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思考停止老害母

最近モヤモヤしている事があるので
新しく買ったキーボードのデビュー戦としてミッドナイトnote。

年配の人って頭カタいなと思うことは今までもあったんだけど

「今の時代、何かちょっと言うとセクハラとか言われちゃうもんね」

テレビを見ていた母親がボソッとそんな独り言を放った。
窮屈な時代になったと言いたかったのだろう。

何かあった?と聞くと、別にと言う。
私はセクハラやパワハラが可視化されてすごくいい時代になったと思う。
母は単純に何がアウトで何がセーフなのかわからないのだろう。

簡単なことなのに。

人に言われて嫌なことを言わなければ良いだけだし、
どれだけ相手の立場になって考えられるか、という心がけに尽きると思う。

ただ、私が一番モヤっとしているのは
「私にはわからないから」と処理することだ。

私の両親はかなり柔軟な方で
幼い頃から私がやりたいと言えばなんでもやらせてくれたし、
興味を持つものが人とは少しズレていてもそれを否定することはなかった。

考え方もそれぞれしっかりオピニオンを持っていて
それぞれ違うけれどそれも含めて尊敬していた。

しかしそんな母が「よくわからない」と言う。

思考停止してしまっている。
最近のこととして処理し、自分ごととして捉えられなくなってしまっているのか。

老いるとはこういうことなのか。

無論年齢で判断するものではないし、
年配の方でも柔軟に理解できる人は少なくない。

ただ尊敬していた身近なオトナが老いて行くのがショックだった。

細胞も脳も若くありたい。
きっと若さとは決して過ごした年月の短さではなく、
毎日使い続けることでアクティブな状態を保つこと。


どんな人も老いるのだ、という究極の事実に直面するとともに、
事実もそうでないこともたくさん溢れかえっているこの時代だからこそ
柔軟性が重んじられるようになってきたなと肌で感じる出来事であった。


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