座右の銘にしたい諺 その50
《令和6年7月20日(土)》
「急がば回れ」
急いで物事を成し遂げようとする時は、危険な近道を行くより、安全確実な遠回りを行く方が得策だという意味です。
宗長(そうちょう・1448〜1532年、室町時代の連歌師)の「もののふの矢橋(やばせ)の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」という歌が由来と言われています。
「矢橋の船」とは琵琶湖の渡し船のことで、当時、草津宿から大津宿を経て京都に向かうには、陸路と水路と二通りのルートがありました。
陸路は琵琶湖南側の「瀬田の長橋」を通るため、遠回りになりました。
一方、水路は琵琶湖を渡し船で横断するため、距離が短かったそうです。
しかし、水路は比叡山から吹き下ろされる突風により危険であり、到着も遅れたことからこのような歌ができたようです。
数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!