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雪ネリネ7
大切な人との会話があんな形で終わり、昨夜は泣いて泣いて多分明け方頃にやっと眠りについた。それでも不思議なことにいつもの時間に目覚めてしまう。そして目覚めてから、そうか、もう行くところはないんだと自分の悲しい境遇を思い知り、また枕を抱きしめ布団に入った。
起きたのは正午ごろだった。腫れぼったい目にボサ頭でぼーっと遅すぎる朝食をとる。こんな日は雨でも降っていて欲しいのに今日は青空がキラキラしている。ふぅ、とため息をつく。ボロボロの自分に泣けてきそうになったが、これではダメだと自分を奮い立たせた。
そうだ。お出かけしよう。
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