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お金を扱い間違うと猿になる

コロナ自粛で経済崩壊フラグが立っている日本。
リーマンのときとは比べものにならない事態に
リーマンのとき、すでにフリーランスとして
開業していたわたしは、いろいろ思うところが
あります。
吹けば飛ぶような西陣の拝み屋、まあまあ
都で必死にいまを生きる道を探すわけですが。
いまって、震災後に匹敵するくらいお金との
関係を見直すチャンスなんですよね、実は。

311が起きたとき、「お金」というものの
位置が変わりました。
お金は紙、ということを見たのです。
お金はあるけど買えない、なぜなら物が
入ってこないから。
売るお店が倒壊しているから。
流通が止まれば、お金は単なる紙でしかない。
それを日本中が見たはずなんです。
いまは自粛でそれが姿を変えました。
わたしたちは、お店から雰囲気や時間、
空間を買っていたことを、店舗が閉まり
実感した方も多いのではないでしょうか。
みんなでご飯が食べれない、仕事帰りに
ちょっといっぱい飲めない、なんなら
ラーメンすら食べられない。
お財布にお金があっても、たっぷりの
時間があっても、場所がなければ意味はない。
そう、お金とは、チケットなのです。

では、問います。
貴方は、コロナ前、そのチケットをどう
使い、なにを手にしていましたか?
このチケットさえあれば未来は安泰、
そんな錯覚を起こしていませんでしたか?
もしそうなら、貴方は猿行きのトロッコに
乗っていたかもしれません。

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