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icotile の開発を断念します

Twitter のリスト管理を行える Web / iOS アプリケーション「icotile」ですが、開発を中止する決断をしました。

2011年に最初のバージョンをリリースしてから、2回のリニューアルを経て、今日まで8万をこえる Twitter ユーザーにご利用いただいており、現在も、さまざまなフィードバックをいただいておりました。

特に、リストの編集が反映されない不具合についてのご意見をいただいており、メンテナンスができる新バージョンの開発も進めていましたが、検討の結果、開発を断念することにしました。理由は下記の通りです。

Twitter API の限界

これは以前から同じことですが、Twitter API の制限が厳しく、普通にリストの編集を行なっているだけで、すぐに API の回数制限に引っかってしまい、アプリケーションとして成り立たなくなってしまいます。これまでいろいろ工夫しましたが、根本的な解決は難しいです。

バックエンドの環境構築が困難に

バックエンドは一度構築すると、大きな問題が起きない限り手をつける必要はなく、久々に手をつけようとすると、その設定や更新の方法を思い出すのに時間がかかり、思うように修正ができなくなってしまいました。

新しいアプリの開発をしたい

開発の時間は取れないものの、少しの時間でも開発したいアプリが出てきました。これまで、icotile は多くのユーザーに利用いただいていたので、なんとか継続したいと思っていましたが、さまざまな難しい状況でモチベーションを保つことが難しくなってしまいました。特に、自分が Twitter をあまり利用しなくなり、自分が使いたいアプリを作りたいと思うようになったのは、大きな決断の理由となりました。

今後について

現在の icotile3 は、当分現状のまま提供する予定です。ただ、サーバの利用料もかかっているので、近くサービスを終了することも検討したいと思います。その際は、Twitter でお知らせします

最後に

開発を始めたのは HTML5 が流行り始めた頃で、コミュニティ主催の HTML5 のコンテストに応募するのがきっかけでした。このアプリで賞をいただき、転職のきっかけにもなりました。まさか、10年以上サービスとして提供し、延べ8万アカウントの方にご利用いただくとは思っていませんでした。そういう意味では、役割は十分果たせたのではないかと思っています。

icotile ユーザーの皆様、これまでご利用いただきありがとうございました!


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