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獅子座満月・位の学び

あなたはいったい、どの「くらい」?
お目通し下さり光栄です、やんごとなき霊媒師・西陣の拝み屋です。本日2/5(日)は定休日、明日2/6(月)オンラインにてご予約承ります。
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節分立春と怒濤の時間が過ぎて、一拍休み感がある本日の定休日。されど初午の本日も予定はびっしりです笑。気分転換してこようと思っています。そして、明日は獅子座の満月。いろいろな先生方の分析を拝見していますが、どうも総合的に言われているのが「位に見合った立ち居振る舞いをしなさいよ」ということ。ここ最近、自分含めてこの課題を抱えたお客様が多かった理由を知ることになった感があります。そして、位に見合うことは、身の程を知ることとは違うと言うことを、このBlogをお読みの皆様には判って頂きたい。

身の程を知る、ということは、自分の力量を知ると言うことです。位に見合う、ということは、そのように振る舞う、ということ。よく起こりがちな勘違いが身の程を知らず、位に見合わない方。えみこの経験でお話すると「通っているんだから、先生がなんとかしてくれる」という身の程知らずな考え方と、生徒やお客様という位に見合わない立ち居振る舞い。そんな方は、明日の満月以降問題が露呈して大変な時期を過ごすことになるかもしれません。頑張れ。

身の程を知ると言うことは、自分の力量と願いが見合っているかを理解できるかどうか。「見合っていないんですけど」と、思えたならば、力量は判っている。ただし、それが本当かを検証する力が必要。えみこ自身、次に目指す世界は多分身の程知らずな世界。それでも、楽しい気持ちになるのがそこだったから、実力不足は百も承知でそこに向かっていくと思います。でも、時間が掛かることも試行錯誤することも織り込み済みで向かっていく。それがいまのえみこの位だと思っているから。

「これくらいのことができないと、面白くない」
このくらいの「位」、それはその人の位置(立場)を表します。位には、その位に見合った立ち居振る舞いが存在する。見聞きするもの手に取るもの、それらが位に見合っていないと周囲から浮いてしまう。浮いているだけならまだしも、ひどいときは周囲の足を引っ張り環境を破壊していく。それくらい、「位」というものは重要なのだと思うのです。えみこは鑑定中に毒を吐きますが、それはえみこが座る場所はそういう席だと思っているから。安くない鑑定料を頂き、時間をかけて会いに来て下さり、その先にあるものがいつか覚める夢なんて、詐欺だろう。個人的には、そう思っています。夢を売るのが鑑定師、と公言する先生もいらっしゃるので、そこを否定はしませんが、それはそこがその先生の位なのだと思う。そして、なによりその椅子にえみこは座る気がない。ただ、それだけのことなのです。

「えみこさん、お着物随分着慣れましたね~」
先日、お着物系のお仕事しているお客様がいらっしゃって、えみこの立ち姿をみてそう言ってくださいました。その業界でお名前が知れた方だったので、ちょっと嬉しかったです。上洛した五年前、人から頂いて着ていた2部式着物。
「2部式と行ったらお運びさんを思い出す」
そんな風に言われていた時期もありますが、帯着物が着られない、なにより楽に早く着られる、という理由で選んだ2部式着物。ただ、お着物バイアスの人が普通に街を歩いている京都では、それはなんか違うなと思うようになってきまして。少しずつ、アンティークの着物を揃えて、帯も揃えて。お着物も短時間で着られるように練習して、自分らしい着方を考えて。そうしたら、そのお着物が似合う鑑定スペースが巡ってきてくれて。自分が実現したかった「霊媒はcafeにいる(探偵はBARにいる的な)」世界が実現したわけです、実はこれ、一番やってみたかった。関東と同じ環境を京都でも作りたかったから。

相模大野にいらしてくださった方はご存じだと思いますが、いつもの鑑定スペースって、店で一番人気のあるいいお席で、なおかつ一番ラグジュアリーなお席なんです。そこを常駐当初から頂けて、この9年コツコツお仕事させて頂いた。いま京都でお仕事させて頂いている烏丸御池や七条は、お着物が似合う場所で、雰囲気のとてもいい場所を選んでお仕事させて頂いています。お客様からも「よくこんなところがありましたね」と言われることが多い。「よくこんな場所見つけましたね」この言葉は神奈川で随分聞いてきた言葉であり、個人的には褒め言葉だと思っています。あったらいいな、と思うけれど、見つけられない場所。まるでガンダーラみたいな場所、そこに座って人を迎えることがえみこが
目指す「このくらいのことは、やりたい」の最低ライン。

「そこにいけばどんな夢も叶うというよ
 誰も皆行きたがるが遙かな世界
 生きることの苦しみさえ消えるというよ
 旅だった人はいるが余りに遠い」

自由に生きる愛の国であるユートピア、それがガンダーラ。この曲が主題歌の西遊記が公開になっていたのは、もう40年も前。まさに昭和の終わりごろ。靈氣人として生きてきて思うのですが、えみこの場合靈氣の世界を生きることは、多分この西遊記に近いものなのだと思うのです。ガンダーラ。いつか、えみこ自身が「ガンダーラ」みたいな存在になれたらいいな。そしたら、どんなにか楽しいことだろう。身の程知らずの夢がまた一つ、生まれました(ワクワク)。

さて。憧れの最遊記再び。生臭坊主、玄奘三蔵を目指すとしますか。なにせ、憧れの位は「ガンダーラ」だから、ね。えみこと、西陣の拝み屋も来年めでたく連載20年。観世音菩薩さま、解説の程、よろしくお願い致します。(詳細はこちらのリンクから。えみこの人生はだいたいこんな感じ)


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