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読んだ本2022

記録とうっすらとした感想。リストはおそらく時系列順。

『車輪の下』ヘルマン・ヘッセ(高橋健二訳)
『華氏451度』レイ・ブラッドベリ(伊藤典夫訳)
『霧のむこうのふしぎな町』柏葉幸子
『狐笛のかなた』上橋菜穂子
『クビキリサイクル』西尾維新
『日輪・春は馬車に乗って』横光利一
『上海』横光利一
『四畳半神話大系』森見登美彦
『四畳半タイムマシンブルース』森見登美彦
『明るい部屋』ロラン・バルト(花輪光訳)
『写真論』スーザン・ソンタグ(近藤耕人訳)
『新写真論』大山顕
『六百六十円の事情』入間人間
『詩学』アリストテレス(松本仁助・岡道男訳)
『グラスホッパー』伊坂幸太郎
『マリアビートル』伊坂幸太郎
『これはペンです』円城塔
『横浜駅SF』柞刈湯葉
『横浜駅SF 全国版』柞刈湯葉
『ペンギン・サマー』六塚光
『犬とハモニカ』江國香織


・『華氏451度』

ストーリーは文句なしに面白かったし、描かれている未来も興味深かった。創作の未来像は当然ながら描かれた時代の未来なので、こういう少し昔のSFはその辺りも楽しめるのが二度美味しい。


・『日輪・春は馬車に乗って』

もっと早く読んでおけばよかったシリーズ。横光利一は『旅愁』しか読んだことなかったので敬遠していたけど、それに比してかなりエンタメ寄りで楽しく読めた。「ナポレオンと田虫」と「機械」が特に好きです。


・『四畳半神話大系』

久々に読んで若干胃もたれした自分に驚いた。完全に高いすき焼き。
西尾維新→森見登美彦→村上春樹 の系譜が青春の各段階に強烈に刺さってくる、っていう話はかなり的を射ていると思うんだけど、今西尾維新を面白く読めるように、森見登美彦もまたおいしく食べられる時が来るのでしょう。


・『明るい部屋』

自由研究の課題図書。他の写真論とは明らかに一線を画していて、写真論でありながら私小説でもあるという変わった本だった。解説曰く一種の『失われた時をもとめて』らしい(未読)。
自由研究自体はまた夏にやりたいですね。


・『ペンギン・サマー』

なんかラノベ読もうと5年くらい前に買った本を開いたら、すごい大胆な構成でかつカッチリしたSFが出てきてビックリした。ネタバレになっちゃうから紹介しにくいのが欠点。読んでみてくれとしか言えない。
そういえば2022年に消化した唯一の積み本かもしれない。ペースが終わっている。


・総括

定期でやってる読書会関連の本が多い。
あんまり好まなかった海外文学をちょくちょく読んだのは良い傾向だと思う。わざわざ日本語訳までされている本が面白くないわけない。

2023年の目標としては、もう少し積み本を読めるといいなと思っています。時間経ってから読むと機を逸したなと感じる作品が結構あるので。
それとこれを読んでいる皆様のおすすめ本は随時募集しております。読んで感想までお伝えしますので、是非教えてください。

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