゲームは1〜3を満たしません。
忙しすぎて、観る側を置いてけぼりにしてしまいます。
人間が注目できるのは一ヶ所なので、ゲームの結果に影響する主体が同時にたくさん動くこれらのゲームはどうしても意識が分散してわかりにくくなります。
結果、観る側には熱い撃ち合い、ドリブル突破やゴール、のような、ゲームの面白さのごく一部分しか伝わりません。
また、スプラトゥーンなら数分、サッカーなら90分もの間、目まぐるしく展開が変わります。
それだけの間集中力を保てる人間は少数派ですし、
その間の各チームやメンバーの選択した選択や駆け引きを解説して伝える余裕もありません。
野球は、目まぐるしいアクション要素はそれぞれのタイミングで一瞬であり、そのタイミングに関わる要素も、投手、打者、ボール、捕球者、くらいです。
これなら、ほとんどの人が観るために必要な集中力をもっていると予想できます。
集中が必要な時間以外に、おやつやジュースを嗜みながら、各のチームやプレイヤーが選択した作戦の解説を聞いたり語ったり、選手の心理や感情に想いを馳せたりできる余裕があります。
その点は、PUBGやFortniteも、観やすい部類に入ると思います。
接敵した時以外はけっこうゆったりしてます。
ただ、接敵するタイミングが決まっていないので集中するタイミングが事前にわからないことと、的が小さすぎて(観ている側からは)意味がわからないままお互いが死んでいく時がある、と言う点で、観戦の難易度が野球よりかなり高いと感じます。
毎度、リアルタイムでヒカキンのFortnite実況くらいのわかりやすい解説が入ればよいのですが…
ストリートファイターのような格闘ゲームも、観るための集中が必要な時間の緩急と言う意味では優れていますが、アクションにおける駆け引きや選手の選択の頻度などの密度が高すぎて、とても解説できませんし、観てもさっぱりわかりませんw
少なくとも僕には、1フレーム毎の選択の連続が勝敗を分けるレベルの対戦は全く理解できないです。
多くの人にとってもそうではないでしょうか…?
では、もう一つのメジャー対戦ゲームであるトレーディングカードゲーム(TCG)や、ポケモンのような対戦ゲームはどうでしょうか?
これらは1〜3をしっかり満たしていますし、4も調整次第で満たすことができます。
(正直、現状のTCGはほとんどが戦略が深すぎて一般的な人間には理解不能なレベルにあると思いますが…)
しかし当然ながら、5や6を満たしません。
単純に言うと華がない。
アクションが苦手で、深い知能戦が好きな人々をターゲットとしているゲームですので当然と言えば当然ですが、観る側のターゲットも同じように絞られます。
e-Sportsとしてはやはり見た目としてのわかりやすい華があるほうが惹きつけられる人が多いでしょう。
野球には、ものすごい豪速球や、とんでもない飛距離のホームラン、常人離れした反射神経と体捌きでの守備などのような華があります。
では、野球ゲームが最高や!パワプロこそe-Sportsに1番ふさわしい!!かというと、そうでもありません。
野球をそのままゲームにした場合、華の部分がごっそりと劣化します。
実際に人間が自らの身体を使うことによるライブ感、ダイナミックさが華であり、ゲームではそこがデジタル表現に代替されてしまうため毀損されます。
野球のようなターン制のアクション対戦で、ゲーム表現ならではの華があるゲームとは…?
…あれ?それって動物タワーバトルでは…?
動物タワーバトルが進化したその先に、e-Sportsにふさわしいゲームがあるような気がします。
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