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【YouTube文字起こし】相談支援事業所のピアサポーター①




初めまして
私は札幌市北区相談室ぽらりすのピアサポーターをしています「いちこ」といいます。今日は札幌市の相談支援事業所にいるピアサポーターについて、まずは簡単にお話を進めていきます。よろしくお願いします。

今回のお話の流れは「そもそも、ピアサポーターってなんですか?」ということと、「ピアサポーターを利用したいと思ったらどうしたらいいか」ということでお話を進めていきます。

⒈そもそもピアサポーターってなんですか?

①ピアサポーターとは

「そもそもピアサポーターとは」ということですが、ピアとは英語で「仲間」「対等」などの意味があります。同じような経験や立場のある人たちのことです。サポートとは英語で「支援」の意味です。
ピアサポートとはまとめると同じような経験や立場のある人たちが、何らかの場や機会を共有して、支え合っていく活動のことです。
ピアサポーターとはその活動をする人。何らかの経験の仲間として、支援あるいは応援をする人のことですね。

②札幌市には、ピアサポーターのいる相談支援事業所があります

札幌市には、ピアサポーターがいる相談支援事業所があります。
「相談支援事業所とは」、札幌市の障がい者相談支援事業所ガイドブックがありまして、札幌市のホームページからダウンロードが可能です。

どんなことをするところかというと、生活や支援に関して、具体的に不安なこと・困っていることだけではなく、不安や悩みがあるけれど相談内容がはっきりわからない場合も一緒に考えてくれるところです。必要に応じて関係機関との連携も行なっています。

ガイドブックの中にピンク色のピアサポーターという目印がある事業所が6カ所ありますが、そこにピアサポーターがいます。自らの経験・体験をもとに障がいのある方や関係者などのニーズに応じて、問題解決に向けて相談支援事業所のスタッフとともに活動しています。
ピアサポーター自身の個性や特性、障がい種別も事業所ごとの特色も様々です。

その6カ所の相談支援事業所は上図のようにあります。
まずは私たちは相談室ぽらりすは発達障がいのピアサポーターだけがいます。
他に中央区の相談室ぽぽさんは知的障がいのあるピアサポーターがいます。
清田区の相談支援事業所ノックさんは精神障がいのあるピアサポーターがいます。南区の相談室ほくほくさんは、精神・知的・発達のあるピアサポーターがいます。西区にある相談室すきっぷさんは、身体と発達のピアサポーターがいます。
相談室あさかげさんは東区にありますが、こちらは精神のピアサポーターがいます。

ピアサポーターの詳しい説明を見る場合は、札幌市のサイトからダウンロードできるリーフレットがあるので、詳しいことをお知りになりたい方、どこにあるのかなということがお知りになりたい方は、こちらをダウンロードして見てみてください。

③「発達障がいのあるピアサポーター」もいます

発達障がいのあるピアサポーターは、札幌市内の相談室の何カ所かにいますが、相談室ぽらりすの場合をお話しします。

発達障がいの苦労を今も味わいながら、今、3人のピアサポーターが活動しています。私たちピアサポーターは、相談室ぽらりすの場合は2011年から始まっています。相談室ぽらりすの職員や地域活動支援センターアンナプルナの職員と一緒にチームとして活動しています。

⒉ピアサポーターを利用してみたいと思ったら

①身近な支援者に相談してみる

では、次にピアサポーターを利用してみたいと思ったら、どうしたらいいかという話に移ります。

まずはおすすめは、身近な支援者がいらっしゃる方は、支援者に「ピアサポーターっていう言葉を聞いたんだけれども どういうことなんだろう」と相談してみるのもいいかもしれません。
ピアサポーターと個別に会ってみたいなと思った場合は、その支援者の方から相談室ぽらりすに連絡をしていただきますと、ピアサポーターの担当相談員が相談のニーズや依頼内容を整理した上で、ピアサポーターズに依頼をして、日程調整などをして、誰が担当になるといいかと相談をします。その上で個別の面談の場やレクチャーの場を設けます。

②たとえば相談室ぽらりすへ

身近な支援者に言ってから、相談しなければいけないというわけではなく、ご本人やご家族から、直接相談室ぽらりすに、ピアサポーターと会ってみたいんですが、という連絡をいただくこともできます。

あるいは支援機関の方から、例えば「講師派遣を頼みたいんですが」のような場合も、相談室ぽらりすにご連絡いただければと思っています。


相談室ぽらりすでのピアサポーター業務としては、大きく分けて4つあるのですが、個別支援、直接支援、地域支援、それにまつわる支援以外の部分があります。

ぽらりすでは主に個別面談や講師活動、普及啓発などをやっています。直接支援としては、地域活動支援センターアンナプルナの中で、プログラムやミーティングとして行なっています。

③たとえばアンナプルナへ

そのアンナプルナについてお話しします。
相談室ぽらりすと同じビルの隣のフロアにありますが、北区にある、相談支援併設型の札幌市の地域活動支援センターです。こちらは2011年から開所しています。

発達障がいのある人や所属場所を必要としている人たちのための場所で、ゆっくりゆっくり、自分のことを知ったり、語り合ったり、語らなくても、そのようなことを練習したり、作業したり、休んだり、新しい場所に行って、また戻ってきたり、これからのことを考えたり、いろいろなことを知ったり、似たような苦労をしている人たちに出会ったり、相談したり、あるいは当事者研究をしたりできます。こんな場所です。


私たちピアサポーターも、実はこちらのアンナプルナの利用者ですし、その一方で仕事としてプログラムに入ったりもします。

アンナプルナでやっていることとしては、作業とグループそれから余暇ですね。このスライドの上の方に写真がありますが、右上は刺し子の布巾ですね。これは利用者のみんなが作ったものです。左側は紙製品でポチ袋とか、小さい紙袋なども紙のリサイクルをして作っています。

私たちはグループの中の当事者研究などのグループでファシリテーションをしたり、司会をしたり、板書をしたり、記録をしたり、あとは話題提供として「私の場合は……」というお話をしたりすることもあります。

そんなグループだけでなく、作業や余暇の場でも場づくりや雰囲気づくり、相談のための相談というのは、「支援者に相談したいんだけど、こんなこと相談してもいいのかなぁ」みたいな、そのための相談を受けることもあります。あとは、いろんな情報提供ですね。福祉制度の利用の仕方のちょっとした情報とか、ちょっとした日常的な情報提供なども行なったりしています。

⒊まとめ

では、まとめます。
そもそも、ピアサポーターってなんですかとは、何らかの経験の仲間として、支援・応援する人のことです。
札幌市にはピアサポーターのいる相談支援事業所があります。
発達障がいのあるピアサポーターもいます。

ピアサポーターを利用してみたいと思ったら、まずは身近な支援者がいる方は、その方にちょっと相談してみてください。
もちろん、そうではなく直接相談室ぽらりすにご連絡いただくのもいいですし、あるいは地域活動支援センターアンナプルナに行ってみたい、そこでピアサポーターに会いたいという方は、そちらの方にご連絡ください。


ピアサポーターを利用してみたい方に、今回、札幌市の場合の相談支援事業所のピアサポーターについて、簡単にお話ししました。
実はピアサポーターのピアサポート活動というのは、いろんな活動があります。もう少し詳しい動画をもう一本作っていますので、もう少し知ってみたい方は、②の動画をどうぞ見てください。ありがとうございました。



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