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「瀬戸内国際芸術祭2022」夏会期行ってきたよ(ボランティアこえび隊も)

お久しぶりです~!結構noteを放置気味ですみません…。

今年は大好きな瀬戸内国際芸術祭の開催年!勇んで参戦してきたのでレポートします。春と夏に行き、夏は念願だったアートボランティア(サポーター)「こえび隊」にも参加できました。それにしても高松は連日35度の猛暑で、ほぼ家から出ない生活をしている私には体力勝負な夏会期でした。

ほんとに暑い!島は風が少し柔らかなものの、日差しが強いです。日傘は遮熱対応のものをオススメします。東京でたまたま買っていたので助かりました。話題の空調服(扇風機がついているような服)も買ってみたのですが、35度だとほぼ熱風が体に入るだけ…。ファンの音も意外と耳障りで好きではなく、一瞬使ってすぐに仕舞いました。

アートボランティアの「こえび隊」の体験談はこちら↓

普段褒められることや感謝されることが少ない、人と接することが少ない私にとっては、キラキラした時間でした。若かったら、こえび隊の宿泊地に連泊して(宿泊代が補助されるようです)みんなでワイワイ参加してみたいものです。コロナ前はワーキングホリデーの外国の方とも交流できたようで、海外に行かなくても新たな体験ができたかも?と思います。
小学生のお子様も親子で体験できるようでしたので、夏休みの思い出に良いかと思います。「こえび隊」

今回は、初めて船のチャーターに挑戦してみました。アプリで前日までに申し込む海上タクシー(Horai)です。いくつか海上タクシーはあるものの、1船ごとの貸し切りで*万円というところが多く、一人や少人数だと割高でした。現在だけのサービス価格かもしれませんが一人2800円で乗れる海上タクシーを予約してみました。高松から一番遠い「犬島」へ行きたくて…。しかし犬島までは、いったんフェリーで直島へ行き、豊島経由の高速船に乗り換えねばならず2時間がかりの航路なので、今まで断念していたんですよね。チャーターした海上タクシーなら、自分の好きな時間に指定できて直行便(約1時間)でした。貸し切りなので感染症の心配も少ない(ハズ)。

予約していた朝8時半に、豊島行き高速船の出る隣りの桟橋に船が来ていました。普通にフェリーを乗り継いで行っても2400円はかかる航路なので、2800円で行けるのはお得&時短になるなあと思いました。

船の便が少ない港や、航路のない豊島から男木島へ行きたい、豊島の甲生港へ行って、船から「海を夢見見る人々の場所」の作品を見つつ(私はバスで現地へ向かいましたが暑さで海まで行くのを断念。作品まで到達できませんでした…)、冨安由真氏の新作を見てから家浦港へバスで移動とか、そういう細かい計画もできそうです。少し豊島の作品をご紹介します↓

冨安由真氏の新作、現実と夢の間を小泉八雲の小説「和解」になぞらえて体感するアートでした。夏会期からの新作。甲生地区はバスの本数が少ないので行きづらいですね…。
豊島といえば「豊島美術館」!眼の前の海が最高です。
レンタサイクルで周るのが気持ち良いけど、この日は猛暑で断念してしまいました…。

豊島美術館はなんにもないのに、なぜか惹かれる美術館です。そこにいる偶然の背景、光や風、水が作る形、自分が生きてここへたどり着いたことが全て宇宙の一部でアートのような気がします。「なんにもできない自分も存在していていいんかな?>いいよぉ~!」と全てを肯定できる気持ちになれる不思議な場所。「いつかこの建物が朽ちて、未来人が見たときにどう思うかな?」「私が死んだ後、ここへ来たことを同行者は思い出すだろうか?」と考えたり、ただ目の前に存在する空や自然、風に感じるだけで幸せになれる、「今、ここ」を実感するマインドフルネスなアートだなあと思います。

話は戻って、チャーター船で行った犬島です。犬島製錬所美術館は遠くから見える煙突から勇ましくカッコイイ。

夏も元気な煙突だなあ。熱いのは慣れっこなのね。強そう。
レンガも色合いと荒い表情が勇ましい

製錬所の中は想像を覆す場所でした。「あ、これは***の…」と過去に某所で見た作品とここでまた違った展示法で再会。現地で体感して欲しいので、前知識無しが良いです。
不思議な浮遊感と、静けさ、異世界なエンディング。

外も一周したかったけどあまりの太陽の力に負ける惰弱な私…。

美術館のカフェに避難!犬島ジンジャーとかき氷&アイス

なにはともあれ、休み休みいくことが夏会期の回り方だと思いました。秋も西の島で新作がもりだくさんなので行きたいところですが、欲がつきなくなるので今のところは断念します。

感染症にビクビクしながらの旅でしたが、一応最善の予防策を!と「コロナ旅行保険」をかけていきました。万が一前日に熱が出た場合にキャンセル料を30~100%の割合で保証してくれたり、入院となったときに数千円ですが、保険が降りる仕組みでした。
そして、ビビリなので旅の前後に寝れなくなる私。でも刺激的なアートには出会いたい。好奇心と不安の中でああでもないこうでもないと迷いつつ、とりあえず無事に帰ってこれたことに感謝いたします。