最後のピース〜another story6
朝。部屋のドアを開けると彼がピンクのブーケを抱えて立っていた。
「こういうの、一度してみたかったんだよね」と彼は恥ずかしそうに笑って「今日はよろしく」とその可愛らしい贈り物を差し出した。私はまるで少女のようにはにかんだ。そんな風に、私たちのデートは始まった。
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2,425字
第一話と執筆感想文は全文無料公開しています
小説「最後のピース」
300円
人生リセットした25歳と年上弁護士キムソクジンの恋、全24話(2022.4〜連載)。 家具屋ナムジュンのスピンオフ(全8話)も収録
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