はじめ

双極性障害、不安障害がありますが、おおむね元気です^_^ 日々体験したことを、書き残し…

はじめ

双極性障害、不安障害がありますが、おおむね元気です^_^ 日々体験したことを、書き残しています。

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記事一覧

おすそわけ(日記64)

4月になった。 第1週目、休まず、就労移行支援に通えている。 今日は、月に一度の電話応対訓練の日。 コールセンターで働いていたときのことを思い出しながら、できる限り…

はじめ
12日前
53

春が来た(日記63)

こころの波に、じっ、と耐えているうちに、春が来た。 雨続きだったことが嘘のように、あらしのような風雨の1日を境に、ここ数日の東京は、すっかり晴れている。 今年初…

はじめ
2週間前
59

波がきた(日記62)

日々、淡々と暮らせていたのだけれど、先週くらいから、おや?ということが増えた。 なんとなく、就労移行支援に、行きたくない。 なんとなく、出かける支度に、億劫さが…

はじめ
3週間前
51

こころの傷と、生きてゆく(日記61)

先日書いたこの記事が、多くの方に読んでいただけている。 ぽつ、ぽつ、と、日々すこしずつ増えてゆく「スキ」のお知らせに、ああ、いまこの瞬間、誰かにわたしの書いたも…

はじめ
1か月前
65

かなしさと距離を置く(日記60)

かなしさと距離を置けるようになったのは、ほんとうに、ここ最近のことだ。 日々はたおやかに過ぎてゆき、そのなかで、就労移行支援に行って勉強をしたり、おうちで洗濯し…

はじめ
1か月前
103

苦手なこと(日記59)

いまだに苦手なんだなあ、と、思うことがある。 気がついた時には、苦手になっていた。 さかのぼれば多分中学生のとき、入学していちばん最初に思ったこと。 「ああ、み…

はじめ
1か月前
46

春が来る(日記58)

風がびょおびょお唸っている。 朝降っていた雨は、昼間止んで、明日は晴れるけれど、また夜から雨が降るのだそう。 弟の結婚式が終わってから、なんだか気が抜けて、それ…

はじめ
1か月前
49

こころからの、ありがとう(日記57)

2024年2月10日は、わたしの大切な弟の、結婚式だった。 3連休の1日目、よく晴れた空の下、わたしの弟は、たいせつなひとと、結婚式をした。 弟とは、2歳離れている。 小…

はじめ
2か月前
50

就労移行支援の日々(日記56)

日々が、たんたんと積み重なってゆく。 それは、1年前の自分では、考えられなかったことだ。 1年前のいまごろ、わたしは、2回目の休職に入ったばかりだった。 図書館で働…

はじめ
2か月前
92

わたしの特性(日記55)

就労移行支援に通うようになって、よく言われることばがある。 それは、 「自分の障害の自己理解を深めましょう」 ということ。 自分の障害の自己理解とは、就職をする…

はじめ
2か月前
78

信じるきもち(日記54)

今日は朝からきもちのよい晴れ。 布団にくるまれながらうとうとしていると、なにやら同居人氏2が台所でごそごそしている。 うつらうつらしていると、とんとんとん、と、包…

はじめ
3か月前
57

自分のことをかんがえる(日記53)

今日は2週間に一度の通院日だった。 朝から、今日休みだった同居人氏2と、山盛りのダンボールゴミと、ペットボトルのゴミを、えっちらおっちら、出してきた。 そのまま、…

はじめ
3か月前
59

2024年のはじまりに(日記52)

12月31日。 わが家は、早めの「初詣」にゆくために、同居人氏2が運転する車で、神社にむかった。 コロナ禍で推奨されていた、「年内に初詣を済ます」ということを、そのま…

はじめ
3か月前
60

2023年のおしまいに(日記51)

今年がもう終わろうとしている。 今日からわたしも就労移行支援がおやすみ。 同居人氏2も、今日から年末年始のおやすみ。 同居人氏1は、はやばやと28日から年末年始のおや…

はじめ
3か月前
68

おてがみ着いた(日記50)

おだんごさんからの、プレゼントが届いた。 郵便ポストを毎日あけながら、心待ちにしていた、おだんごさんからの、プレゼント。 就労移行支援から帰宅して、ポストをあけ…

はじめ
3か月前
34

今日のコラージュ

12月の、深呼吸。 December Deep Breath

はじめ
3か月前
41
おすそわけ(日記64)

おすそわけ(日記64)

4月になった。
第1週目、休まず、就労移行支援に通えている。

今日は、月に一度の電話応対訓練の日。
コールセンターで働いていたときのことを思い出しながら、できる限り丁寧に、できる限り落ち着いて、電話の受け答えをした。

先月よりも、だいぶできるようになった。

昔はなんなく行えていたこと、失ってから気づくこと。
でも、0になったわけじゃなくて、自分のなかで、経験として、しずかに眠っているもの。

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春が来た(日記63)

春が来た(日記63)

こころの波に、じっ、と耐えているうちに、春が来た。

雨続きだったことが嘘のように、あらしのような風雨の1日を境に、ここ数日の東京は、すっかり晴れている。

今年初めて、日焼け止めを塗った。
日差しは春というより夏そのもので、おいおい、もうちょっと待ってくれよー、という気持ち。

今日は同居人氏1と、植物を買いにお花屋さんへ。

じりじりとする日差しの中、えっちらおっちら、行ってきた。

同居人氏

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波がきた(日記62)

波がきた(日記62)

日々、淡々と暮らせていたのだけれど、先週くらいから、おや?ということが増えた。

なんとなく、就労移行支援に、行きたくない。
なんとなく、出かける支度に、億劫さがつきまとう。

それでも、えっちらおっちら、家を出ると、わたしの両足は、一歩前へ、一歩前へとわたしを運んでくれて、なんとか休まず、通所することができている。

行ってしまえば、むねのなかのもやもやは、時間とともに薄れていって、なんとかプロ

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こころの傷と、生きてゆく(日記61)

こころの傷と、生きてゆく(日記61)

先日書いたこの記事が、多くの方に読んでいただけている。

ぽつ、ぽつ、と、日々すこしずつ増えてゆく「スキ」のお知らせに、ああ、いまこの瞬間、誰かにわたしの書いたものがたしかに届いたのだな、と、じんわりした気持ちになる。

読んでくださって、ありがとうございます。
出会ってくださって、ありがとうございます。

かなしさとうまく距離を取れずに、うずくまるしかできない日々が、今この瞬間も、たくさんの方々

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かなしさと距離を置く(日記60)

かなしさと距離を置く(日記60)

かなしさと距離を置けるようになったのは、ほんとうに、ここ最近のことだ。

日々はたおやかに過ぎてゆき、そのなかで、就労移行支援に行って勉強をしたり、おうちで洗濯したり、掃除したり、料理したり、同居人氏たちと笑いあっている合間に、ときたまひょっこり、「かなしさ」が顔を出すくらいの頻度になった。

「かなしさ」が顔を出すとき、理由はなくて、からだが重たく、胸が詰まるようになって、何もしたくないと、ただ

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苦手なこと(日記59)

苦手なこと(日記59)

いまだに苦手なんだなあ、と、思うことがある。
気がついた時には、苦手になっていた。

さかのぼれば多分中学生のとき、入学していちばん最初に思ったこと。

「ああ、みんなが変わってしまった」
「ああ、みんなが、『男』と『女』になってしまった」

思春期の、はじまりだったのだと思う。
どんどん変わっていくからだとともに、みんなの雰囲気も、だんだんと大人になっていって、なんだかわたしには、とても遠い、遠

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春が来る(日記58)

春が来る(日記58)

風がびょおびょお唸っている。
朝降っていた雨は、昼間止んで、明日は晴れるけれど、また夜から雨が降るのだそう。

弟の結婚式が終わってから、なんだか気が抜けて、それでも日々はつづくから、生活を淡々と、送っている。

弟の結婚が決まったときから、ずっとどきどきしていて、大幅に太ってしまった自分のままでは結婚式に出たくないなあと思って、ゆるゆるとダイエットをしていたものの、体重はびくともしなくて、わたし

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こころからの、ありがとう(日記57)

こころからの、ありがとう(日記57)

2024年2月10日は、わたしの大切な弟の、結婚式だった。

3連休の1日目、よく晴れた空の下、わたしの弟は、たいせつなひとと、結婚式をした。

弟とは、2歳離れている。
小さいころは、どこに行くのも一緒だった。

わたしはとても「お姉ちゃん」気質のこどもだったから、何をするにも、世話を焼いていた気がする。

一度、喘息で入院したことがあるのだけれど、なんと時期を同じくして、弟も体調を崩して入院し

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就労移行支援の日々(日記56)

就労移行支援の日々(日記56)

日々が、たんたんと積み重なってゆく。
それは、1年前の自分では、考えられなかったことだ。

1年前のいまごろ、わたしは、2回目の休職に入ったばかりだった。

図書館で働けてうれしいはずなのに、苦しくて、苦しくて、まるで溺れているみたいに、海面がどんどん遠ざかって、息ができなかった。

それが、今はどうだろう。

今日のわたしは、朝7時に起きて、まず、洗濯機をまわした。
洗濯機がまわっているあいだに

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わたしの特性(日記55)

わたしの特性(日記55)

就労移行支援に通うようになって、よく言われることばがある。
それは、

「自分の障害の自己理解を深めましょう」

ということ。

自分の障害の自己理解とは、就職をするときに、自分が働きたいと思う企業に対して、「わたしはこんな特性があって、こんなことが苦手なので、配慮していただけたら、職務を全うできます」というような、自分の説明書のようなもの。

たとえば、どんな困難があって、それに対してどんな対策

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信じるきもち(日記54)

信じるきもち(日記54)

今日は朝からきもちのよい晴れ。
布団にくるまれながらうとうとしていると、なにやら同居人氏2が台所でごそごそしている。

うつらうつらしていると、とんとんとん、と、包丁のこぎみよい音がする。

ほどなくして目を覚ますと、あたたかなスープを作っていて、炊きたてのごはんまであった。

仕事に行く前なのに、お料理をするなんて、すごい!とほめたたえて、おはよう、おはようと、あいさつをする。

同居人氏1はま

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自分のことをかんがえる(日記53)

自分のことをかんがえる(日記53)

今日は2週間に一度の通院日だった。

朝から、今日休みだった同居人氏2と、山盛りのダンボールゴミと、ペットボトルのゴミを、えっちらおっちら、出してきた。

そのまま、寒いねえ、と言い合いながら、駅までの道を歩く。
同居人氏2は、今日も病院までついてきてくれて、優雅にモーニングを楽しむみたい。

病院に向かう電車は、「下り」の電車にあたるのだけれど、そのせいか、いつもだいたい、病院に行く時間は空いて

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2024年のはじまりに(日記52)

2024年のはじまりに(日記52)

12月31日。
わが家は、早めの「初詣」にゆくために、同居人氏2が運転する車で、神社にむかった。

コロナ禍で推奨されていた、「年内に初詣を済ます」ということを、そのまま取り入れているわたしたち。

31日のお昼過ぎにたどり着いたいつもの神社は、それなりに人がいて、これから夜に向けて屋台を準備している人たちがたくさん軒を連ねていて、活気があった。

並ばずにスムーズにお賽銭箱の前へゆき、今年のお礼

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2023年のおしまいに(日記51)

2023年のおしまいに(日記51)

今年がもう終わろうとしている。
今日からわたしも就労移行支援がおやすみ。
同居人氏2も、今日から年末年始のおやすみ。
同居人氏1は、はやばやと28日から年末年始のおやすみに入っている。

3人揃って今日からおやすみ。
朝、のんびり起きようと思ったけれど、なんだかんだで3人とも7時には起きていた。

同居人氏1、11月くらいから、こつこつとおうちの大掃除をしてくれていて、わが家のほとんどをきれいにし

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おてがみ着いた(日記50)

おてがみ着いた(日記50)

おだんごさんからの、プレゼントが届いた。

郵便ポストを毎日あけながら、心待ちにしていた、おだんごさんからの、プレゼント。

就労移行支援から帰宅して、ポストをあけると、そこには、かわいいはがきが、一枚。

わあ!とこころのなかで声をあげて、いそいそと家に入る。

同居人氏1への、ただいまのあいさつもそこそこに、にこにこしながら、はがきを読んだ。

おだんごさんの字。とってもうつくしい字。
わたし

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