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本当はね


本当はね

どんな私でもそばにいるよって

言ってほしかった


こんな中途半端な私でも

まだまだ足りない私でも


そばにいるよって言ってほしかった


あの時

貴女の命が消えるのが怖かったけど

生きている貴女に

「さよなら」を言われることが

こんなに苦しいなんて



私は死の淵を覗いたことがないから

薄っぺらに、自分偽って生きているように

見えるのかもしれない


でもこれでもちゃんと一生懸命生きてるよ



本当はね

そんな私でも

どんな私でもいいよって

言ってほしかった



あの時は

生きていてくれさえすればいいと

願ったのに




今度は

ずっとそばにいるって言ってほしい

と願うなんて


傲慢だよね








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