感謝⑥
感謝⑤のつづきです。
だいぶ空きましたがお許しください笑
新チームが始まり、幹部制度も導入しました。
「組織を変える、つくる、新しい考えを広める」となるときはまず中心になる人達が何人かは必要だと思います。
もちろん核の人間が1人ダイレクトに声を出すのもいいですが、正直それは現実的ではありません。
1対1の関係性×部員数という図になり、それは限界があると感じました。またこれは莫大な時間がかかります。
「思いや雰囲気、感情は伝染する。」
これはいい意味でも悪い意味でもですが。
ありがたいことに共感してくれる仲間がいるのであれば、その仲間と一緒に「雰囲気」や「気」を集団に派生させていくことの方がより効果的かつ円滑
そして特定の人間が傷つきにくいと考えもありました。
頑張っている人間を協力しながら1人ずつ増やしていくことからにしていきました。
その一歩として、役職を与えること。
そこから部員からの見られ方も変わる。
そのリーダーが「姿でみせる」「言葉で伝える」を自分のモットーにもして動いてみました。
幹部たちも最初は遠慮がちで「姿で見せ」て動いていきましたが、少しづつ言葉でも伝えてくれました。「野球部再建」をキーワードにし、いつしか周りからも「俺たちの代で」というような声も上がりました。
「野球をやるべくしてやる野球部」(それがあたりまえではあるのかもしれせんが笑)という考えの下スタートできました。
この代のチーム目標はリーグ優勝・全国出場。
(これは今でも反省なのですが、新チームが始まった時にタイミングが複雑でミーティングをしてこれらを共有することがせず、チームが始まってしまいました。本当に今でも反省。。)
本来であればミーティングをしっかりとしてその代の方針(運営・野球それぞれ)や目標を全体でしっかりと確認・共有してから入るものだと考えます。これは高校の時に学びました。
それは必ずしも優勝・日本一など必ずしも1位というあものでなければならないわけではありません。
目標を「自分達で決める」ということに意味があるためです。
そしてそこへ向かうためにどうするのか考えていく。
大人がいない環境であれば、そこへ全力投球していく環境を自分たちで作っていくことが目標達成にはもとめられます。
そしてそれを決めていくことが、結果的に幸福度が高い野球部の運営につながると思いました。
もう1つは悪い言い方すれば「逃げ道」を作らないため。
いい言い方すれば「妥協させない環境」を作る為です。
逃げ道と言えば言い方が悪いのですが、学生野球というのは、「学生同士」「学生だけ」で運営することから目標にむかって「気持ちを合わせる」ことがしやすい環境でもあり、反面マイナスな方向に行くとなった時、「修正する人の影響力」が学生同士であることからあまりなく、崩れかけると歯止めが利かなくなることもある難しい環境にあります。
目標は?そのためにどうするか?そのためにどんなルールを作るか?
ある程度明確にこれを決めておくと、いざ崩れかけた時に「立ち返る」ことや修正できるという考えから大切だと考えています。
この年はミーティングできなかったため本当にひやひやでした。
毎回の練習の中で「言葉」で伝えていくしかなかったのを覚えています。
練習の終わった後のミーティングで意識的に「全国に出るために」
「東関東で勝ちあがるために」を伝えました。
(カバーできたかはわかりませんが)
このリーグ優勝・全国出場という目標をかかげ、どう動くか。
もちろん監督の僕自身から正解をだすのは簡単です。
でもこれは必ずしも正解でもない。
僕なりのヒントは与えつつも、自らなりの表現の仕方でチームの正解を見るける。選手との会話をしながら正解を導き出すスタイルをとりました。
チームビルディングの一歩目はこんな感じです。
いろんな理解、苦しみがありながら進んで形になった二年間。
この1年目にがっつり変えたことについてきてくれた人たち、それを浸透させた後輩には感謝ですね。
とりあえず今年はここまで。もう大晦日ですね。
今年はなんかゆったりしています。
2023年激動の1年だったからこそ、なんかゆったりしたオフシーズン。
かみしめて過ごしたいと思います。
2023年たくさんの応援ありがとうございました。
皆様、よいお年を!また来年。
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