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臼井靈氣は、安心立命を目指すもの

龍神靈氣読本は、毎週月曜更新します。
11月に入り2020年も残りわずか、そんな節目の10月末からのとあるできごと。
それを機に、またひとつ臼井靈氣を知ることとなりました。

臼井靈氣は、大日本帝国軍部と繋がりがあります。
元は禅僧であったはずの臼井甕男氏がどう軍部と繋がっていったのか、そこにも諸説あります。
つまり本当のことは藪の中、みたいな話。
信じたことが真実になります、わたしが信じるに値すると思える説を探すしかないのかな、と、最近は思うようになりました。
世の中は、思い通りにいかないことばかりです。
でもだからこそ面白い、そこに我を張り通し誰かの人生を歪めることはある意味命の冒涜である、と思っています。

夏過ぎから週末にお休みを頂いています。
いろいろな意味でリセットする時間にしていますが、面白いことにそうしてからの方が1週間が早くなったのです。
そして、変わらず神様からはお呼び出しが掛かる。
二十二社巡りを結願させ、新しいフィールドを歩くわたしに「怠けず働け」と申されたいのでしょう笑
昨日、こんなことがありました。
10月末、ある心ない言葉を浴びて声が出なくなってしまったわたし。
仕事には支障を来たし、体調は崩れ、一時は心さえ壊れそうになりました。
緊張感がありながらも楽しみにしてきた謡のお稽古さえ初めて休み、ある意味「このまま潰されていくのか」とさえ思うほど、気持ちが追い込まれたこの10日弱。
休みの前日、洛北にある神様からお呼び出しを受けました。
道すがらふいに「美味しいプリンを食べたら元気になる」と思い立ち、お詣り後プリン探しの旅に出ました。
カフェ6軒は回りましたかねー、プリンがないか、あても満席で入れない。
2時間近くあちこち歩いて、ようやく入ったカフェ。
時刻は17時近くなっていました、もはやプリンを食べることより「諦めないこと」に主軸が移った状態。
そして、まさかの事態が起きます。

プリンは、売り切れました。

は⁈
(ってなるやつ)
う、売り切れ⁉︎

もうね、一瞬なにが起きたか判らなくなりました笑
こんな絵に描いたようなコントも、まあないでしょうから。
でもね。
スタッフの方が、本当に申し訳なさそうに言われたんです。

どうしましょう?他に行かれますか?
プリン食べにいらしたんですよね?

ちょっと驚きました。
うちにはないから、他のものを、じゃないんや。
食べたいものはお出しできない、すいません、他所に行かれても構いませんよ。
そんなスタッフの方に初めて出会ったから。
結果、少し考えてワッフルを食べたんですけど笑

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これはこれで、美味しかった。
なにより、心が幸せになりました。

臼井靈氣の目指すところは「安心立命」。
それは、安心できねば使命など果たせない、という意味でもあります。
安心できる場所に立って初めて、人は命を立てることができる。
それは同時に、他者の安心を壊さないということにもなるのです。

3年前、わたしは神奈川を発つ決意をしました。
そんなわたしが、神奈川に足を残したのはそこでみた、ある想いを大切にしたかったから。
でも実は想いとは装えるものであり、儚いものでもあるのです。
「貴方の安心はなあに?安心は神様からは貰えないものよ」
そんなことを、臼井靈氣から言われた日。
それをよくわかっている人が師範なはずなのに……。
自分の馬鹿さ加減に、少し呆れた1日でした。

わたしの安心は、わたしの世界が脅かされない場所にしかありません。
そして、そこを守るために戦いながら生きています。
こんな生き方を教えてくれたのが臼井靈氣。
「臼井靈氣は戦わない」と言われ、戦はやめろと言われてきましたが。
この戦いは、辞めてはいけないものだと信じています。

日本に数えるほどしかいない故人の通訳。イタコでも口寄せでもなく三者面談風にお筆書きという自動書記を使い故人と遺された人をつなぎ明日を照らす活動をしています。サポートくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。