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建築家の戦略:マネタイズのヒントを見つけよう


好きな設計を仕事にするのは簡単。パソコンさえあれば開業出来る

問題はそれで稼げるか?生活できるかどうか。つまり『マネタイズ』である

『マネタイズ』とは価値を換金する作業。設計はどのマネタイズと相性がよいかを考える

マネタイズの方法は様々

【マネタイズの基本は4ステップ】

①何を売るか?
②誰に売るか?
③どこで売るか?
④どうやって売るか?


みんな最後のどうやって売るか?ばかり考える。

どうやって設計を売るか=依頼をしてもらうかという事ばかり考える。ここから始めると極端に選択肢は狭まる

建築は高い=高額商品
高額商品は購入のハードルが高い

建築士に設計依頼しなくても建築は建つ
(同じ商材を扱うのに競合は同業者だけでない)

なかなかハードな市場に新規参入した零細企業である貴方は仕事を受注出来るだろうか?

考えるべきは、
①何を売るか
②誰に売るか

の順番である

あなたは何を売れるのか?
どんな設計ができるのか?
どんな事が得意なのか?
設計以外に得意なことはないか?

あなたの商品を欲しそうな人は誰か?
あなたの設計が(本当に)必要な人は誰か?
あなたの商品を欲しい人は居るのか?
顧客が本当に欲しいものは何か?

①何を売るか②誰に売るかを真剣に考えると独立を考える建築士やイマイチ仕事がうまくいっていない建築士ほど壁にぶち当たると思う

それが普通だ
基本的にあなたでないといけない(あなたに設計を頼む必要性)なんてほぼ無い
これは、逆にいうとほぼ全ての他の建築士にもいえる
そう、競合他社だって、多くの場合【何となく】でしか選ばれていないのだ

そんな市場の中で【あなたに設計を依頼する必要がある顧客】を見つけるor作り出す事が出来ればどうだろうか?

【ヒントは掛け算】


あなたの商品を③どこで売るか?でも結果は大きく変わる

私は20代の頃、建築の仕事がなくて本当に辛い思いをしたが、海を渡った上海で働くとその状況は一変した

私の建築士としての能力は同じでも、就職氷河期、人余り、不況の日本社会では若い建築士なんて掃いて捨てる程いて使い捨てにされても、発展途上中の国で、先進国から来た経験もある若い建築士の需要は高かった

ただそれだけである
これは①何を売るか×③どこで売るかの違いである

もう一つは
①何を売るか×④どう売るかも有効だ

あなたの商品は【あなたの設計が出来るという能力】
例えばこの【設計が出来る能力】を他人に直接売るだけがマネタイズの方法ではない

私は【設計が出来る能力】を使って、自分で少額の借入を行い民泊を複数経営している

掛け合わせて考えることによってターゲット(誰に売るか)が変わる。今の私の顧客は【私の設計能力が必要な人】から【旅行先でリーズナブルな価格で宿泊場所を探す人】に変わった。


マネタイズのポイントはそれぞれあるが、①〜④のそれぞれ単独で考えずに掛け合わせる事によって、独自性が出て競争力がつくようになる



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