観察と感覚 Vol.55

ビールのテイスティングの時はもちろん、日常生活においても判断は重要ですが、仕事柄、立場上「判断」する事が日常的に多い生活をおくっています。
「判断」する時は必ず自分なりの基準が必要になりますが、自分本位になっても、周りを気にしすぎても、いい判断には繋がらないと思います。明確な基準を持ち、さらにその基準を状況に合わせ、変化させながら質を上げていくことが大切です。
判断基準とともに大切なのが、判断の前に「見る」ことです。状況を子細に観察し、何か違和感を感じた時は、まず、その感覚を信じます。その違和感は、直ぐに言語化出来ず、判断基準との関係を論理的に説明できるものではありませんが、判断基準に対して良いのか悪いのかの感覚は湧き上がってきます。私はその言語化出来ない感覚も大切にしています。
良い判断とは、論理的な側面だけでなく、感覚的な側面も必要だと思います。

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