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2019/08/27 遠野、無何有の郷

何だか熱っぽいので本日短め。(追記:短くない)

遠野にやって来た。柳田國男著『遠野物語』の、あるいは「遠野幻想物語」の、遠野。

カッパ淵やデンデラ野は昨年行ったので今年は遠野ふるさと村でも覗いてみようか、と細道を走る。すると、[←高清水展望台]の看板が。遠野の風景を一望できるなんて最高!と思いルート変更。

高ぇ〜。あと1ヶ月したら、いよいよ黄金の国になるんだろうな。マルコ・ポーロも見た景色。東方つながり。

遠野と言えば忘れちゃいけないのはー?あけがらすー!(コール&レスポンス)

にっしりした落雁の外側に固めの求肥を巻いたような、うっすら甘いお菓子。昨年に引き続き購入。あ、でも前回は「松野」のだった(製造所が市内にいくつかある)。

原料は「砂糖、小麦粉、上南粉、くるみ、ごま、生みじん粉」と書いている。上南粉ってのは上新粉とは違うのか?生みじん粉ってのはアレか、ユーグレナ的なもの?

名前の由来についても、これまでは「くるみの形がカラスに似ているから」ということしか知らなかったところに新情報が。元々は「くるみ糖」という郷土菓子だったようで。

明がらすと云われる様になったのは、明治の初期上閉伊郡産馬品評会視察の為当地を訪れた、当時の馬政局長官に「くるみ糖」を御茶受けに召し上がり大変好評を持し、これほどの銘菓がくるみ糖ではと云われ、この御菓子の中のくるみの切口は、遠野の夜明けの空に鳥の飛ぶ姿に似ている所より、明がらすと命名しそれ以後は明がらすと云う様になりました。(「遠野鶴の屋 銘菓のしおり」より)

「。」が無い文。

要約すると「偉い人が『こんな美味しいんだからもっとオシャレな名前をつけなきゃ』と言って名付けられましたとさ」。上の写真のにはカラス飛んでないけど。「まだらぬりかべ」にされるところだった。

銀座のアンテナショップでも買えた、はず。



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