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「社長の道具箱」創刊します。


解決方法が分かった時に課題が見える

ある日、IT人材育成について社内で話しているときにIT活用塾のファシリテーターをしている種延君がこんなことを言って来た。

「IT活用塾って参加者に自分のIT課題を持ち込んできてもらって学習してもらうという構造なんですけど、そもそも参加段階で自分の課題が見えている人はあんまりいないはずなんですよね。そもそもの解決方法を知らないと課題は目に見えないので。なので困り事・解決したいことの超具体的なニーズとその解決法の引き出しを大量に持って初めて自分の課題がよりクリアに浮かび上がってくるのが実像だと思います。個人学習をグループでやるメリットはそこですね。」

それを聞いて確かに頷けることが多い。長い年月をかけて確立してきたやり方は、現在はかなり非効率になっていたとしても、それよりも良い候補が上がって来なければ、それは当たり前の世界になってしまうから。

地域IT人材育成と企業間の2つの「壁」

当社は大船渡市からの委託事業として「IT活用塾」を開催し地域のIT人材育成に努めてきた。毎年試行錯誤を重ねながらITツールを自己完結型で学び仲間と共有できる仕組みが出来てきて、それなりの成果を出してきていると自負している。しかし、唯一超えられていない壁があった。それは中小規模以上の企業の社員の参加が少ないということだった。何故かと考えたときに2つの壁に気づいた。ひとつは「既存システムの壁」でもう一つは「経営者の壁」だ。


まず、中小規模以上の会社になると何らかのシステムが導入されており、長年それをベースにした業務が構築されてきた。様々な便利で廉価なクラウドサービスが登場してきても、この出来上がった枠を1社員が壊すことは難しい。それ故に新しいITツールの知識を得るモチベーションが起こらないのは至極当たり前なことだと感じる。
一方で、それらを変える権限をもつ「経営者」は多忙なため自分自身でこれらの勉強をする時間の確保が出来ない。「自分はちょっとその辺弱いので」と腰が引けてしまう。先述の通り、解決方法を知らなければ自社の課題にも気づくことはできないのだ。これが「経営者の壁」だ。

まずは「経営者の壁」を壊したい

そこで、私たちは経営者にとことん解決策をインプットすることを始めることにした。それが「社長の道具箱」だ。ここでは以下のような情報をインプットしていきたい。

ビジネス書の紹介・解説

多忙は経営者は中々読書に時間を割くことが難しい。そこで経営者にとって有益なビジネス書の紹介と中身の解説をしていきたい。

便利なITツールの紹介

当社スタッフが一押しの便利なITツールを分かりやすく紹介したい。

DXの事例紹介

地域内の会社、業界毎など様々な切り口でDXの取り組みを紹介していきたい。

地域統計研究

様々なオープンデータの研究を行い、地域・業種がどのような状況で、今後どのようなことが予測されるのかを掘り下げていきたい

ポッドキャスト「ヒロシの部屋」

インターネットラジオ「ポッドキャスト」を使って橋爪商事代表取締役社長の橋爪博志氏と地域活性化総合研究所代表取締役の福山宏のWヒロシでラジオ番組を提供。毎回ゲストに気仙管内の経営者をお招きして時には楽しく、時には真剣に気仙の未来を語り合いたい。

社内に「相棒」を育成

経営者がその気になっても、社内に一緒に頑張ってくれる相棒をDX人材として育成することも「社長の道具箱」と連携する形で2024年4月以降着手していきたい。

最後に

人口減少や経済の縮小はじわりじわり来ていたので、あまり強い危機感に繋がらなかったかもしれない。これはまさに「茹でガエルの法則」状態で、気づいたときにはどうしようもない状況になってしまう。危機を恐れるのではなく、危機をきちんと傾向として認識して経営的な手を打って行くことが今まさに求められている。

茹でガエルとは、緩やかな環境変化下においては、それに気づかず致命的な状況に陥りやすいという警句。生きたカエルを突然熱湯に入れれば飛び出して逃げるが、水に入れた状態で常温からゆっくり沸騰させると危険を察知できず、そのまま茹でられて死ぬという説話に基づく。茹でガエル現象、茹でガエルの法則とも呼ばれる。

Wikipedia


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