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「オンニ!イゴ、チウォジュセヨ!」 チーム長が必要以上の声量で私に指示を出した。鼓膜が破…
ここに来てもう1年が過ぎた...。 必死に努力を重ね、韓国語もかなり話せるようになった。会社…
ジミンが運転するポルシェの助手席に座っている私。何を話せばいいのかわからずただ心臓だけが…
あの日から数日してやっとジミンに会えた。しかし他のメンバーも一緒だったので変なことは言え…
「このまま帰れると思ってる?」 天使に見えた男から発されたこの言葉に、頭を鈍器で殴られた…
荷物をまとめてみると、自分の私物は案外少なくダンボールは半分程度しか埋まらなかった。ただ…
大切な人との会話があんな形で終わり、昨夜は泣いて泣いて多分明け方頃にやっと眠りについた。それでも不思議なことにいつもの時間に目覚めてしまう。そして目覚めてから、そうか、もう行くところはないんだと自分の悲しい境遇を思い知り、また枕を抱きしめ布団に入った。 起きたのは正午ごろだった。腫れぼったい目にボサ頭でぼーっと遅すぎる朝食をとる。こんな日は雨でも降っていて欲しいのに今日は青空がキラキラしている。ふぅ、とため息をつく。ボロボロの自分に泣けてきそうになったが、これではダメだと自
オフィスに駆けつけると受付前でさっき電話してきた同僚が待っていた。 「オンニ〜、来てくれ…
「お腹が、空きましたぁあ〜!」 リビングに入ってすぐ、ジミンはおふざけ声でそう叫びながら…
鏡の前で歯を磨いているとジミンが「俺も」と横入りしてきた。Tシャツ姿の男女が並列し鏡に向…
「るみ...来週からはちょっと、会えなくなるかも」 ベッドでジミンがボソッと呟いた。 彼は多…
BTSの新曲が世界中でヒットしている。今日もスタジオで何度か流れ、その度に幸せな気持ちにな…
やけに胃が痛む。空きっ腹にラーメンなんて食べたからだろうか。折角広くて立派なキッチンがあ…
アメリカでの仕事を終え、今晩、ジミンは韓国に戻ってくる。チョンミヒによる精神的な落ち込みはあったが、当日を迎えるとやはり彼が戻ってくるという喜びで朝からずっと胸がいっぱいだった。仕事帰りに花屋でピンクのバラのブーケを買い、ダイニングに飾った。シャワーを浴び、ジミンの好きな香りを身に纏った。そして、彼は帰ってきた。